yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

伊集院光さんが観たミッドナイトスワン


伊:草彅剛さんとは、草彅くんが20歳そこそこで僕28くらいのときに、生放送の情報番組の司会を草彅さん、俺若手でレポーター。ラジオばっかりやってて生放送ですごい緊張してるのに
草彅君が一ミリも緊張してないの。その番組もガチャガチャしてて放送中に大騒ぎしてるのに
普通の感じで。もうしょうがない、て感じで、
スタッフ一同草彅くんをみて落ち着くという、そういう人。今回最新作の映画をみてきて、スタジオ入ってからその話しかしてないの。その話をすげぇしたいのもネタバレしたくないのとで
混乱してます。




草彅剛くん、このあとすぐ登場です。


剛:お久しぶりです。伊集院さん。OH!エルクラブですね。
伊集院さんがいてくれたので安心してできたんですよ。いろいろ教えてくれましたよ。トークというのには流れがあって。とか。いろいろ勉強させてもらいました。ただ眠かったんです、朝。


伊:ミッドナイトスワンという映画をみて、凄すぎてチョー面白かった。


▪最近はどう暮らしてたの?

愛犬の赤ちゃんを三匹産みましてそれを育ててました。帝王切開で産んで気が付いたら本人母親としての自覚がなくて。
おっぱいもあげなくて無理やりひっつけるんですけどなんだこの子達は、て足で蹴っ飛ばすんですよ。
だから最初粉ミルクをといたりして寝られなくてコロナじゃなかったら育てられなかった。
逆にコロナの不安からクルミちゃんが救ってくれた。
人生で一番がんばりました。三日間ねれなくて
僕、一番大切なのが睡眠なんで。削るなんてありえないんですよ。




▪まだやりたくてやれてないことは?

特に無くて。すごい満たされてるんですよね。
コロナ禍でいろいろあったなかで映画も公開出来たりとか。
大河ドラマも決まってるので、そんなに先とか見てなくて今ある現状にあるものを集中してがんばりたいということかな。


伊:困ったことがおきてて、僕ね、良すぎるとお知らせで喋りたく無くなるという。ほんとに俺、じわって泣いてじわって泣いてうわ~んて泣いてじわって泣いてっていう感じの、ほんとに良作でなんの前情報なくて観た方がいいんじゃないの、と思うぐらいなんですけど難しい役?

剛:勿論いままでやったことなかったですし、台本読んだときにこの役は難しいなと思ったんですけど、読み終えたあとにすごく涙が溢れてきて感動したんですよ。僕は凪沙を演じるんですけど、それよりか、この台本が持ってるエネルギーが素晴らしいなという気持ちが勝ってしまって、すごい心配だったんですけど、めちゃくちゃやりたいとおもって、読んだ日は不安なんですけど、僕が読んだ感動を演技として観客のみなさんに伝えられるのか不安だったんですけど、まあ考えても仕方ない。いったん寝よう、22時回ってるし。それで次の日起きたときに、どんどんプレッシャーよりかこの役を演じたい演じたい気持ちがいっぱいになってきて、作品のエネルギーみたいなものに突き動かされて演じきれたというか。毎日それでいったん寝ようみたいな感じで、どっちにしろ、俺ひとりでやるもんじゃないから、作品というのは。その時に監督にも樹咲ちゃんにも会ってないから絶対このあと相手役の人にも会う機会があるし。と思って。そしたらほんとに思ってる通りにどんどん監督もいろんな資料を
送っていただいたりとか、実際にトランスジェンダーの方とミーティングさせてもらう機会があったりとかして自然な形で役作りができてあまり考えても出来る役じゃないな、と、直感的に思ったので自然にみなさんがのせてくれて、できたんですよね。


誤解をせずに聞いてほしいしもし誤解したんならむしろこの映画を観て欲しいんだけど
そこがテーマでもあるんだけど肉体的に男性である草彅くんが女性の格好をして出ますということが
ここ10年くらいでやっと変わってきたけど、バラエティーをやったことのある草彅くんのその格好を見て反射的に笑う人がいる。これは面白いものなんだと捉え方をしてしまう危険性があるファーストカットから全然それがない。こういう人がいるんだ。しかも、こういう人の人生はたぶん大変なんじゃないかな、と思う自分がいる。その入り口で俺この映画勝った気がする。すごいなと思った。自然に自分に染み込んできてわかったトランスジェンダー役をやるわけじゃない。いきとどいてるよね、演技が。歩き方から腰の曲げ方からボールの拾い方からから。全部自然にできてるというか。


