yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

(心の叫び~自由に観させて)

ある監督がね、公開された自分の作品について、

「感じ方は人それぞれ。
人の数だけ意見が富んで素晴らしい」

と言いながらも

「これは娯楽映画だ」

と何度も強調するの。
「社会問題はだれも見ない。映画祭やSNSでインテリ気取りが唸り議論するだけ。なので娯楽。多くの人に観てほしい、それだけ。」

だって。


作り手には、
自分の描きたい世界があって、その思いを丁寧に丁寧に魂こめて映像として作り上げていく。
それが映画。
作ったからには、
世に出したい、そして、
自分の思いをたくさんの人に伝えたい。
となるのも自然な流れ。

たとえ、その時代に受け入れられなくても

あっ、そうですか

とあっさり引き下がれない。


作品は我が子も同然。
そんな自分の分身を闇にうもれさせたくない。
この作品に関わったすべての人の思いを無にしたくはない。
何年かかろうとも
世に出そうとがんばる。

そして、親ならば、自分の血をわけた子供に、
こうあってほしい、と願うのも至極当たり前。


だけど....

「映画は観てもらわなければ意味がない。
観客が観てはじめて完成する」

と、ある映画監督が仰ってたけど
私もその通りだと思ってます。


だからね、

監督のこの作品にこめた気持ちはわかります。

だけど、
人それぞれ生まれも育ちも違うの。
環境が違えば
当然の結果として、物の見方捉え方も変わってくる。
同じ一つの作品を観ても受けとり方が一人一人違う。
みんな違ってみんないい。
それがごく自然だし、そうじゃないとせっかくの作品が死んじゃうよ。

そんな気持ちを無視したような言い方をこの作品の産みの親からされたら
観る側としては
困惑するんです。

"自分の作品に社会性はない。娯楽です。"

ほんとに心からそう言えるんですか?




"社会問題はだれも観ない。だから娯楽です。"


この言葉にどうしても蟠りが残ってしまう。

映画を作り
それをたくさんの人に観てもらいたい。

その切なる願いは
その作品に携わったすべての人たちの思いでしょう。

だから娯楽作品だとあえて強調するのは
社会性ある作品かもしれないと、どこかで思ってるからなんじゃないですか?
そう思われて敬遠されてしまうのが怖いんですか?

そんなにご自分のつくりだしたものに自信がないですか?


私には
娯楽作品だとは到底思えない。
いろんな生き方があり、愛にもさまざまな形があって
どれが正しいとか、間違ってるとか、
誰にも決められない。
いろんなメッセージを私は感じたし受けとりました。
私は自分の心の奥にある醜いものに気付かされました。撃ち抜かれました。
絶望も見たし、そこから希望を感じました。

そんな思いを頭ごなしに否定された気分です。

私はインテリを気取ってるの?


作り手が自分の思いを押し付けて
それがエンターテイメントなんだろうか。


その人の
心ままに
感じたままに
自由にいさせてほしいよ。


私は監督に

「純粋な気持ちで
ひとりでも多くの方に観てほしい
と思ってますか?」

そう問いかけてみたい。

とってもとっても残念な言葉でした。



そもそも娯楽ってなに?

辞書をひいてみると、
人の心を仕事から解放して楽しませなぐさめるもの。


とありました。


ミッドナイトスワンを観て

日常から解放されたかな
楽しませてくれたかな
慰めになったかな。


ただ笑えて
泣けて
感動して
観てよかった

素直にそう思える作品だったかな。

私には
とても重かったです。

でも、その重さを知ったことで
自分を見つめ直すことができました。

人はそばに寄り添う人の力でこんなに強く優しくなれるんだ。

無償の愛とはこういうことか。

しみじみと感じました。

生きるって苦しいね。
辛くて夢も希望も失くしちゃうね。
孤独をひしひしと感じちゃうね。
だけど
それでも生きていかなきゃだめだよ。
生きてて欲しかった,,.



私はね、そんな思いを単なる娯楽として片付けたくはない。



これは社会性はありません。
娯楽作品として観てください

と、お願いされた、というならまだしも

娯楽です

と言い切られてるから
余計モヤモヤしてしまう。


ならば、私からもお願いします。

見方を強制しないでください。

それこそ
大空を羽ばたく真っ白い白鳥のように
縛り付けることなく
自由に感じさせて欲しい



ほんとに、素晴らしい作品なんです。

ミッドナイトスワン

ひとりでも多くの方に観ていただきたい。
観るたびに受けとり方も違ってくると思います。
奥行き深く余白もあります。そして
余韻がいつまでも残り
それに引きずられてしまうんです。
俳優力
脚本力
音楽力
すべてに力があります。
それらが見事に融合してとんでもない化物を産み出しました。

だからこそ、娯楽という2文字で語られたくなかった、私は。
ほんとにほんとに残念です。



それとも
娯楽とは本来こういうものなのだろうか。

エンターテイメントというものがわからなくなる。

しんつよ愛の劇場 9月27日~ミッドナイトスワン舞台挨拶~

慎吾:ついに一昨日9月25日から草彅剛主演ミッドナイトスワン映画公開スタートしました
ありがとうございます。今日はですね、たぶん舞台挨拶なんかもあると思います。そうやって舞台挨拶もできる状況になってきたということでとっても嬉しく思ってるんでね、今日はテンションマックスでこの番組をお届けしたいと思います。
やっぱりね、ヒットさせたいんでね、みなさん観てもらってそのあとに口コミで広がっていくというのも今のこの映画界に大切なことなんですよ。だから是非とも観た方はいろんな方に拡散して広めてもらいたい。誰かを連れていってもらいたいですね、一人で観にいくのではなくて。そうすることによって
倍倍満足になります
慎吾:倍返しだ
剛:見てますけどね。それでね、久しぶりにね、TBSさんにお邪魔してね、ぴったんこカンカンにいってきて、安住さんとミッドナイトスワンの話したりとか。10月2日に放送になるんでね、みなさん、ミッドナイトスワン盛り上げてください。盛り上げましょう。
慎吾:うれしいねー
剛:倍返しにしてやる!それこそね。
久しぶりにテレビ局行くと懐かしくもあり、緊張するね。ほんとにミッドナイトスワン世界に羽ばたいていくので




9月25日
無事に舞台挨拶終わりました。
そこでね、
うれしい告知があったんだよ。
アジアをはじめ世界各国での公開が予定されてること
映画祭の話もきてること。

詳細はまたあらためて公表します!

