yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

蒲田が産み出した天才、それが草彅剛


剛くん、舞台がほんとに好きなんだね。
絶好調に追い込まれるほど過酷な舞台なのに、
幸せですごい楽しい。今の自分が一番好きって言えるんだもん。
今、神奈川で公演真っ只中の
『アルトゥロ・ウイの興隆』
この作品に人生かけてるんだもんね。
これ、果たして出来るのか。と自問自答する毎日が、充実感に溢れてるんでしょ。
人生かけれるほど
すばらしい作品とスタッフに巡り会えてほんとによかった。



そんな役者草彅剛の分岐点は?と聞かれて
蒲田行進曲かな」と。
蒲田行進曲は特別で、その蒲田の経験があるから
今の自分がいる。」


そう答えた剛くんに感極まっちゃう。

出会ってから、はやいもので、20年以上過ぎちゃったよ。
つかさんはすでにこの世にはいらっしゃらない。
それでもふとした時に思い出すのは蒲田のこと。

いつでも
剛くんの頭の中にはつかさんがいる。
「剛、なにやってんだ!」
つかさんの声が聞こえてくる。


草彅剛の役者人生は
蒲田で始まり、蒲田があったからまた次が始まる。
そして、今。
つかさんは今はここにいないけど、草彅剛の中にはいつもいるの。

結局は元に戻ってる。
役者草彅剛は、つかこうへいさん無くしては語れない。
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そのつかさんから教わった
"役は楽しんだものが勝ち。"
"役と一緒に戯れて遊べばいいんだよ。"

だから、剛くんは、
役に臨むときは、基本空っぽ。
あまり難しく考えてない。
その場の空気を感じながら、美術や音響さんたちの気持ちやエネルギーをもらって役になる。
なので、
役から学ぶことはない。
役に影響されて自分が変わることもない。
役ってそういうことじゃない。

思いいれてやるもんじゃない。
役のキャラクターも普通に自然に生きてるわけでしょ。
だから、自分の人生と照らし合わせたりとかしない。

クランクアップと同時に終わる。
楽しかった。
でも、少し寂しい、でいいんじゃないかな。



と語る剛くんの中につかさんを感じちゃう。


今を生きるって言うのは簡単だけど
実際のところ、なかなか難しいことだよ。

その人として、そこにいる
技術で魅せるのではなく、存在そのもの、
空気になる、て、どうしたらそうなれるの?
本来の自分はどこにいっちゃうの?


空っぽと集中。

それが出来るから
まさに、今、アルトゥロ・ウイとして、KAATの舞台に毎日立てるんだよね。


ウイとしての輝きで
観客を熱狂させてるの。



つかさん、あなたが目覚めさせた魔物は
あのときから更に進化に進化を重ねて板の上で暴れてますよ。
自身を鋭い牙で切り裂きながら
絶望的な孤独に目を反らしながら、
破滅への道をもうスピードで進んでます。

残酷なまでに無垢な天才、草なぎ剛は今日も元気です。