剛:YouTubeで歌舞伎の女形を観てたりとか。YouTube好きなんで。そういうのはあるのかな。あとね、衣装さんとかメイクさんとかが僕をつくってくれると自然になれたりしたり。

伊:そこでも草彅くんちょっと天才なんでしょ

剛:みなさん、ほめていただいて、今回の映画も。僕としては、ほんとに何も考えてないというか、YouTubeただ布団のなかで少し見たりとか。

伊:計算ではない?

剛:たぶんやりすぎちゃうと、敢えて女性っぽくしたりするとくさくなるんじゃないかなと思ってて、こういうものって。ほんとに何もしないのがいいなと思ってて。で、失敗したら舞台じゃないしもう1回できるじゃないですか

伊:なんだか変な度胸が座ってるんだよ

剛:やりながら、失敗したらもう1回出来るしな、と思ってやってる。監督もなにも言わないでふわ~て感じでどんどん進んでいくんですよ。



伊:今すごいなと思ったのは、YouTubeですげぇ予告編、短いバージョンと長いやつは最長15分26秒とか。これね、勿論このあと喋っても行くと決められない人は観たほうがいい、その予告編。でも、お喋りのなかで俺行くと決めたんなら観ないで行ったほうがいい気がする。俺はそれくらい0から観るのが一番幸せ。勿論見ちゃった人も勿論映画館で観ることはとても楽しいと思うけど、久々に、俺嘘つくのいやだから。ゲストが告知で来ても。あの、俺が保証する。「見に行ったほうがいい、絶対に。」それで、伊集院言ったほどおもしろくないというのなら、それはそれで俺との好みの違いなんだろうけど、俺は胸をはって
「この映画はおもしろい。行ったほうがいい。」


剛:ありがとうございます。嬉しいですよ。伊集院さんの太鼓判がついたということですね。ドンと重みのあるやつ。



伊:あの、女の子。服部さん?新人なの?すごくない?
剛:そうなんですよ、今回。オーディションで。監督もひと目見たら樹咲ちゃんか一果役だと思ったんですよ。
彼女がバレエを踊った瞬間はガラッと空気が変わった。僕もだからほとんど順撮りなので、彼女のバレエを踊るシーンは基本テストしないので驚いてしまって。
一果がバレエを踊るシーンにひきつけられて、凪沙は
一果と一緒にいたいと愛が芽生えていくこともあるので。彼女のバレエシーンがとても重要だったんですけど、これはほんとに素晴らしくて、彼女のバレエシーンも
一果には監督すごく演技指導してて僕にはなにも言わなくて、少し僕は樹咲ちゃんがかわいそうだなと思ってたんですよ。演技したことなかった彼女に、さっきの顔より
カメラが回ってないときの顔がいいんだよ、と言われると、樹咲ちゃん、チョーかわいそうだな、大丈夫かな、と思って。僕経験あるし、引っ張っていかないといけないな、と思ってたんですけど
本番になると、さっきまでどうしようかな、みたいな樹咲ちゃんがドンと一果になってて、それで驚いて、引っ張ってあげようと思ってた俺ばかじゃないの、みたいで。恥ずかしくなってきちゃって、
剛しっかりしろよ、みたいな感じで。お前のほう、お前のほう、って感じでとまどっちゃって。
僕も樹咲ちゃんのおかげで、最初は、ビビって、この子はなんなんだ。
あんなに監督に言われてあたふたしてる感じなのに一果じゃないか。と思って
びっくりしてて、その感じが最初微妙なむかえいれる距離感になってたり。偶然が重なって演じきれたというか。

伊:降りてきてんだ、いろんなものが。

目の演技とか
それとおれは手の演技。
頭を撫でるひとつでも
そこからつたわってくるもの。
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撫でられてこの人肩の力がぬけた。というところまで伝わる映像で。これ以上ネタバレしたくない、そういう感じ。
出てくる人はすごい多いわけじゃないんだけど、みんな、なにか、その人の心の見せ所があって
トランスジェンダーだからとかじゃなくて人間って大変だな、て俺は思います。メインの凪沙の大変さも勿論わかるんだけど、みんな大変だよ、俺も大変だよ。でも捨てたもんじゃないよ。
みたいなことが全部はいってて
最初ひとりで見てたんですけど
うちのかみさんに
「観た方がいい。絶対観た方がいい。」て言ってきました。


▪自分のなかで、今日はじめてこの映画の存在を知った人におすすめポイントは?