と、進行役のアナウンサーの方から発表されたとき
私思わず叫びそうになって、慌てて口おさえたくらい、テンション上がったの。
だってだって
世界への階段が用意されるかもしれないんだよ。
その階段にレッドカーペット敷かれるかもしれないんだよ。
一段一段踏みしめて歩いていく草彅剛の姿
何度となく想像した景色が本物になるかもしれないんだよ。
気持ちが高ぶってくるのも当たり前でしょ。

本作品ね、ほんとに評判がいいの。
監督が身内受けしてるだけじゃないのか、と心配してたし、
私も内心そんな不安を持ってた。
だけど、
純粋な映画ファンの方々からの称賛の言葉があちらこちらから聞こえてくる。
これは本物だ、て
やっと監督も自信を持てたようだし
私だって。
剛くんがね、

年齢問わず性別問わず国籍問わず
みんなに観てもらいたいな。必ず伝わるものがある。


直接メッセージくれた。

草彅剛代表作だもん。

なにも不安に思うことはない。
作品の持つ力を信じるべし。
草彅剛の俳優力のすごさを世間にアピールする絶好のチャンスなんだから。






そして、


地上波のしかもゴールデンタイムの人気番組。
やっとやっと
雪解けかな。
徐々に徐々にいろんな縛りが解けていってるのかな。

でも、もうそんなことはどうでもいい。
あれもこれもと欲張ってちゃいいことない。
贅沢はもう言わない。
剛くんが元気で笑っていてくれさえすればそれでいい。それが私の一番の幸せだってこと。



  

剛:あの、みなさん、まだ観れてない方も是非とも、観た方もまた違う方を誘って行ってもらたいですね。
いい季節ですしね、ちょっと涼しくなってきて、夏の過ぎ行くなかに、映画っていいですね、なんかね、幸せになってもらえると思うんで、観てくれた方には
慎吾:僕好きだったのはね、しょうが焼き、ハニージンジャーソテー食べての、公園に行く、公園の最初の階段に座ってるカットの辺まで。公園のその後はそういうことになるんだろうな、っていうのを。そこが僕はもう
剛:そうね。せつなくなっていくというかね。あの公園のシーンもね、実は台詞があんまり無かったんだよね。あそこはね、アドリブなんだよね。ふたりでバレエやってるところは。ほぼ順撮りだったのでちょうどいい感じになったのよ。
慎吾:ほぼ順撮りですか。それ違ったらだいぶ違いましたか?
剛:違うね、やっぱりね。一果ちゃんがお芝居はじめてだから、彼女の成長みたいなのが。だから最初会ってるときもほんとにはじめて会ったから。迎えにきて、新宿のとこ。ほんとにはじめての日。アパートの日とかも、ほんとにはじめて迎えいれて。
慎吾:それもすてきだねって言うのがこの作品での彼女の、ほぼはじめてのお芝居の感じなんだよね、の、順撮りってさ、頭のシーンから順番に撮っていけるっていうのは素晴らしいことだね。
剛:だからいろんなちっちゃな奇跡が重なって、偶然が重なって出来た作品なので。公開になったばかりなんでね、僕も絶対あんなお芝居出来ないと思うし、観てもらいたいなと思います。代表作になります、草彅剛の、香取慎吾の。
慎吾:なんで俺がはいってんの?
剛:#香取慎吾代表作 にもなりうる作品であります
慎吾:意味わかんない。遊んじゃうんだからSNS。だから、いらないよ、今のは
剛:香取慎吾も代表作と言ってます。
慎吾:やめろやめろ、もう書こうとしてるだろ。スマホを離せ。
剛:SNSでみなさんいろいろ拡散して楽しく盛り上げていただいたら、楽しんで幸せになれます。





慎吾が一番好きなシーンって
そこなんだ。
あそこもいいんだよね。

お母さん
て、バレエの先生から呼ばれて
あんなに嬉しそうに照れ笑いを浮かべて
自ら考案した特別レシピを
一果のために作ります。
お皿に盛られた凪沙のお肉は小さめで
娘には大きなお肉。
母なんですよ。
娘を思う母なんですよ。
野菜食べなさいとか
洗濯物出しといてとか普通のひとりのお母さんなの。

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そんな二人が一緒に公園にいき、バレエの練習をするんだけど
そのふたりの会話になんの遠慮がない。
いつのまにかほんとの親子になってる。
それが何気無い言葉から伝わる。

台詞じゃないから
その時のふたりの思いをそのまま言葉にしたから
自然なんだね。

平和で穏やかで温かい時間がゆっくり流れていく。幸せな時。

時間よ止まれ。

そのあとの展開がわかってるだけにそう思えて仕方ない。

あの時あの瞬間だから演じきれた。
今また演じてみよ、と言われてもあの凪沙にはなれそうもない。
と草彅剛ははっきり言いました。
だからね、
凪沙に会うには劇場に足を運んで映画を観るしかないのです。


ヒットさせたい!

