yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

おかしれぇ関係性

 

 

すべてが順風満帆

この穏やかに流れる時間が

永遠に続くと思っていたかった...

 

あまりにも突然襲ってきた悲劇に

いまだ気持ちの整理がつかず

 

そんなときに、

 

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我が魂は円四郎様と共に

我が心は円四郎様と共に

 

と平岡円四郎という人間に惚れ込み身を挺して尽くしてきた川村恵十郎を演じた浪岡一喜さんが

いてもたってもいられずに、京都におもむき、二条にある西町奉行所跡で

円四郎を感じてるのを見て、涙がとめどめもなく流れるのを押さえることができない。

 

目の前で死んでいく平岡に何一つ出来ず、のうのうと生きながらえた自分を生涯恥ながら

己を責め続けた人生だったのかなとどうしても思ってしまう。

 

でも、平岡円四郎というお人は

そんな川村をきっと

「なにバカなことおもってるんだよ。お前はお前のまま生き抜け。」

 

と、厳しい眼差しで叱りつけるんだろうな。

 そして、ニヤッと笑うの。

ほんとに懐深いんだよね、平岡円四郎。

 

あの笑顔がまた見たいよ。

あのおちゃめさに

能面を被って、自分の心の奥底を覗かせない慶喜の気持ちが揺らぐんだろうね。

円四郎にだけは、弱音が自然と出ちゃうのは

人を自然に惹き付ける魅力と

彼の包容力の凄さにあると思う。

 

 

そして、そんな二人の絆をごく自然にみせられたのも

草なぎ剛堤真一のこれまで培ってきた絶妙な関係性があるから。

 

 つかず離れず。

 

撮影中も

コロナ渦というのもあるだろうけど

お互い余計な話しもせず、ただそこに居るだけで

わかりあえてくるものがあるんだから。

 

"堤さんの演じ方はずるいですよ。"

 

とお気楽大好きで語ってるんだけど

 

それと、高倉健さんのお別れ会で

剛くんが健さんにかけた言葉

「いなくてずるいですよ、本当に。」が重なって仕方ないのよ。

ずるいって、草なぎ剛にとっては、最高のほめ言葉なんじゃないか、っていう気持ちが強くなって

感無量になる。

 

 

 剛くんは堤真一さんの

そのときの現場とか役に対してのアプローチの仕方が大好きで

人としても尊敬してて

いつもそばにいて

背中で語る、教えてくれると心から慕ってる。

それは堤さんからいただいた舞台暖簾をいまだに大事に使っていることからもわかるのよね。

堤さんも草なぎ剛というあまりにも無防備すぎる役者の、

開放された無垢な感性と

役によって顔がちがう。役として生きることが自然にできる在り方に天賦の才を感じてくださって

今回の慶喜についても、静かに内側の燃えている力を品よく見せてくる。

久しぶりに一緒のシーンを演じてその演技に心を打たれる瞬間が何度もあった、と。インタビューで答えてるんだけど

慶喜の飄々としたつかみどころのなさを、

変化球じゃなくて、ゆるいボールを優しくなげてくるから、いつのまにかスッと入り込んでくる。

きっと、そんな感じで受け取ってくださっていたのかな。

 

 

「堤さんが

慶喜の何を考えているのかわからないところがいいとほめてくれた」と嬉しそうに話してる剛くんが微笑ましくて

ほんとに憧れの存在なんだな、って思うんです。

堤さんって、自分にとっての

"おとにい"

お父さんとお兄ちゃんの間ぐらいの人かな、て言ってるくらい、それぐらい、剛くんのなかで親しみある人であるんだわ。

 

以前共演した

テレビドラマ『恋におちたら~僕の成功のひみつ~』

(剛くん演じる鈴木島男は堤さん演じる高柳社長に仕えてる設定だったんだけど)

 

から

実は島男の先祖は慶喜

高柳社長の先祖が円四郎で

時空を超えて繋がってるというサブストーリーを思い描きながら

徳川慶喜を演じてたぐらい、堤真一さんへの思い入れは強いんだね、と思うと、

 

 

円四郎は亡くなったわけだから

堤さんが

撮影所に来ることはもうないでしょ。

寂しくなったね、剛くん。

ずっと一緒に生きたかったね・・・

 

 2010年

堤真一草彅剛ふたり舞台『K2』

さすがの堤真一、圧倒的な存在感。

それに挑む草彅剛 だった。

剛くんの、強靭な集中力・精神力、そして身体能力の高さは相変わらず素晴らしかったけど

人物の内面をもう少しほりさげて表現して欲しい、まだまだ深みが足りない

と思う場面もちらちらあったのも事実。

 

あれから11年の月日が流れ

草彅剛も数々の舞台を経験して

舞台役者としてそれはそれは著しい成長を遂げてる。

それを堤さんに肌で感じてもらいたい。

またこのときのように

 

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拳と拳を固く握りあって

お互いを見つめあって

高めあって欲しい。

 

 

 

ふたりが同じ板の上に立つ日がまた来ることを願ってます。