yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

小説の世界と映画の世界と~ミッドナイトスワン

正直
なぜそうなるのかよくわからなかった凪沙の心の内も小説を読んで
凪沙が背負ってきた背景が鮮明に浮きぼりにされ、
なおさら、胸がしめつけられた。

あのときの凪沙の涙のわけも
どこか寂しげな瞳も
突き放した態度も
どうでもいいわ、という冷めた感情も
自身への嫌悪感も
子供が嫌いといいながらも
優しく見つめるその瞳の奥に秘められてたものがなんなのかも
本を読んではっきりした。

そして、さらに凪沙が愛しい存在になっていく。


本には文字の神様がいる。
その神様が読み手にインスピレーションを与えてくださる。
文字の神様が見せてくださる景色は
まさに私にしか見えない凪沙の世界。
私が文字から想像した二羽の白鳥。

それはそれで楽しいけど

文字は冷たい。
そこから広がる世界はモノトーンで、どこか虚しい。


映画はいいよね。
いろんな色に変化していく様がはっきりと見える。
光と影ができて
監督の思い
演者の思いが幾重にも重なって
それに応じた音楽が加わる。

役者の顔色ひとつで
身振り手振りだけで
目の動き、口の動き、
それらの些細な変化で
微妙な心の内が想像できる。
声のトーンが変わるだけで全然違ってくるんだよ。

私が想像してた世界を遥かに越えてくる。




だけど、映画は
どうしても時間に限りがある。
役者の演技で心の動きや変化を伝えることで
その具体的な背景は省略されがちだ。
だからわかりずらい部分も確かにある。
そこは観る側の想像力で補っていくしかない。
それはそれで
人により見方が変わって
いろんな味が出て面白い。


本は
その部分が事細かに書かれていて
景色が一瞬にして浮かび上がる。



あの子はどうなったんだろう。
あの人はどんな人生を過ごしたのだろうか。


映画では描かれなかったシーンも
小説にはしっかり書かれてた。


映画を観て原作を読むのもよし、
原作を読んで映画を観るのもよし。


私は映画を観て
この作品に関わった人たちの思いをしっかりと受け取り
本を読んでスクリーンでみた景色をさらに色付けし
また映画を観て、その世界観にどっぷりと浸りたい。



映画っていいよね。
小説っていいよね。

どちらの神様も素敵な贈り物をくださいます。



凪沙の人生は思い通りにはいかない人生だったけど。
なぜ、自分だけこんなつらい思いをしなきゃならないんだろう、神を恨んだこともあっただろう。
でもね、
とっても大事なものをその手で掴むことが出来たんだよ。
神様は凪沙に何物にも代えがたい宝物を授けてくださった。


だから、
悲劇の物語じゃないの。
こんな愛もあるんだよね。
自己犠牲と聞くとそれはあまりにかなしすぎると思ってしまうけど
無償の愛は儚く美しく気高い。

絶望のなかで見つけたひとつの灯り。

その灯をともし続けるために凪沙は生きた。

母と娘の極上のラブストーリーです。


はやく
大きなスクリーンで観たい。
劇場の独特の空間に身を置いて
素晴らしい音響のなかで
涌き出てくる感情を思う存分浴びたい。

 
さあ、今夜だ。
TOHOシネマズ64館で
一足お先に見せます上映があります。
完売の劇場もありますが
まだまだ絶賛発売中です。

慎吾のミッドナイトスワン

慎吾がね
私を泣かせるの。


ミッドナイトスワンの話をしたくてウズウズしててね、
そして、堰を切ったように話し出した。


ほんとに素晴らしかったですよ。ほんとに素晴らしくて
僕はちょっとねヤバかったですね。今も思い出すと涙が。
インスタやTwitterにも書いたんですけど僕はお芝居やめようと思いました。
作品全体もそうですし、草彅剛という俳優さんが昔から好きなんですけど、素晴らしすぎて、でも、SNSにも書いたけど、やめないけど、と足してるけど、でもその日はやめようで一日過ごした。こんなに素敵な俳優さんがいるんだったら自分なんかもういいや。中盤で思っちゃって。
作品全体もほんとに涙がとまらなくて。
半端じゃない。
僕はもう見れない。僕はもう一生見ないと思います。いろんなものが重すぎてストーリーとしてもそうたし、みなさんそれぞれのお芝居とかも打ちのめされ過ぎて。
ずっと泣いてた。



