yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

望んだ結果と望んでない結果のせめぎあいの中で...

最近チラチラとABEMAさんのこのツイートが流れてくる。



2017年11月か。
あれから3年と半年近く経つんだね。

「アイドルを端から毛嫌いされる方もいるじゃないですか。
どうせアイドルなんだから芝居なんて出来ないだろ、と。
心の底ではちょっと待ってくださいよ。
一度は見てくださいよ、何秒でもいいですから。
そんな気持ちで演じてはいます。」

このときの剛くん、堺正章の目をしっかり見つめて
はっきりといつもよりも強い口調で自分の気持ちを伝えてた。


そっか、剛くんのなかでも
そんな葛藤があったんだね。


「アイドルだからって
なめんじゃねぇよ。
俺の演技をフィルター外してちゃんと見てくれよ。」

と、心のなかで叫んでたんだね。

心にズシンと重く響いたよ。

当時私はいつだってにこやかに笑ってた剛くんを歯痒く思うことがあったのよ。

私にもいろいろな葛藤があったんだ。


私が
草彅剛の存在を意識し始めたのが
なにげなく見たドラマ「いいひと」

北野優二のあの屈託のない明るい笑顔に
がむしゃらに前に突き進む若さと
人を疑うことをしない純粋さ。

「周りの人の幸せが自分の幸せ」

と、なんの迷いもなく言い切れる美しさ。


そんな綺麗事口だけならいくらでも並べられるよ。
現実はそんなに甘くない。

どこか冷めた私。


だけど
北野優二は違ってた
本気でそう思い、事実、彼の周りはいろいろありながらも温かい。

優二くんの人柄が幸福をもたらしてた。

天使っているんだな。

彼の行動にはハラハラさせられながらも
彼から発せられる人としての素直な優しさとか自然の温もりが
私の人生を淡い色で彩ってくれた。
優二くんの偽りのない笑顔で元気になれた。
明日もがんばろ!て思えた。

私が役者草彅剛を意識しはじめた瞬間だった。

それからだ、SMAPの草彅剛としてステージに立つ姿に胸ときめき、ぷっすまの草彅剛に癒され、声優としての彼の声、ナレーターとしての彼の声、声のみでこんなにも気持ちが動くんだと感動さえ覚え、
歌番組の司会者として
一歩必ず引いては、相手を立てる、歌の持つ力を
全面に押し出す
「棒読みじゃないの」
悪意あるそんな声もチラホラ聞かれたけど
主役は歌い手さんであり、歌そのものなんだよ。
司会は引き立て役でいいの。
サポートする立場なんだもん。
あえて、自分の感情は押し殺す。
そんな姿勢に彼の人間性を感じて
草彅剛を好きでよかった、とおもってきたんだよね。

いろいろな草彅剛がいて
どの草彅剛も好きだけど
やっぱり私は役に生きてる草彅剛が一番好き。

世界に飛び立ってほしいとずっと願ってきた。
世界の名だたる映画祭のレッドカーペットを歩く姿を一目みたい。
長年の悲願です。
だけど、その願いはいまだ叶わず。
世界に出す予定の映画もあったのに
監督もそのつもりだとインタビューでも答えてたのにいつのまにかうやむやになってた。
草彅剛は世界で活躍する役者だとはっきり口にもしてたんだよ。

なぜ?どうして?

SMAPだから?ジャニーズだから?

アイドルは役者やっちゃいけないの?
役者一筋の俳優さんからみたら
片手間の仕事にしか見てもらえないの?


剛くんがお酒飲み過ぎて自分を見失った時

北野武さんは
「粋なスポンサーが欲しいね。
男の子はヤンチャなんだからと許してくれるスポンサーがあるとみんな喜んじゃうんだけど。」
とある情報番組で話してくれた。
中居くんだって
「たけさんの"いいじゃないか、こんなの。
こんな縛られた世界にいるんだから草彅をCMに使う粋のいいスポンサーでて来てくれないかな"

の言葉が忘れられないですね。」

と話してたんだよ。

不安しかなかったあの時その言葉にどれだけ
力付けられたことか。
なのに
SMAP解散の噂が流れ始めたら
東スポの記事に

「草彅剛なんてSMAPじゃなかったらドラマの主役はれんの?」
事務所退所したときには
「落ち目になるやつもでてくるだろうね。
中居木村は大丈夫だけど、あとはちょっと厳しいかな?ジャニーさんとSMAPという名前で主役やれたけどそれもなくなるから。」

なんて言ったとか言わないとか。

自分の耳で聞いたわけではないし、インタビュー記事なんて会話の一部を切り取ってるからニュアンスがかなり違ってくるときもある。なので鵜呑みにはしないけどそれにしてもあまりの言葉に胸が押し潰された。
あのときの言葉はなんだったの?て心底思った。

ジャニーズだからSMAPだから役者仕事貰えてたなんてあまりにひどすぎる。

でも、世間はそんな目で見てる人も多数いる。
そして
わたしたちは週刊誌の記事にどうしても踊らされる。

ジャニーズの枠に縛られて身動きできないなら
SMAPやめちゃいなよ。


類は友を呼ぶ
で、私のつよ友さんは役者草彅剛を心から愛でてる人ばかりです。
集まると
見聞きした噂話でつい感情的になり
そんな究極論になる。

だけど、
剛くんのSMAP愛は誰よりも深く

職業はSMAP。おじいちゃんになってもSMAP

ことあるごとにそう言う。
だから
私達は諦めてた。
彼はその生涯を終えるまでSMAPなんだ。


だけど思いもよらず
想像もしてなかった形で
ジャニーズの一員ではなくなった。
SMAPの草彅剛になった。

私、こんな形は望んでないよ。

「ジャニーズやめちゃいなよ。
SMAPの草彅剛だと一度に台本何冊もかかえたスケジュールに追われて
長期海外ロケも儘ならないじゃない。」


そんな不満は確かにあったけど5人揃った時のあの圧倒的なオーラは
草彅剛ひとりじゃダメなの。
5人揃っての覇王感を味わったらもう他では満たされない。


海外の数あるオーディションに参加してみるのも素晴らしい自分磨きになるよ。
そんなことを思いながら
役者草彅剛としての旅立ちを願いつつも
SMAPである草彅剛のあの輝きも見続けていたかった。
SMAPが彼の生涯の居場所なんだものね。

矛盾してるのは自分でもわかってる。


SMAPだから
ジャニーズだから
賞レースに乗れないし、取れない。
本人が知らない間に事務所が勝手に断ってた
なんて話も耳にする。

いやだ、いやだ、あんなとこ。


散々愚痴ったもんだけど

退所し
解散して
SMAPじゃなくなったら
紆余曲折ありながらも
ほら、
レッドカーペット歩けたよ。



日本アカデミー賞最優秀主演男優賞
日本アカデミー賞最優秀作品賞。

日本映画の最高峰だ。


大きな夢への一歩が踏み出せた。



だけど

どこか寂しい。

ジャニタレと言われるのをあれほど私嫌ってたのに。

大きな犠牲を払って得た代償のような気がして。



皮肉なもんだね。

この想像もしてなかった経験が試練が草なぎ剛
一回りもふたまわりも強くした。


そして実力で掴んだ栄光。

もう誰もあなたを
所詮アイドルじゃないか、なんて言わないよ。


嬉しいけど
最高に嬉しいんだけど
時々チクチク何かが私を突き刺す。




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