この主役の切なる思いをしっかりと受け止めて
この言葉を何度でもしつこく呟きます。


ミッドナイトスワン大ヒット公開中です。

是非とも劇場に足をお運びください

ミッドナイトスワン公開です

『ミッドナイトスワン』
9月25日公開になりました。

公開初日って
なんともいえない緊張感があるんですよ。

通常なら
完成披露試写会があります。
でも、今回はコロナの影響もあり
先行上映という形で
公開前に観ることが出来ました。
そのうえ、小説本も発売されてますので
ストーリー展開はすでにわかってるんです。

それでも、初日はドキドキワクワクします。
と同時に不安にかられてきます。

いくら前評判がよくても
実際の動員はどうなんだろ。
客足はのびてるのか。
純粋な映画ファンはどう観たのか。
気になって気になって仕方ありません。


監督が呟いてました。


ということは、好スタートが切れたということですよね。

とひとり勝手にニマニマしながら安堵してるとこです。




私は、今日で3回目の鑑賞になります。

映画を観るたびに思うんです。

監督も言われてますが、


映画は劇場で観てこそ生きるんだ
って。

おおきなスクリーンに、素晴らしい音響は勿論のこと
やっぱりあの空間です。
なんともいえない空気が流れるなか、
どこからともなく聞こえてくるすすり泣く声
むせび泣く声、クスッともれてくる笑い声、どっと巻き起こる歓声、はっと息を潜める音、ごくっと唾を飲み込む音になおさら感情が動いていきます。
あまりの悲惨さに目を背けてしまったり
そんな描写はないだろう、と、がっかりすることも残念ながらあります。
そんな様々な感動の渦に酔いしれながら
その作品独自の世界観にどっぷり浸れる極上の場所、それが映画館だから。

映画は映画館で観るべきです。

『ミッドナイトスワン』


私は今日で3回目の鑑賞になりました。
何度観ても心が痛い。
痛くて苦しくてやるせない。
重い気持ちを引きずりながらも
一筋の光が射してきます。
希望があるんです。
穏やかに流れるひとときの時間に幸せを感じます。
観終わって残るのは
寒々とした虚しさでもない、
悲しみでも、哀しみでもない、
じわじわと込み上げてくる温もりです。



本作品に登場してくる人物は、みんなそれぞれの価値観のなかで必死に生きてました。
でも、そこには、そこは自分の本当の居場所ではないと気付いてしまう繊細な心を持った者がいるんです。
それでいいの?と思い知らされるんです。
その時の絶望感を想像出来ますか?
彼女はどこに行けばいいのかわかりません。
進むべき道が見えないんです。
羽を失った鳥は大空を羽ばたけません。
それでも夢を見ながら飛ぼうとします...

無限に広がる大空の下、
賑やかで華やかなパーティーの最中
仮面を被った着飾った人たちのなかで
大好きなバレエを、美しくしなやかに踊りながら微笑み、高く飛んでそして...
りんちゃんの笑顔が目に焼き付いて離れない。


一果役の服部樹咲さんにどうしても注目が集まってしまいがちですが
りん役の上野鈴華さんの存在もこの作品に重みを与えてます。
彼女と一果の屋上での淡々としたやりとりのなかに、
思春期の少女の純粋さと危うさを感じるんです。ふんわりとした唇に触れてみたい、ちょっとした好奇心と芽生えてきた愛おしく思う気持ちを感じて、
大人への階段をのぼってる真っ最中のこのふたりの少女たち。繊細で儚げな関係性がいいんだなぁ。
大好きなシーンのひとつです。

そして、

です。

その目の奥を覗いてみたい

そう思わせる場面がいくつもあるんです。


「こんな体になぜ自分だけ」と
呻きながら泣いてる凪沙の姿をじっと見つめてる一果の目。
凪沙の慟哭の涙のわけがわからず
ひたすらに凪沙を見てます。
部屋の暗がりから見つめるその目には感情がないんです。無機質な目でした。
孤独な目でした。


凪沙が勤めるショーパブのステージでバレエを踊り始めた一果を見つめる凪沙の目には踊ってる一果がいました。

山本カメラマンに
思わずアップを撮らせた目。
草彅さんは目の奥で演技をしていると言わせた目。

この目には
それまでになかった一果への愛おしさがあるんです。
ここから、ただ煩わしかった一果が
彼女の人生を大きく変えていく存在に変わるんです。


水槽で泳いでいる金魚を見つめる虚ろな目だったり
瑞希に対する友情の目だったり
覚悟を決めた目だったり
幼い頃の自分を見た目だったり



いつだってそう、草彅剛に台詞はいらない。
その目が語りかけてきます。

さらに、
手。


急にどうにもならない感情が押し寄せてきて自分を制御できなくなる一果を
力強く抱き締めた凪沙の手。

一果と呼び掛ける声からは安らぎを感じ、
よしよし
と頭を撫でる凪沙の手には慈愛に溢れてた。


高層ビルが立ち並ぶ大都会。

いろんなところからいろんな人が集まり身を寄せる猥雑な新宿の片隅でしか生きていけない者たち。

うちらみたいなんは強うならんといかんで

凪沙の声が耳からはなれません。




不思議なんですが
観る度に思わず涙するシーンが違うんです。

それほど
深く突き刺す余韻が残り簡単には語り尽くせない作品に仕上がってるんですよ。

作った
という言葉はちがいますね。

導かれた
と言っても過言ではないと思うんです。

草彅剛の演技が服部樹咲を一果にした。
服部樹咲の一果が草彅剛を凪沙にした。
そんなふたりと共に生きた、それぞれの愛の力で、ミッドナイトスワンの世界が生まれた。



主演の草彅剛もこう言ってます。

贔屓目じゃなくてもやっぱりいいよね。クスッと笑えるところもあるし、ドストレートなハッピーエンドではないけれど希望が見える。本当に自信を持ってお勧めできる。たくさんの方に観て欲しい