こんなに素敵な俳優さんがいるんなら、もういいや、とお芝居やめようと、本気で思ったことにも泣いたし
もう観ない。一生観ないと思う。


って慎吾言うんだよ。

そこまで草彅剛という一人の俳優のことを思ってるんだね。

『ミッドナイトスワン』
という作品に魂持っていかれたんだね。

慎吾の繊細すぎる心の琴線をふるわせた
『ミッドナイトスワン』

トランスジェンダーという難しい役を見事に演じきった
草彅剛への、内田監督の言葉をかりれば、100%ピュアな称賛の気持ち。
たぶん、役者草彅剛は天才だ、いや、大天才だ、の思いをますます強くしたんじゃないかな。


この作品に登場してくるひとりひとりにも彼らなりの人生がある。
先が見えなくて這いつくばってもがいて、苦しんで
それでも腐らず懸命に生きてる。
そのなかで見えてきた光、射し込んできた光が
幸せをもたらすの。
これは
ただただ絶望と残酷さのなかで足掻く人たちの悲劇物語じゃなく
そこから希望と生きる力を得たハッピーエンドの愛の物語なのです。
母親は子供を自分を犠牲にして守り抜きます。
見返りを求めてはいません。
自分の身はボロボロでも
大事な人が笑っててくれたら、それでいいのです。
そんな愛がこの作品から溢れてきます。




慎吾が重すぎて観れない。
一生観ないと思う

という気持ちもわかるのよ。

映画の枠をこえてきた。
ひとりひとりが役者として役を演じてない。
まさに役に生きてる。その人としてそこにいる。
息も絶え絶えにその時その時を一生懸命生きてた。

観てる側も
生半可な気持ちではいられない。


だから確かに疲れるのよ。心底ぐったりする。だけど、その疲れは生きてる力を呼び起こしてくれるの。



いろんな方が
試写でこの作品を観て絶賛の声をあげてくれてます。


あの行定監督も


あまりにも重すぎた

慎吾と同じことを感じられてる。

そして、たちがることができなかった。と。

剛くんも観終わって席を立てなかった
と言ってた。

そうなの、重いの。ずっしりくるの。
私には抱えきれないほどの人生の試練が待ち受けてて、
そんな生き辛さをスクリーンからこれでもか、と、ほっとする間もなく浴びせられるの。

だけどね、
ほんとにほんとにピュアなんだよ。
誰もが必死に自分に向き合ってるの。
騙しだましの人生であってもそうせざるを得ないのよね。
いろんな感情がわき出てきて
それを自分のなかでなかなか処理できなくて
どうしていいのかわからなくなるんだけど
でも、
流れてくるピアノの優しく温かい旋律と
愛にもいろんな愛があるけど
この子を守りたい、と一途に思う気持ちが
絶望が希望に変わり、とっても心が穏やかになっていくの。

重いけどその重さは真実の愛だからね。
見せかけの愛なんてここにはひとつもなかった。



公開が待ち遠しい。

こんなに待ち焦がれてるのははじめてかも。



ミッドナイトスワン
9月25日公開です。

9月10日 TOHOシネマズ64館で一足お先に見せます上映があります。




ひとりでも多くの方に
この作品の持つメッセージを届けたい。

インテリゴロウ~ミッドナイトスワン~

 9月6日AbemaTVで放送された『新しい別の窓』

インテリゴロウのゲストが内田英治監督で、吾郎さんと

『ミッドナイトスワン』について、

草彅剛について語り合ってます。

その内容がとっても素晴らしいので

書き起こし、ブログに残すことにしました。

 

 

 

監督:一番着地しないと思ってたところに一番着地してすごく嬉しかった。

めちゃめちゃ予想に反して。

草なぎさんて国民的なね、まさかああいう、インディペンデント臭がする脚本にひっかかってくれた。全く予測できなかった。僕的にも新しい試みと思いながら。

 