R指定ついないので家族で観にいってもらいたいとほんとに思っていて、観る人によって感じかたがちがうと思うので、僕も凪沙もめちゃめちゃ大変なんですけどみんなそれぞれいろんなものを抱えててそのなかで一生懸命生きていく、生きていかなければならないという姿がどの方にも訴えかける感情があると思うので
ちっちゃい子からおとなの方まで年齢問わず観ていただけると必ずひっかかる部分あると思うので観てもらいたいですね



伊:あと思ったのは、こういう作品でいい演技をずっとしていると誰も黙ってはいられなくなる。のを感じるんです。その、草彅剛という男がいます。そして、俺もこの人と仕事をしたいです。という人の波が、なんかすごい。

剛:いつでも窓口はあけてますのでお仕事ください。



伊:いろんなこと汲み取ってこの話聞いてください

いろんなことで、最近草彅剛テレビで見ないと言う人もいると思います。でも、この映画を観た人が俺はこの人と仕事をしたいんだという圧をいろんなところに撒いていくと思います。

剛:テレビ局のかた、お仕事ください。

伊:これ聴いてまだ迷ってる人はYouTubeのほうに新しい地図のチャンネルとかに、短い予告と長い予告ありますからそっちを見て決めてもらってもいいんですけど僕としてはこれはこのまま行っていい映画だと。


▪最後に夢や野望


大河の準備してますね。ちょっとコロナの影響で遅れたりして。でも間もなく動き出します。ちょっとドキドキワクワクしてます。ちょっと馬に乗ったりとか。好きになって、趣味としても馬が。自然のなかでおっきな動物にのってるのが時代に逆らってる感じがして。それ自体が役作りになるというか。


伊:みんなが天才という理由がちょっとわかったのは、役作りをいやいややるんじゃなくて楽しくなっちゃうんだね。





いや、草彅くん面白かったね。草彅くんが纏ってる空気がずっと変わらなくて。映画が良すぎて。あるランクより良すぎると俺急に寡黙になっちゃうんだよね。自分が知らないで観てそれがあまりに良かったからそのことをあまり邪魔したくないと思うんだけど
もういっこ言っとくとね、ひとり、女の子で、
上野鈴華ちゃんっていう子がまためちゃめちゃ良くて。天才集団だな。
監督もゲストに来てくれないかな。監督ね、『全裸監督』も撮ってる人なんだよね。ただ『全裸監督』の話でヒートアップしちゃうとお昼に流せない番組になるからね。
みなさん、よかったら
『ミッドナイトスワン』観てみてみてください


伊集院光とらじおと(1)│TBSラジオ│2020/09/17/木 8:30-10:00 http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200917083000


Radio TBSラジオ公式チャンネル
伊集院光とらじおと 2020年09月16日
https://youtu.be/49Wk20bj6vw











伊集院さんからの力強いエールが
あまりにも嬉しくて
これは記憶にも記録にも残したいと書き起こしせずにはいられなかった。


"観た方がいい。絶対に観た方がいい。
俺が保証する。"


ここまではっきり言ってくださるなんて
最高の後押しです。
今の現状にも真っ正面から切り込んでくれました。

"自分は、草彅剛と仕事がしたいんだ!"

この圧をいろんなところにたくさんの人が撒いていけば
芽は必ず生えてきます。
やがて、大輪の花が咲き誇る。

そんな日が遠からず来ると思うと
なんだか泣けてきます。


伊集院さん、ほんとうにありがとうございました。
伊集院さんがこれほどまでに薦めるのって
カメラを止めるな!
以来だとか。

本気の言葉です。


映画ミッドナイトスワン
9月25日公開です。