ひとりでも多くの方に観てもらえるように
一日でも長く上映されるように
ロングランヒットになるように
そして、願わくば、世界へ羽ばたけますように。


うれしい言葉を各方面からいただいてます。

日本アカデミー主演俳優賞最有力じゃないかな、。取るべき演技です。


今後は欧米を中心とする汎世界的なアピールに出てはと思う。
全世界配信や海外上映が実現したとき一体何が起こるのか?期待してやまない。

https://www.news-postseven.com/archives/20200925_1598205.html/2


などなど。

ほんとにそうなるといいな。




ミッドナイトスワン絶賛公開中です。

しんつよ愛の劇場 9月20日~ミッドナイトスワン~

慎吾:9月25日いよいよつよぽんの映画『ミッドナイトスワン』が公開です

剛:あの、いろんな方がね、観ていただいて
慎吾:見ましたよ。いろんな方のコメント
剛:ありがとうございます。慎吾なんかお芝居をやめようと思ったなんていってくれてね
慎吾:僕は芝居をやめようと思いました
剛:そこまでほめていただいてというか、みんな、なんかほんとにいいって言ってくれるんだよね。吾郎さんもそうだけど。照れ臭くてね、なんかね、ほめられるとね。だから、慎吾とか吾郎さんにほめられるのはさ、照れ臭いわけよ、俺としてはさ。だから、ちょっとそっけない感じでさ、あっ、そうなんだ、て感じでさ、吾郎さんには言っちゃったんだけど。これはふたり本気で良いって言ってるな、ってさ、俺はわかるわけよ。だから、これはあまりほめられる機会もないからちゃんと受け止めようと思って
慎吾:受け止めてくださいよ。ほんといろんな方が見てくださった人たちがコメントしてくれたりしてるの、僕も見させてもらったんだけど、SNSを通して見たんだけどさ、僕お芝居もうやめようと思ったんですよ、あまりにも草彅剛という俳優が素晴らしくて。やめないですけどね、きっと。ほんとうに嫌いじゃないからやらさせていただいてるからやめないと思うんだけど、見ながら途中でもうやめようと思ったの。こんなに素敵な人がいるなら、もう自分なんてやめよう、と思ったんだけど、と言うこともちょっと申し訳ないなと思ったんだけど。僕の一番近いところでいいますと、白石和彌監督と『凪待ち』という映画をやらさせてもらったんだけど、ちょっと自分はもうやめようと思ったなんていうのに、白石監督とかにね、申し訳ないなと思ったんだけど、白石監督もコメントしてくれてたね。素晴らしいといってくださってて、良かったと思って。白石監督とか、あと、園子温監督とか宮藤監督とかもうほんと名だたる
剛:いや、ほんとに、内田監督のおかげだし、スタッフのおかげなんですけど、ついに公開になって、みんな、ほんとになんかいい、いい、すごい良いって言ってすごくハードルあげていただいてるんですけど。
慎吾:そうだね、ハードルはあがってるね
剛:そう。そうなのか、みたいなさ。だけど大丈夫です。みていただいて、いい映画だな、って思っていただけるので、観てもらいたいですね。
慎吾:そうだね。まあ、勿論映画だし、足を運んでもらうお客様には先に観させてもらった僕から言えない部分も勿論たくさんあるから、うーん、簡単にいい映画なんでてだけじゃない部分もきっと観るとたくさんいろんなことを感じるところあるとは思うんだよね、
剛:そうね
慎吾:ね。
剛:R指定ついてないから
慎吾:ほー
剛:家族で観れるわけですよ。
だから、なんかやっぱりね、性別とか年齢をこえたところに感じてもらうところがあると思うので家族で観てもらいたいな、とのがありますね。
内田監督が拘ったところでもあるんだよね、指定をつけたくないと。ここまでの本だったらここまでの演出だったら大丈夫だっていうところなんですよね。
慎吾:そうなんだ。是非ね、皆さんには映画館で観てほしいですよね。こんな今のこういう状況だけど映画館のみなさまも感染予防の対策をとっていただいたうえで公開してくれてると思うから是非ね足を運んでくださったら嬉しいです。25日公開です。





このふたりのやりとり聴いて
しんつよの絆の強さと、深さをあらためて感じたの。

慎吾が心から
役者草なぎ剛を好きなこと
その才能に魅入られてること 
きっと、凪沙の人生に草彅剛を自分達を重ねた部分もあるのかな。


「簡単にいい映画です、
とは言えない部分もあって観るといろんなことを感じる」

と、慎吾が言ってるの。

私ね、この言葉に震えた。

だってね、
気付かされるのよ、自分の中にも差別や偏見の心が潜んでること。
そしてその事実にゾッとするの。

目を背けたくなる現実もある。
穢らわしいとさえ思える言葉もある。


素晴らしい映画だから観てね、で終わらせない慎吾に
彼の真の草彅剛愛を感じずにはいられなかった。
と同時に役者としての香取慎吾が確かにいた。
草彅剛が
"香取慎吾は天才だよ"と言う役者香取慎吾の姿。

演じることか好きで楽しんでるからこその映画の本質までしっかり観る目。


そんな慎吾をよく理解してるからこそ
うわべだけじゃない、本気の褒め言葉に剛くんは照れくさくなっちゃうんだよね。

「僕、ほめられて伸びるから」

て、
いつもなら、言ってるんじゃないの?
その言葉さえも出てこなかった。



お芝居やめようと思った

香取慎吾に、ここまで思わせた役者草彅剛も凄いけど
その凄さを素直に感じて涙する慎吾の、剛とはまた違う無垢さが愛おしい。

白石和彌
(映画監督)
孤独な二つの魂が寄り添う瞬間、見ているこちらの魂も激しく揺さぶられる。草彅さんの恐るべき覚悟の芝居と、驚異の新人・服部樹咲の剥き出しの全てが、きっと多くの孤独を救済するだろう