 

草なぎ剛の演技の印象は❭

 

特に日本はつくって吐き出すタイプの役者さんが多い。草なぎさんて「受ける」あらゆる物から部屋とか人物とかから受けるタイプだと思うんで、だから感情を返せる役者。

稲垣:でもそれって一番大きな目指すところだし究極ですよね。

監督:不思議な人ですよね。逆に、「ああしてくれこうしてくれ」とか言うとあまりよくないんだろうな、と思いました。

稲垣:たぶんね、段取りとか全く出来ない人なんですよ。良くも悪くも。

監督:ビックリしたのが、草なぎさんが演じた凪沙という役の部屋があるんです。普通役者さんて、来て、控え室はいって、リハーサルのときだけ出てきてまた控え室に入る。草なぎさんはずっとその場にいるんですよ。帰らないんですよ。カメラや照明のセッティングとかめっちゃ大変じゃないですか。でもずっといるんですよ。下手すればセッティング40分くらいかかるじゃないですか。でもずっといるんですよ、そこに。最初は邪魔だな、みたいな感じで、でも帰らないしな、みたいな感じでみんななんとなく避けてたんですけど、だけど3日目くらいから部屋と同化しちゃて。いないかのようにずっといるんですよ。たから同化する人なんだな。

稲垣:でもそれって俳優としてすごい褒め言葉ですよ。

監督:僕もずっといる方ははじめてです。

 

 

吾郎さんが『おじゃマップ』に出演したとき、慎吾とふたりきりのトークが実現したことあるじゃない。

そのとき、

草彅剛なんて天才じゃないですか。

そういう風にはなれないから。芝居をなんとなくはできるけど、天才的な人を見ちゃうとほんとに難しいよね

て言ってたんだよね。

内田監督との対談見ながら

ふと、そんなことを思い出したよ。

 

草彅剛という役者は

衣装着せて放置しとけばいいのよ。

だって衣装身につけた瞬間からその役の人として生きてるんだから。

だから、監督が細かく指示する必要はないんだよね。

そこをいちはやく見抜いて口を挟んだり余計なことをせずにお任せしようと決めた監督も凄いし、それに、

同化する人 

この監督の言葉で

身体中に稲妻が走った。

すごくしっくりきたの。

同化という2文字で彼を評した人が今までいた?

吸収率がすごく高く役そのものになる度合いが深すぎて自然と溶け合う。

気付けば一体化してる

だなんて、

なんて恐ろしい、俳優力の高さよ。

思わずブルッと身震いしてしまった。

 

 

 

❬絶対に見て欲しい草なぎ剛の演技は❭

 

監督:目の芝居が素晴らしい役者はほんとにいい役者ですよね。

動かなくてもぜんぜんいいし。カメラマンが「目に寄りたい」って言ってましたね。

すごい重要なシーンで、一果ちゃんがはじめてナイトクラブのステージで踊るシーン

はじめて凪沙が一果の踊りを見るシーンなんですけど

人間関係が変わるターニングポイントのために作ったシーンなんだけど

稲垣:この目ですね。

見てるだけですもんね。

監督:こんなに寄る予定じゃなかった。こんなにアップじゃなかった。カメラマンがぐーとひきよせられた。

稲垣:この目に確実にうつってますもんね、踊ってる一果ちゃんが。

僕何十年も一緒にいて、見たことのない顔でしたもんね。と思って伝えたんですけど

「ほんと?ありがとうー」

一秒くらいで終わっちゃっていつも、そうなんですよ。

 

 

 

この目ね。

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 それまでは

一果がただ煩わしい存在でしかなくて

お荷物のような冷たい視線をなげかけてたのに、

この目には優しさがある。

温もりとそして愛おしさで包まれてる。

凪沙のなかでなにかが変わった瞬間を

草彅剛は見事に目だけで表現した。

 

ここまでアップの予定はなかったこのシーンを撮った山本英夫カメラマンは

映画『任侠ヘルパー』を撮られた方。

内田監督と

「日本でいい役者といえば?」

みたいな話になったときに、

つよぽん

と即答したのがこの山本カメラマン。

「彼は凄いぞ!

