今を全力に生きる
一期一会の舞台は「後先考えず、すべてを出し切る」 草なぎ剛さん https://t.co/MqtiBgcEfw
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2022年1月8日
一期一会の舞台は「後先考えず、すべてを出し切る」 草なぎ剛さんhttps://t.co/WmAybrNjJK
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) 2022年1月9日
主演舞台「アルトゥロ・ウイの興隆」の東京公演について、草なぎさんは語ります。
「できばえですか? それは自分で決めることじゃないからね。判断するのは観客でしょう。だから僕は全力を尽くすだけ」 pic.twitter.com/aYVnL3P47W
“一期一会 後先考えず全力で”
このインタビューでもわかるように、今、この瞬間を生きる男、それが草彅剛なんです。
明日はどうなるか、なんて、誰にもわからないじゃないですか。
だから、明日の予測なんてしない。この瞬間を全力で楽しむ。
折しも、剛くんは今舞台真っ最中。
12月神奈川KAAT芸術劇場から始まり、京都公演を経て
豊洲PITで今週末の16日に大千秋楽を迎えます
その舞台、1日2公演のときもあるんです。
「アルトゥロ・ウイの興隆」は
歌って踊って台詞も言って、と、これまでの作品と比較しても、かなり体力気力使い果たす作品です。
それを1日のうちに2公演もやる・・・
だからといって、次の公演のために、体力温存しようだなんて
草彅剛はこれっぽっちも思わないんです。
力を抜くってことは、
その公演を観に来てくださってるお客さんに失礼すぎるでしょ。
交通費と、決して安くないチケット代に
貴重な時間と、そして、コロナ感染再び激増してる中、危険を犯して、劇場まで足を運んでくれてるお客様に失礼このうえない話。
一期一会を大事にしてきた剛くんだから
一瞬の手抜きも許されないの。
全力出しきって演じ終わって、スッキリして役から離れ
カーテンコールではすっかりいつもの草彅剛に戻って
にこやかに走って出てきてくれるの。
時にはスキップしながら
軽やかに走ってきて深々とお礼をしてキャストのみんなを呼んで全員揃ってまたお礼。そして、名残惜しそうにステージを暫く見つめ、客席の私たちにアイドルのお手ふりをしてはけていく。
それがね、
萩本欽一さんの教えだったなんて知らなかった。
少年隊に憧れてジャニーズ事務所に入所して、欽ちゃんの番組のオーディション受けて合格して初めてひとりでテレビに出て
そこで、欽ちゃんから、
「つよちゃん、常に笑顔だよ」
「番組に出ていくときは駆け足だよ」
などと、アドバイスしてもらった。
https://twitter.com/yumipon0524/status/1220491139679019009?s=19
その教えを未だに実行してる草なぎ剛の純粋無垢で真摯な思い。
そして、たくさんの人に助けてもらってここまで来れた。
幸せだな。
そんな思いで客席にお辞儀をしてることも。
だから、剛くんの頭は、誰よりも下がってるし、長いのね。
汗だくになって、懸命に自分と向き合ってふとそう気付く瞬間がある舞台。
だから、いつまでも名残惜しそうに佇み、セットを見つめてるのね。
豊洲初日が
この記事が掲載された日。
読んだばかりだったので、劇場で
その姿を目の当たりにして、
あー、すべてが繋がって生かされ今の草なぎ剛なんだって、あらためて、実感して、
あのころ思い描いた人生にようやくなってきたのかな。
の剛くんの言葉と、
“夜空ノムコウ”
の歌詞が重なって、目頭がじわ~と熱くなってきて、感無量よ。
そんな思いで、劇場を、というより、もはや、ライブハウスといってもいいのかな、豊洲PITを出ようとしたら、
飯島さんが出口に立たれて通りすぎる一人一人に深々とありがとうございますとお礼をしてたの。
その姿と今見たばかりの剛くんの感謝の気持ちに溢れたお辞儀が
重なって、言葉にならない想いでいっぱいになった。
人を愛し人に好かれ
人を生かし、人に生かされ
良い顔になり、良い顔にさせる。
今が楽しいし、楽しませてもらってる。
歳を重ねる=老い じゃない。
いい感じに枯れていけばいいんだね。
しみじみと哀愁漂う、私なりの味で、老いたからこそ、出せる味。
剛くんはいつだって私の人生の指針。