などなど
ほんとに評判がいいの。

嬉しいことだけど、剛くん本人も言ってるようにハードルかなり高くなって
プレッシャーも強くなってきたね。

内田監督が公開近づくにつれて
自虐的になっていくのも私はわかる。

剛くんはいつでもスーパーポジティブ。
その剛くんの前向きな姿勢に監督は救われてるようだけど

だけど、出来上がった作品に自信をもってますよね。
だから、
R指定つけたくなかったんでしょ。
年齢性別超えてあらゆる世代の方に見てほしい
家族で観て欲しい
そこは譲れなかったんでしょ。





5年前に書いた脚本。
あちこち営業してまわったのに、相手にしてもらえない日々が続いたなかで
森谷さんがこの脚本に出会い感動したのが3年前。
内田監督の、
このテーマをやるにはメジャーな人がやらないと意味がない、の言葉で
すごく難しい役どころを、ずっと仕事したくても出来なかった俳優さん、日本でこれできる人この人かもしれない、とパッと閃いたのが草彅剛

その剛くんは、脚本に感動して、この役を一度は保留にしますが、誰にも渡したくないとの思いに強くかられてオファーを自らの意思で受けました。

その草彅剛に会った瞬間に凪沙だと確信した、内田監督の監督としての確かな目。

その監督の背中を押したのが
日本でも指折りのカメラマン山本さん
つよぽんはもう最高の役者だよ。」
その言葉と
年末に剛くん本人が全裸監督の姿でバラエティー番組に出てたこと。

ご縁だよね。


そして、オーディションで、服部樹咲 という見事なダイヤの原石を一瞬にして掘り起こした。


このとき、すでに、記憶に残る映画が出来上がるのは保証されてたのよ。


それくらい
奇跡の巡り合わせの作品なんです。


それが9月25日に全国公開になる。

ドキドキする。ワクワクする
でも、正直怖いの。

SNSでの高評価がそのまま実績として数字にあらわれるのか。

不安が募る...


ビビるな、作品の持つ力を信じろ。
記録にも記憶にも残る作品にするんだ。

エピソード0の新しい草彅剛をひとりでも多くの方に観て欲しい。

二羽の白鳥よ、
自由に舞い上がれ。
そして、世界へ羽ばたけ。

世界へはばたけ、ミッドナイトスワン

9月27日TOHOシネマズ六本木ヒルズ13:00の回舞台挨拶決まりました。

144館繋げて生中継もします。

 

だから

ヒルズに行けなくても

同じ時間を

大好きな人たちと共有できるよ。

ともに過ごすことが出きるんだよ。

手と手を直接握り合うことはできないけど

心と心で繋げてくれたよ。

こんなふうに寄り添ってもらえて私達は幸せだね。

 

『ミッドナイトスワン』

 

こんなにたくさんの著名な方がコメントを寄せてくれた。

 

 

宮藤官九郎(脚本家・監督・俳優)
「なんか、、、すんごいもん観た。草彅くんがとにかく美しく、トモロヲさんすら美しく、一果ちゃんの雄弁な無表情と長い手足に見入っていたら、とんでもねえ展開が待ってた!美しいは悲しい。そして草彅剛に限界はない。」

樋口真嗣(映画監督)
「優雅だけど力強く美しく、柔らかく優しいけど、苦しくて悲しくて、痛い。一生に一度しか出会えないたからもののような映画に、おめでとう。」

園子温(映画監督)
「とにかく草彅剛が凄い。圧倒された。映画が進むにつれ、彼が草彅剛である事なぞ忘れてしまう。いつしか、彼が演じる悲しくも優しき一人の人間が、どんどん美しさ、気高さを獲得していくのを、ただ呆然と眺めているばかりだった。感動した。」

白石和彌(映画監督)
「孤独な二つの魂が寄り添う瞬間、見ているこちらの魂も激しく揺さぶられる。草彅さんの恐るべき覚悟の芝居と、驚異の新人・服部樹咲のむき出しの全てが、きっと多くの孤独を救済するだろう」

市井昌秀(映画監督)

孤独と向き合い、戦った人でないと凪沙役は務まりません。

この難役を俳優・草彅剛は身を削って見事に演じきっていました。

その孤独に寄り添った内田英治監督の眼差しも、容赦が無いからこそ優しい。

 

柳澤秀夫(ジャーナリスト)

息つく暇もなく一気に草彅ワールドに引き込まれました。

もがき苦しみながらも懸命に自分らしく生き抜こうとする凪沙と一果。

その役柄を優し眼差しを絶やすことなく見事に演じきった二人に心から熱い声援を贈りたい。

 山岸凉子(マンガ家)

とにかく草彅さんの演技が圧倒的!!

こんなすごい俳優だったとは。

その昔、厩戸王子を彼にやってほしいと思っていました。

その意味では、私の目に狂いはなかったのですね。

 

https://www.instagram.com/p/CFMH2mLlCwZ/?igshid=zxftz2xjc4p1

 

 

 

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慎吾は

"映画の中に僕の知っている草彅剛はいなかった。

主演草彅剛に魅了された僕は、

初めて、もうお芝居するのはやめようと思った

やめないけどやめようと思った

それほど打ちのめされました。"

https://www.instagram.com/p/CEty4h_jjif/?igshid=1hxjzpelv68zf


吾郎さんはラジオで


"素晴らしかったですよ。何十年も一緒にいるのに、なんでこんなにまた何かしてくれるんじゃないかなっていう新しい発見があって凄いですよ。勿論僕も見たことない顔だったし。"


伊集院光さんは


"絶対に観た方がいい。俺が保証する"