アップをとりたくなる。

草彅さんは目の奥で演技をしている。

だから」

 

この山本カメラマンの言葉が

凪沙誕生に繋がっていくのかと思うとね、

 

人と人の出会いは奇跡を生むの。

運命ってあるのよ。感無量。

 

ほんとに不思議だけど草彅剛の目を追っていたら

心の声が聞こえてくるんだよね。

微妙な心の動きも伝わってくる。

だから

つい目に寄りたくなる。

アップを撮りたくなる。

 

そういえば、星監督お元気かな。

監督も草彅剛のアップばかり撮ってた。

 

「草彅君は、演技がうまいと思わせるタイプの俳優ではない。役そのもの。役そのものになってしまう。」
 
「草彅君はいつも、自分の個性を出さずに入ってきて、知らぬ間に個性を出してしまう。俺はこうやるんだではなく、監督とも全く対立せず、ものすごく素直に演じるけれども、気がつくと、監督が何も言えなくなって、彼の手のなかにその役も作品もある。いつも驚かされるところです。」

 

星監督の草彅剛。

内田監督の言葉と通じていく。

 

 

 

❬監督から草彅に関して質問❭

 

 

普段よく喋るんですか?興味あって

 

稲垣:うん、でも、むかしはあまり喋らなかったんですけど若かったというのもあるし、ちょっと忙しかったのもあったのかな。あとグループで5人もいたから、独特な緊張感もあったりしたので、今は3人で活動することが多いのでなんかもうそういうのも一周しちゃって、喋りたいときは喋るし、変に気を使わないし、よく喋るようになりましたよ。普通に食事に行ったりしますし。昔はそういうの、しちゃダメなのかな、距離感とか緊張感みたいなものがないといけないのかな、馴れ合いになっちゃいけないのかな、ちょっとそういう意識もあったんですけど、最近はそれも超越してもっと自然体でいいじゃないかって感じになってて今はすごく良い状態の距離感

監督:この前舞台を観に行ったんです、草彅さんの。

吾郎さんとたぶん慎吾さんがいらっしゃって、目の前にいて、僕みてて、お二人が草なぎさんを見るときの、目というか表情がすごい印象に残ってて、そういうところ見ちゃうの表情とか。あんなキラキラした目でメンバーを見るんだ。凄いいい1日を過ごした気分になりました。

 

 

その時の監督の呟き

https://twitter.com/EijiUchidaFilm/status/1222439387750780930?s=19

 

香取さんの草彅さんを見る優しげな目に思わずほろっときてしまった。

ほんとに仲良しなんですね。

 

吾郎さんのことには触れてないけど笑

 

 

吾郎さんも慎吾も

"今までみたことがない草彅剛がいた"

と口を揃えて言ってる。

 

たくさんの方から

高い評価を得てます。

 

その世界観を是非ともご自身の目で確かめて欲しいのです。

劇場で五感で感じて貰いたい。

 

 公開は今月9月25日ですが

9月10日TOHOシネマズ64館で一足お先の上映が決まりました。

 

 

 

平日の夕方ですが

少しでもこの映画観てみたいと思われてたら

劇場に足をむけてみませんか?

 

私たちはひとりでは生きられません。

そばにいる人の力で人は幸せになれます。

愛し愛され

守り守られ

そうして明日への生きる力をもらい、助けられて歩んでいけます。

絶望のなかから見つけた柔らかな光を浴びてください。

是非!

 

 https://youtu.be/zBzdu0EURH4

 

しんつよ~二羽の白鳥~

香取慎吾と草彅剛
このふたりをしんつよと私たちファンは呼んでいる。

剛くんにとって慎吾はチング。
と言ってた時もあったね。

チングとは韓国語で友達
親友よりもより深いところで気持ちが通じあい、お互い深く信頼しあっている関係。

剛くんてさ、慎吾は天才だとことあるごとに言ってるくせに、
案外素っ気ないのよね。

そんなつよぽん
慎吾はツンデレ愛でなんとか自分の方を見て欲しいアピールするんだけど
剛くんときたら
あまりに無邪気で無垢だから、そんなかけひきなんか通用しなくて
慎吾の思惑どおりにはならないのよ。
そもそも、そんな概念がない。
逆に、その懐の深さで慎吾をすっぽり包み込むように愛しちゃうのです。

