お久しぶりのクルミママ
あー、クルミちゃんだー。
すこし、すっきりしたね。
出産後の体型も順調に戻ってきてるのかな。
でも、顔にブツブツができてるって。
育児ストレス
あるある。ストレスたまるよね。
初産ならなおさら。
やんちゃな我が子にママはいろいろ大変なのよ。
クルミママですよ。
あんなに小さかったのに
今じゃ3児のお母さんなんだよね。
つまらないとすぐすねるし、
ふてって寝ててお出迎えもしてくれないし、お散歩行っても帰りたくないと駄々こねるし、
嬉しさも素直に出せない、
私は私よ、と、我が道をいく姫がお母さんになったんだよ。
感慨深いわ。
帝王切開での出産だとフレンチブルドッグは、母親としての自覚がないらしく
クルミちゃんも案の定子育て拒否。
我が子を、
｢なんなの この子達は｣
と
他人のような目で見てたみたい。
おっぱいをあげることもしないし、子供たちをそばを寄せ付けることもしない。
だから、
剛パパが小さな3つの命を守るためにあれもこれもと頑張るしかなかったんだよね。
嵐のなかにひとりで放り出されたように悪戦苦闘しながら
ご飯を与え
排泄の始末もして
と、
毎日、寝る時間もないほど子供たちのお世話をしてた。
そんな大変な思いをさせられたのに、
剛くんたら
一番頑張ったのはクルミ。
一番大変だったのはクルミ。
クルミのおかげで
いろいろ考えさせられた。
命を授かって育てることの深さとか
生きてるってことの素晴らしさとか、
当たり前の日常がすごく大事で尊いってことも、
人生についても考えるいいきっかけになった。
自分を見つめ直す時間をもらった。
とにかく感謝してるよ。
と、言うの。
クルミちゃんが母親放棄してた
出産当時のことを全然責めないの。
それどころか、クルミは母親になることを望んでなかったのに
自分の身勝手な思いを無理やり押し付けたんじゃないか
そんなふうに
逆に自分を責めてるんだよね。
そして、このコロナの時期に
家でstayhomeしなければならないときにクルミちゃんの出産が重なって
充実したstayhomeが送れた。
このタイミングでの出産を、
クルミは考えてくれたのかな、
と感謝さえしてる。
草彅剛という人の人としての深さを、
知ってるつもりでいたけど
あらためて感じてます。
ほんとの意味での
優しさとはなにか、
思いやるとはなにか
いつも教えてもらってる。
なんて優しい人なんだろ。
思いやりあふれた人なんだろ。
そう思わせる言葉を投げ掛けることは簡単にできるけど
それがうわべだけのものだと
そのうちめっきは必ずはげてくるのよね。
でもね、剛くんの口から溢れると
すーっと心に染み込んで
時間が経てば経つほど
じわじわと実感してくるの。
噛みしめるほどに
体中に染み渡ってく。
剛くんの顔が
ほんとに透き通ってるんだなぁ。
かっこいいとかそんなのじゃなくて
内面の美しさで輝いてる。
無の境地みたいな、
その穏やかさに私の心も浄化されていく。
今剛くんはとっても幸せなんですね。
ゆっくりと語るその一言一言に、クルミちゃんとその子犬たちへの思いが伝わるの。
4匹の犬との生活で
部屋のなかはしっちゃかめっちゃかでも
笑顔がいっぱい
元気な声が響き渡ってるんでしょうね。
だって
ほら、この剛くんの顔。
いろんな剛くんの顔見てきたけどここまで
柔和で、幸せ感溢れてるの、なかなかないよ。
慈愛にみちてる。
まさに菩薩様だわ。
子犬たちを
ひとりで仕事しながらお世話するのはやっぱり厳しいよね。
そろそろ里親さがしも本格的になっていくみたいだけど
ねぇ、剛くん、
ほんとに手離せるの？
体が弱くてミルクをスポイトで一滴一滴与えてたりして、
三日三晩寝ることもできなかったでしょ。
いろんな思いがこの2ヶ月のあいだに芽生えてきて
情もさらに深く強くなってきた今
どの子を手元に置くとしても
選ぶなんて出来ないでしょうに。
でも、現実は厳しい。
飼うとなると
その子の人生を背負う強い責任が伴う。
し、その覚悟がないと
飼っちゃダメ。
剛くんとクルミちゃんとその子供たちの歩く道
生きる道
みんなみんな幸せであれ。