太鼓判押してくれました。



観た人観た人絶讚の嵐



そして、公開を一週間後に控えて

満を持して

テレビそれも地上波でCMが流れ始めた。



数社が集まった製作委員会方式をとらない、

CULEN1社制作の ミッドナイトスワン。


覚悟の作品です。


「この映画に賭けてます」

剛くんは笑いながら言ってたけど、

ズッシリ重みのある言葉。


監督だって


「字幕版は出来上がってる。

映画祭がね、もうちょっと落ち着いてきたら、あっちこっち持っていきたい。」


ととても心強い発言をしてた。



私のなかでも期待しかない、

レッドカーペットを歩く草彅剛の姿

見たいのよ、ほんとに見たいの。


世界に羽ばたけ、ミッドナイトスワン。

世界を股にかけて、草彅剛。


ミッドナイトスワン 9月25日公開です。



伊集院光さんが観たミッドナイトスワン


伊:草彅剛さんとは、草彅くんが20歳そこそこで僕28くらいのときに、生放送の情報番組の司会を草彅さん、俺若手でレポーター。ラジオばっかりやってて生放送ですごい緊張してるのに
草彅君が一ミリも緊張してないの。その番組もガチャガチャしてて放送中に大騒ぎしてるのに
普通の感じで。もうしょうがない、て感じで、
スタッフ一同草彅くんをみて落ち着くという、そういう人。今回最新作の映画をみてきて、スタジオ入ってからその話しかしてないの。その話をすげぇしたいのもネタバレしたくないのとで
混乱してます。




草彅剛くん、このあとすぐ登場です。


剛:お久しぶりです。伊集院さん。OH!エルクラブですね。
伊集院さんがいてくれたので安心してできたんですよ。いろいろ教えてくれましたよ。トークというのには流れがあって。とか。いろいろ勉強させてもらいました。ただ眠かったんです、朝。


伊:ミッドナイトスワンという映画をみて、凄すぎてチョー面白かった。


▪最近はどう暮らしてたの?

愛犬の赤ちゃんを三匹産みましてそれを育ててました。帝王切開で産んで気が付いたら本人母親としての自覚がなくて。
おっぱいもあげなくて無理やりひっつけるんですけどなんだこの子達は、て足で蹴っ飛ばすんですよ。
だから最初粉ミルクをといたりして寝られなくてコロナじゃなかったら育てられなかった。
逆にコロナの不安からクルミちゃんが救ってくれた。
人生で一番がんばりました。三日間ねれなくて
僕、一番大切なのが睡眠なんで。削るなんてありえないんですよ。




▪まだやりたくてやれてないことは?

特に無くて。すごい満たされてるんですよね。
コロナ禍でいろいろあったなかで映画も公開出来たりとか。
大河ドラマも決まってるので、そんなに先とか見てなくて今ある現状にあるものを集中してがんばりたいということかな。


伊:困ったことがおきてて、僕ね、良すぎるとお知らせで喋りたく無くなるという。ほんとに俺、じわって泣いてじわって泣いてうわ~んて泣いてじわって泣いてっていう感じの、ほんとに良作でなんの前情報なくて観た方がいいんじゃないの、と思うぐらいなんですけど難しい役?

剛:勿論いままでやったことなかったですし、台本読んだときにこの役は難しいなと思ったんですけど、読み終えたあとにすごく涙が溢れてきて感動したんですよ。僕は凪沙を演じるんですけど、それよりか、この台本が持ってるエネルギーが素晴らしいなという気持ちが勝ってしまって、すごい心配だったんですけど、めちゃくちゃやりたいとおもって、読んだ日は不安なんですけど、僕が読んだ感動を演技として観客のみなさんに伝えられるのか不安だったんですけど、まあ考えても仕方ない。いったん寝よう、22時回ってるし。それで次の日起きたときに、どんどんプレッシャーよりかこの役を演じたい演じたい気持ちがいっぱいになってきて、作品のエネルギーみたいなものに突き動かされて演じきれたというか。毎日それでいったん寝ようみたいな感じで、どっちにしろ、俺ひとりでやるもんじゃないから、作品というのは。その時に監督にも樹咲ちゃんにも会ってないから絶対このあと相手役の人にも会う機会があるし。と思って。そしたらほんとに思ってる通りにどんどん監督もいろんな資料を
送っていただいたりとか、実際にトランスジェンダーの方とミーティングさせてもらう機会があったりとかして自然な形で役作りができてあまり考えても出来る役じゃないな、と、直感的に思ったので自然にみなさんがのせてくれて、できたんですよね。


誤解をせずに聞いてほしいしもし誤解したんならむしろこの映画を観て欲しいんだけど
そこがテーマでもあるんだけど肉体的に男性である草彅くんが女性の格好をして出ますということが
ここ10年くらいでやっと変わってきたけど、バラエティーをやったことのある草彅くんのその格好を見て反射的に笑う人がいる。これは面白いものなんだと捉え方をしてしまう危険性があるファーストカットから全然それがない。こういう人がいるんだ。しかも、こういう人の人生はたぶん大変なんじゃないかな、と思う自分がいる。その入り口で俺この映画勝った気がする。すごいなと思った。自然に自分に染み込んできてわかったトランスジェンダー役をやるわけじゃない。いきとどいてるよね、演技が。歩き方から腰の曲げ方からボールの拾い方からから。全部自然にできてるというか。


剛:YouTubeで歌舞伎の女形を観てたりとか。YouTube好きなんで。そういうのはあるのかな。あとね、衣装さんとかメイクさんとかが僕をつくってくれると自然になれたりしたり。

伊:そこでも草彅くんちょっと天才なんでしょ

剛:みなさん、ほめていただいて、今回の映画も。僕としては、ほんとに何も考えてないというか、YouTubeただ布団のなかで少し見たりとか。

伊:計算ではない?