この二人が30年ものながい年月をかけて
築いてきた関係性はひとことで表すことなんかできやしない。
だから、外野がとやかく言うことでもないし、言えないでしょ。
吾郎さんでさえも
あのふたりの間には入っていけないと言ってるくらいだもん。


でも、それでもファンはあれこれ言いたくなるのよ。
自分の都合のいい見方をついしてしまうの。
そして、自分の理想とする関係を作ってさもそれが真実であるかのように思い込む。
真実は当人にしかわからないのに、ね。
想像力が日増しに逞しくなっていく。
でもね、
その想像力は間違ってない自信はある。
あのふたりを見てると
無理がない。
すべてにおいて自然体なの。
押し付けることもなく、合わせることもなく、だけどしっかり自分は主張してる。
揺るぎない信頼関係があるから、自分をさらけ出せるし
柔らかさがあるから相手に強く出れる。

私なんか、
このふたり結婚すればいいのに。

と、本気で思ってるわ。

結婚するということは生涯の伴侶となること。
結婚するということは
精神的愛は勿論、そこには、肉体的愛も伴うであろう。
それでもいい。
私はそれを望んでる。

そんな関係もなんら問題なく理解してるとずっと思ってきた。

だけどね、
『ミッドナイトスワン』をオンライン試写会で観たときに

トランスジェンダーの人たちの心の奥にちょっとだけ踏み込んでいけた気がして
辛かった。漂う絶望感に胸が苦しく切なくなった。

自分に真っ正直に一生懸命必死に生きてるだけなのに、
なぜここまで悲しいのか。
世間から後ろ指さされなきゃならないのか。
化け物と呼ばれなきゃならないんだろ。
性ってなんなんだ。
自分に素直に、ありのままでいたらダメなの?
現実は彼らを彼女らを暗闇に落とすだけじゃない。

男と男が愛し合うのも
女と女が愛し合うのも
世間ではまだまだ冷たい眼差しが注がれてる現実がある。

だけど
私のしんつよは
精神的な繋がりだから、

このふたりの愛は、みんなから祝福されてるよ。
(これもいわゆる、ヲタ目線というものなのかも、ね)

慎吾は
役者草彅剛をこよなく愛す。
天才だと誇らしく言う。


その慎吾が『ミッドナイトスワン』を観てくれた。



https://www.instagram.com/p/CEty4h_jjif/?igshid=1pj1vtcwd55oj


とこんな愛に溢れた呟きに
Instagramにも
泣けてくる。


確か
JUNONの対談だったと記憶してるんだけど
慎吾は
"草彅剛を知ってる世界選手権の1位になれる"
と自信を持って答えてるんだよ。
その慎吾が
"映画のなかに、僕の知ってる草彅剛はいなかった"

と呟いた。
それがどういうことかわかるでしょ。
鳥肌たってくるでしょ。
一番近くにいて
草彅剛という人の本質を間近で見てきた人でさえ
見たことがないと言う。
どんな魔物がそこにいるのか、と、思うだけで、心臓バクバクしてくるじゃない。

この撮影に入る2日前に
剛くんは、「神様からのお告げがあり、これでしょ、って、わかっちゃったの」
と屈託なく婦人雑誌のインタビューに答えてる。
神様が降りてきた瞬間を体感するのはいつものことなんだけど、
凪沙は、いつも以上の強烈なエネルギーを神から賜った産物だと思うのよ。
そのエネルギーが彼のなかにいる魔物を覚醒させた。

そうして誕生した凪沙は
香取慎吾を打ちのめしました。

バリータークを観劇したときは

https://twitter.com/ktrsngofficial/status/999990696068243456?s=19

https://www.instagram.com/p/BjM0-UtlkUO/?igshid=1abqdb60pkdk3

バリータークを観て来た。やっぱり舞台の上の草彅剛は最強だ。

と、ツイートし、

つよぽんとのふたり芝居、いやいや出来ないよ。」

そして、ミッドナイトスワンを観て
"もう芝居をやめよう"とまで思わせた
草彅剛の役者魂。天賦の才。

でも、慎吾だって
あの白石和彌監督に
「日本のトップアイドルであると同時に日本のトップ俳優だ。俳優業をどんどんやらないと勿体無い。」
と言わせた俳優だからね。
三谷幸喜さんからも愛されてる。


