連ドラでの草彅剛さん
うーん、悩むなぁ。
あの人にもこの人にもその時その時の思いがあって、ひとつに絞るのなんて無理な話。
その役を演じているのは草彅剛さんなのは間違いないのだけど、でも、そこに、草彅剛はいないんだよね。
衣装を身に纏うとそこにいるのは、その役の人。
草彅剛であって草彅剛じゃないんだから選びようがないじゃない。
そんなとき、
ななにーに斎藤工さんがゲストとして遊びに来てくれた。
そして更新されたblogとweibo。
簡潔な言葉に工さんの想いが溢れてて、じーんとしてくる。
そして、1枚1枚の写真がすごくいい。
ほんとに穏やかで自然ないい顔してるんだもん。
香取慎吾さん、草彅剛さん、稲垣吾郎さん、井浦新さん、一番大好きな先輩たちと共に過ごした特別な一日。
それでね、いろんなことを思い出したんだ。
「37歳で医者になった僕」で共演した桐山漣さんが学園祭のトークショーで、
尊敬している俳優は草彅剛さん。
現場の雰囲気を作り出す方で明るく盛り上げてくれたり、手作りカレーを作ってもってきてくれた。すごく優しい目をしてる。ぜひまた共演したい。
て、話してくれたこと。
別の大学の学園祭では、
僕も剛さんも古着が好きなんで
剛さんがヴィンテージの何百万円もするGジャンとかパンツとかをハンガーラックにかけ持ってくるんですよ。
そして全部説明してくれるんですが、その時の剛さんのテンションが半端なく高くて、「着ていいよ」って言うんで、くれるのかな?て思って、「これくれるんですか?」て聞いたら
「いや、あげないけどね。」って。
そんなことやってたら、打ち上げの時に
俺、桐ちゃんって呼ばれてたんだけど
「桐ちゃん、これ、はい。欲しがってたやつあげる」
感動ですよね。
ここぞというときにしか着ません
とまあ、こんな内容な話をしてくれたの。
この時期の桐ちゃんは、剛くんの話題をあちこちでしてくれてた。
このときのGジャンは、たぶん、
八乙女くんと最終回の番宣で「知りたがり」に出たときに着てたジャケットのことかな。
その八乙女光くんも、剛くんと共演したことで学んだこともたくさんあるみたい。
でね、我慢できなくなってDVDひっぱりだしてきて観ちゃった。
いいなぁ、さすがだなぁ、脚本の古家さん。
とにかく細部まで丁寧に作られてて
患者の視線で
家族友人寄り添う側の視線で
医者の視線で
経営者としての視線で
それぞれの想いが丁寧にそして深く鋭く描かれてて
いろんな感情がわきあがってきて
ほんとに心暖まる作品。
時に勇気付けられ、
優しい気持ちにしてもらえる。
理不尽なことに腹がたち、怒りに震えながらも、まっすぐにひたむきに患者と向き合う紺野先生の姿が感動を呼ぶんだよね。
そして、手話でのプロポーズ。何度見ても涙が溢れる。と同時に、瑞希のことをおもうとせつなくなってくる。
撮影のあいまに剛くん指導のもとで体幹運動をみんなでやったりもしたんだよね。
彼自身も自分の控え室よりも前室にいることがおおくなったのもこの頃から。
若いキャストが多くなって、初めていい意味で自分の歳を感じただろうし、
実年齢と同じ設定もあって、それまでとはまた違う座長としての責任とか重みを感じたのかも。
いい作品はいい現場から生まれるってよく言われてるけど、ほんとにそうなんだな、と、この作品であらためて実感しております。
そんな気持ちになってたら、
みつけたの、山田美保子さんのブログ。
そして、草彅剛くん、本当にいいひと。です!
だって。
いいひと。といえば
北野優二くん。
屈託のない笑顔で
"自分の周りの人の幸せが自分の幸せ"
こう言いきる主人公に、
ほんとにこんな人いるの?お人よしすぎるでしょ。
て、思った。嘘臭いと最初は感じたけど、
でも、北野優二をみてると、こんなに純粋な人もいるんだな、と。
優二くんの天真爛漫さに生きる力を貰った。
人を疑うことを知らないピュアさが眩しくて
でも、この眩しさが穢れた心を浄化していく。
ここから私は草彅剛沼への道をまっすぐに進むことになるんだよね。
"最初で最後の主役です"
のキャッチコピーも今となっては懐かしい。
1997年の作品だから
もう20年以上も昔になる。
そんな剛くんも44歳になりました。
目尻のシワは増えたけど
あの当時と全く変わらない笑顔で、
自分の周りの人の幸せが自分の幸せ
と今でも言い切るんだろうね。
だってあの笑顔は作られた笑顔じゃないんだもん。
彼の人間性がそのまま役として生かされた。
北野優二はそのまま草彅剛だと私はほんとにおもってるよ。
映画も舞台も有りがたい。
大きなスクリーンとあの音響で
役者草彅剛を堪能できるなんて贅沢な時間を味わわせてもらってる。
生の声、生の息遣い、迸る汗、そんな一期一会の出会いを味わえる空間にいられる喜びに浸れる。
ほんとに感謝してます。
でも、やっぱり、地上波での連続ドラマを観たいという気持ちは押さえられない。
観たいよ
会いたいよ
ドラマで、それも連続ドラマで
観たいときに
観れるときに
何度でも繰り返し
彼を思う存分食い尽くしたい。
私のペースで
そして、リアルタイムで同じ想いの人たちと繋がりたい。