剛:たぶんやりすぎちゃうと、敢えて女性っぽくしたりするとくさくなるんじゃないかなと思ってて、こういうものって。ほんとに何もしないのがいいなと思ってて。で、失敗したら舞台じゃないしもう1回できるじゃないですか

伊:なんだか変な度胸が座ってるんだよ

剛:やりながら、失敗したらもう1回出来るしな、と思ってやってる。監督もなにも言わないでふわ~て感じでどんどん進んでいくんですよ。



伊:今すごいなと思ったのは、YouTubeですげぇ予告編、短いバージョンと長いやつは最長15分26秒とか。これね、勿論このあと喋っても行くと決められない人は観たほうがいい、その予告編。でも、お喋りのなかで俺行くと決めたんなら観ないで行ったほうがいい気がする。俺はそれくらい0から観るのが一番幸せ。勿論見ちゃった人も勿論映画館で観ることはとても楽しいと思うけど、久々に、俺嘘つくのいやだから。ゲストが告知で来ても。あの、俺が保証する。「見に行ったほうがいい、絶対に。」それで、伊集院言ったほどおもしろくないというのなら、それはそれで俺との好みの違いなんだろうけど、俺は胸をはって
「この映画はおもしろい。行ったほうがいい。」


剛:ありがとうございます。嬉しいですよ。伊集院さんの太鼓判がついたということですね。ドンと重みのあるやつ。



伊:あの、女の子。服部さん?新人なの?すごくない?
剛:そうなんですよ、今回。オーディションで。監督もひと目見たら樹咲ちゃんか一果役だと思ったんですよ。
彼女がバレエを踊った瞬間はガラッと空気が変わった。僕もだからほとんど順撮りなので、彼女のバレエを踊るシーンは基本テストしないので驚いてしまって。
一果がバレエを踊るシーンにひきつけられて、凪沙は
一果と一緒にいたいと愛が芽生えていくこともあるので。彼女のバレエシーンがとても重要だったんですけど、これはほんとに素晴らしくて、彼女のバレエシーンも
一果には監督すごく演技指導してて僕にはなにも言わなくて、少し僕は樹咲ちゃんがかわいそうだなと思ってたんですよ。演技したことなかった彼女に、さっきの顔より
カメラが回ってないときの顔がいいんだよ、と言われると、樹咲ちゃん、チョーかわいそうだな、大丈夫かな、と思って。僕経験あるし、引っ張っていかないといけないな、と思ってたんですけど
本番になると、さっきまでどうしようかな、みたいな樹咲ちゃんがドンと一果になってて、それで驚いて、引っ張ってあげようと思ってた俺ばかじゃないの、みたいで。恥ずかしくなってきちゃって、
剛しっかりしろよ、みたいな感じで。お前のほう、お前のほう、って感じでとまどっちゃって。
僕も樹咲ちゃんのおかげで、最初は、ビビって、この子はなんなんだ。
あんなに監督に言われてあたふたしてる感じなのに一果じゃないか。と思って
びっくりしてて、その感じが最初微妙なむかえいれる距離感になってたり。偶然が重なって演じきれたというか。

伊:降りてきてんだ、いろんなものが。

目の演技とか
それとおれは手の演技。
頭を撫でるひとつでも
そこからつたわってくるもの。
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撫でられてこの人肩の力がぬけた。というところまで伝わる映像で。これ以上ネタバレしたくない、そういう感じ。
出てくる人はすごい多いわけじゃないんだけど、みんな、なにか、その人の心の見せ所があって
トランスジェンダーだからとかじゃなくて人間って大変だな、て俺は思います。メインの凪沙の大変さも勿論わかるんだけど、みんな大変だよ、俺も大変だよ。でも捨てたもんじゃないよ。
みたいなことが全部はいってて
最初ひとりで見てたんですけど
うちのかみさんに
「観た方がいい。絶対観た方がいい。」て言ってきました。


▪自分のなかで、今日はじめてこの映画の存在を知った人におすすめポイントは?


R指定ついないので家族で観にいってもらいたいとほんとに思っていて、観る人によって感じかたがちがうと思うので、僕も凪沙もめちゃめちゃ大変なんですけどみんなそれぞれいろんなものを抱えててそのなかで一生懸命生きていく、生きていかなければならないという姿がどの方にも訴えかける感情があると思うので
ちっちゃい子からおとなの方まで年齢問わず観ていただけると必ずひっかかる部分あると思うので観てもらいたいですね



伊:あと思ったのは、こういう作品でいい演技をずっとしていると誰も黙ってはいられなくなる。のを感じるんです。その、草彅剛という男がいます。そして、俺もこの人と仕事をしたいです。という人の波が、なんかすごい。

剛:いつでも窓口はあけてますのでお仕事ください。



伊:いろんなこと汲み取ってこの話聞いてください

いろんなことで、最近草彅剛テレビで見ないと言う人もいると思います。でも、この映画を観た人が俺はこの人と仕事をしたいんだという圧をいろんなところに撒いていくと思います。

剛:テレビ局のかた、お仕事ください。

伊:これ聴いてまだ迷ってる人はYouTubeのほうに新しい地図のチャンネルとかに、短い予告と長い予告ありますからそっちを見て決めてもらってもいいんですけど僕としてはこれはこのまま行っていい映画だと。


▪最後に夢や野望


大河の準備してますね。ちょっとコロナの影響で遅れたりして。でも間もなく動き出します。ちょっとドキドキワクワクしてます。ちょっと馬に乗ったりとか。好きになって、趣味としても馬が。自然のなかでおっきな動物にのってるのが時代に逆らってる感じがして。それ自体が役作りになるというか。


伊:みんなが天才という理由がちょっとわかったのは、役作りをいやいややるんじゃなくて楽しくなっちゃうんだね。





いや、草彅くん面白かったね。草彅くんが纏ってる空気がずっと変わらなくて。映画が良すぎて。あるランクより良すぎると俺急に寡黙になっちゃうんだよね。自分が知らないで観てそれがあまりに良かったからそのことをあまり邪魔したくないと思うんだけど
もういっこ言っとくとね、ひとり、女の子で、
上野鈴華ちゃんっていう子がまためちゃめちゃ良くて。天才集団だな。
監督もゲストに来てくれないかな。監督ね、『全裸監督』も撮ってる人なんだよね。ただ『全裸監督』の話でヒートアップしちゃうとお昼に流せない番組になるからね。
みなさん、よかったら
『ミッドナイトスワン』観てみてみてください