「演じることは得意じゃない」

と慎吾はいうけど

剛くんは、
自分にはない感性溢れた香取慎吾を「天才だ、最高の役者だ」と褒め称える。




互いが互いをリスペクトしあい、そのなかで、
切磋琢磨し、自分をさらに磨き高めていってるんだから、
このふたりはどこまでも共に成長し続けるんだろうね。


どんなに辛い道が待ってるとしても
僕らなら歩いていけると思うよ
手を取り合って分かり合える未来へ
世界が真っ暗になったとしても
僕らなら照らしていけると思うよ
前を向いて共に歩く未来へ



ふと、『ミッドナイトスワン』のラストシーンが浮かんできた。
包み込む愛
無償の愛

あっ、そうか、
彼らもまた、大空高く羽ばたく二羽の白鳥なんだわ。







#しんつよ
#草彅剛 #香取慎吾
#ミッドナイトスワンを広げよう

しんつよ愛の劇場 8月30日

慎吾:8月30日ですけどどのようにお過ごしですか?かなり外は暑いですね。散歩行けないですからね、クルミちゃんの。暑いじゃないですか。
慎吾:なんか久々ですね。
剛:この間会ったじゃないですか、あれで
慎吾:取材で
剛:1週間経ってないんじゃないですか。
慎吾:そっか
剛:あんとき暑かったじゃん。暑かったよ。スッキリ出たりとか
慎吾:そうだね、見てくれたんだね。
剛:ご苦労様です
慎吾:見てくれたのツイートでしってすぐにリツイートしましたよ。
剛:今日も平和な感じでこの番組始まりました。見てたらね、慎吾ちゃんのコマーシャルのあとに僕のコマーシャル流れたりして。なんか嬉しかった



自分の仕事の予定はうっかり忘れちゃうのに慎吾の番組はしっかりリアタイしてる剛くん。
それにすぐさま反応する慎吾ちゃん。
ごろーちゃんは音沙汰なし。
このトライアングルがいつだって絶妙なのよ。





剛:僕たちも踊る機会ありますけど気持ちだよね。
慎吾:今月ななにーで星のファンファーレ久々にやったら星切れませんでしたね
剛:いや、最初は切れたんだよね。1回目は切れた、はじめて
慎吾:もうほんとに見れないんですよ、僕は、草彅さんのこと。つられるから。でも、リハーサルできれたんだよね。
剛:なぜかというと、ファンミーティングにむけてちょっと練習したわけよ。コロナでなくなっちゃったんだけど、その前までリハーサルやったじゃないですか。そのときにいつもの担当の人に、ちょっとファンミーティングはちゃんと決めるからって、その練習の効果がでたらしくて、だけど2回目の最後かな、できなかったんだよね。慎吾もつられそうになって
慎吾:基本的にほんとに見ないようにしてるんですよ、僕は草彅さんを。つられるから。やっぱ難しいから、すこしなにか、邪念というか、なにかが入ると自分も切れなくなっちゃう。右手だけでね、星を描くように上下横とかやるんだよね、振り付け、星のファンファーレ。それがいっつもボロボロで、つよぽんが。見ないようにしてるわけですよ。だけどあの日リハーサルで切れてて、切れた!て感動的だったんですよ、僕も。あの草彅剛が星を切れた。その感じで本番もいたわけ。そしたら1回目できてて、やっぱり。ついにこれ本番も決めてしまうのか。と思ったら最後に
剛:やらかしましたね。いや、でもね、気持ちですよ、踊りってのは、気持ち



そうなのよ、慎吾が見たの、つよぽんを。
それに剛くんが気付いて
お互い顔を見合わせて
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この間わずか数秒なんだけど、しんつよラブラブ。
ごろーちゃん、そんなアイコンタクトしてた二人にたぶん気づいてない🤣

でもね、慎吾だけじゃないんだよ、星のファンファーレで剛くんが星を切れるか
私たちも固唾を飲んで見守ってるんだよ。
どうか上手くいきますように、と祈るような気持ちで見てるんだよ。
最初は出来て、出来た~😆て
まるで我が子がはじめて歩いたとき
はじめて自転車に乗れたとき
そのときに似た感動がよみがえってきたの。
最後は出来なくて残念だけど、でもね、そんな剛くんたから愛しいのよね。
できますようにと願いながらもやっぱり出来ない剛くんにホッとしてる。
矛盾してるでしょ、このファン心理。笑っちゃうね。






慎吾:旅行はね、僕はほんといろんなところ行ってきたし、行きますけどつよぽんはほんとにあまり経験なくてビックリしますね
剛:海外行ったことない
慎吾:まじでないね。あらためてどこ行きたいですか?あらためてとなったときに一人で旅をしたいか、友達何人かで行きたいですか?
剛:一人は絶対嫌だね。絶対一生しない一人旅。わかんないけど。あんま多すぎても、4人くらい。アジアいいかもしんない。日本に近いフィリピンとか、マカオとか、わかんないけど。アジア料理好きだからさ。
慎吾:仕事でもいったことないか?
剛:あんまりないね、タイはあるけど、バンコクとか。どっかアジアいいかな、近いところ
慎吾:なんかこう、アメリカとかなると、バイク、ジーパンとかそんなのが絡んでくるとちょっと違う頭の回路も使っちゃいそうじゃん。アジアの今言った感じだと全くないからほんとに旅行として行けそうだね、つよぽんは。




えー、一人旅したくないの?
剛くん以前こう言ってたじゃん



一人旅したい。慎吾と一緒に。


慎吾と剛くんは一心同体だもんね。
二人で一人だからね。

と、私一人で萌えてたんですよ、この言葉に。
なのに、
今は友達と旅がしたいだなんて私は大失恋した気分です...

タイ
バンコクといえば
「嘘の戦争」
一ノ瀬浩一

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市村正親さんの、草彅剛さんとの共演が決まったときのコメントがほんとに嬉しかった。
「今回は剛君のドラマだから『やろう!』ってすぐ返事をしました。やる役すべてを違うものに見せ『僕の生きる道』では、頬をあんなにこけさせて挑んでいた、剛君は本当にいい俳優さんです。剛君はバラエティーも面白いんだけど、やっぱり俳優だなぁと思うんです。俺の中では剛君は、高倉健さん風なイメージ、俳優としてこれからもっともっと楽しみです」

剛くんの43歳のお誕生日の日に放送された
誰だって波瀾爆笑』でも、

「演技がうまいと思う若手の俳優さんは誰ですか?」との質問に、
「いっぱいいますけど、僕の好きなタイプで言うと、剛くん。草なぎ剛ね。一緒に出たこともあるんだけど、出てないものでも彼は役によって本当に違うんですよね、全部ね。持ってるものが、何かすごいなって。僕、だから見習いたいですね。心の在り方みたいなものをね」

市村さんほどの日本を代表する俳優さんからここまで思われてる草彅剛を私は誇りに思います。


しんつよミュージックセレクション
今週はつよぽん

斉藤和義さんで
天国の月~🎵
夜聴くとなんかね、
面白い歌でくるみちゃんとレオン見ながら聞くと幸せな気分になる。テンポとか夏の夜に合ってる気がして。


剛くんって和義さんとラインしてるんだね。
そして、もうひとりの一義さん、タモリさんともラインしてるんだね。
LINEで繋がってることにかなり驚きましたよ。
タモリさんがラインねぇ、、





健康つよぽん
慎吾:この間取材でインタビュー受けて、モーニングルーティンの話を聞かれたりして、うがいしたりお風呂のお湯につかります。全部草彅さんから言われたことを実践しています。
剛:そうしたほうがいいよ。慎吾はちょっと不健康だからね。気をつけたほうがいいよ。最近ちょっと改善された気もするけど