伊集院光とらじおと(1)│TBSラジオ│2020/09/17/木 8:30-10:00 http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200917083000


Radio TBSラジオ公式チャンネル
伊集院光とらじおと 2020年09月16日
https://youtu.be/49Wk20bj6vw











伊集院さんからの力強いエールが
あまりにも嬉しくて
これは記憶にも記録にも残したいと書き起こしせずにはいられなかった。


"観た方がいい。絶対に観た方がいい。
俺が保証する。"


ここまではっきり言ってくださるなんて
最高の後押しです。
今の現状にも真っ正面から切り込んでくれました。

"自分は、草彅剛と仕事がしたいんだ!"

この圧をいろんなところにたくさんの人が撒いていけば
芽は必ず生えてきます。
やがて、大輪の花が咲き誇る。

そんな日が遠からず来ると思うと
なんだか泣けてきます。


伊集院さん、ほんとうにありがとうございました。
伊集院さんがこれほどまでに薦めるのって
カメラを止めるな!
以来だとか。

本気の言葉です。


映画ミッドナイトスワン
9月25日公開です。

先行上映~ミッドナイトスワン~

https://www.oricon.co.jp/photo/5825/p/2/


なんだか息苦しくなって、ふーと大きく息を吸い込んだ。
この写真1枚1枚見てるとたまらなく切なくなる。
そして愛しい。


胸の奥から熱いものがじわじわ込み上げてくるの。


穏やかな時間が流れてる二人で暮らす部屋
心をこめた手料理の並ぶ食卓。
野菜も食べなさいと娘の健康を心配して
育ち盛りの娘には自分の分まで分け与える、母性愛。
娘とふたりだけの大事な時間。
どんどん絆がふかまっていった愛しいひととき。
ありのままの自分でいたいのに
思うようにならなくて
辛く苦しくやりきれない日々。

凪沙の生きた証の断片がこうして並べられるとそこに広がるのは
道の途中でさ迷い悩み苦しみ諦め絶望し、そこから希望の灯を見つけ、幸せを感じながら大空に羽ばたいた傷だらけの一羽の白鳥の軌跡。




ミッドナイトスワン
先行上映を劇場で観てきました。


これから公開予定の作品の予告が終わって

さあ、始まりますよ


とばかりに、照明が落とされたときの空気感がなんとも言えず好きです。

ガサガサしてた音も消え辺りに漂う張り詰めた静寂さ。
誰もが息を潜めてある種の期待とともにスクリーンを凝視してる。

紅をさす唇が大画面に広がった。
そして、低音の、なんとも言えぬ艶っぽさ。
エキゾチックな香りが漂う声だ。

Tsuyoshi kusanagi
の文字が浮かび上がる。


スクリーンに映える役者。
斎藤工さんの言葉が甦ってきた。

私の知ってる草彅剛はどこにもいない。
目の前の大きなスクリーンのなかにいるのは
凪沙その人だった。


やはり映画は映画館で観るものだね。

大きなスクリーンはそれだけで迫力がちがう。
肌つやも
刻み込まれてるシワも
吐く息も
波打つ鼓動も
喜びも悲しみも挫折も諦めもそして希望と、
微妙な心の襞の変化まで
容赦なく伝わってくる

光と影の陰影が
未来と絶望を照らしだす
涙があふれる。
微笑みに変わる。
思わず目を背ける。
耳をおおいたくなる。
私の中にも巣くってた偏見と差別をこれでもか、とつきつけられた。
怖いよ。
辛いよ。
いたたまれないよ。
救いはないのか。
それでも人は強く生きていかねばならないの。
ぎゅーと抱き締めてくれる人は必ずいるよ。
よしよし、と優しく包んでくれる人がそばに必ずいるんだよ。
笑って笑って
あなたらしくいて。

悲しくなんかない。
哀れでもない。
生きる希望とはなにか。
人を愛するとはなにか。

人はそばにいる人の力で幸せになれます。

愛の形は様々あるけれど
それらはどれも素晴らしい。

観終わって残るのは希望、漲る生きる力。
頬に涙のあとを残しながら
自然とこぼれる微笑み。

凪沙の懸命に生きた人生は
それはそれは美しい。


渋谷さんの奏でるピアノの旋律


優しく柔らかく繊細に
それが
強く激しく叩きつける

この音楽を聴きながら
小説を読んでると
スクリーンの凪沙が
一果が早織が
りんが瑞希が実花が脳裏に鮮明によみがえる。
辿る一文字一文字に凪沙が浮かび上がってくる。

それでもわからないことがある。
なぜ凪沙はあえてその道を選んだのか。
そこまで彼女をかりたてたのは
一果のあのときの目だろうか。

母親になりたくて本物の女になった。
でも、一果の母親にはなれそうにない
そう思って生きる力を失ったのか。
生きてく必要性を見失ったのか。
だとしたら...



一果の踊る白鳥の湖。凪沙とともに歩いてく未来。
もうオデットは朝が来ても白鳥には戻らない。


残酷なまでに美しい物語でした。



凪沙の人生はこれからは一果とともにあるのです。


深い余韻が残り続けます。

ひとりでも多くの方に観ていただきたい。

単なる娯楽映画にはなっていません。

さまざまな問題を投げ掛けて
生きていくとは、
人を愛するとは、
どういうことなのか。

考えさせられます。
そして、忘れかけてた大事なことに気付くはずです。



ミッドナイトスワン9月25日公開です。

ミッドナイトスワン (文春文庫)

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  • 発売日: 2020/09/25
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