最近慎吾が剛くんからのアドバイスを素直に受け入れて実践してるのが微笑ましいの。
でも、ふといろいろ考えちゃうのよね。
さすがに自分の体を気にするお年頃になってきたのかな。とか、
大事な人のために意識改革途中なのかな。とか。
そして、ツンデレ慎吾が見れなくなってかなり寂しい、私。






慎吾:新しいコマーシャルがつよぽん始まったけどあのとき着てる服のベルトの色がいい。
剛:ほんと?じゃあスタイリストさんに、いつもやってくれてる方なんで、ちょっと伝えよ
慎吾:すごいいい色。全体を考えてのあのベルト。すごいいい。
剛:そうね、爽やかなトーンで、あれもいいじゃないですか。レモンのやつもいいじゃないですか。ローラースケートはいて。やるね、監督があの方でしょ。
慎吾:児玉さん
剛:児玉さんなんだ。おもしろいよね、ローラースケートはいて、スーとすべる感じが撮りたかったんだろうね。面白いもん、なんか違和感あるというか。みんな普通に歩いてるのに。ポイントがいいよね。ちょっとしたことでコマーシャルって印象が変わるよね
慎吾:コマーシャルもやらさせてもらって嬉しいですよね。どうお過ごしですか?あれはまだですか?将軍は
剛:将軍さんね、もうちょいかな。馬やってます。馬練習してる
慎吾:NHK大河ドラマ
剛:馬やっぱ難しくてさ。走るまでに結構時間かかるし、結構怖い、やっぱり。それにようやくなれたきた。急に走っちゃうから、それにようやく対応。鞍はつけてるよ。でも、とても賢いお馬さんなんだけどね。おもしろいよ、お馬さん。頭よくてさ、すげぇ舐めるわけ。ほんとに頭いいわけよ。あの、久しぶりに堤真一さんとお会いして堤さんと一緒に練習してる。やっぱすごい上手くて、堤さん。すごいやってる、最近。まだまだだね、夏っぽいことね、今なかなかコロナとかであれだけどさ、やっぱなんかしたいよね、うちらももうちょっとで3周年じゃん、新しい地図が。ビストロジョーか。
慎吾:そうですね。やりたいですね。ミッドナイトスワンもはやく観たいし。ごろーちゃんのばるぼらも公開決まって。



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このベルトに目がいくの、さすが慎吾だと思った。
慎吾のファッションへの感覚ってさりげなく鋭い。
本職のスタイリストさんと同じ視点で全体を見れるその抜群のセンスこそが慎吾の武器だよね。


そして、今日の最大の収穫はこれ!
堤真一さんと馬の練習しています。




新しい地図のサイトを立ち上げて
もう3周年
まだ3周年
https://youtu.be/1qcn0Yrj6TI
今見ても鳥肌たつくらい痺れるわ。
彼らが選んだ道なき道、わかってはいたけどそびえ立つ山はやはり険しい。
険しいからこそ彼らは笑顔を絶やさない。
明るく前向きに突き進む。
諦めるな
歯を食いしばれ
君たちには友がいる
NAKAMAもいる。
力を合わせて踏み出そう。

パンツと共に生きる

知人がいきなり私にこういうの。

剛くん、オムツの宣伝してるね。
それってファンとしてどうなの?
恥ずかしくない?
まだ46でしょ。
その若さでオムツとか、はやすぎ。


だとさ。

その人ね
きっと私は剛くんがそんなCMに出たことに怒り心頭だろうと思ったらしいのよ。
落ち込んでないかと、心配したよ。
オムツとか、恥ずかしいよね、
と、わかったような顔されちゃった。


いやいや、
そんなこと、これっぽっちも思ってないから。

そもそも、あなた、草彅剛という人の何をみてますか?
彼に、どんなイメージ抱いてるの?

アテントのCMちゃんと見た?

チラ見しただけで
あれこれ言わないでよ。
しっかり心の目を見開いて、心の耳をすまして、
最後まで全部見てください。



草彅剛という人は自分をかっこつけたりしないの。
いつだって飾りけなしの、そのまま。
今を生きる男だし、
その信念にぶれはないから
自分の歩いてきた道に誇りを持ってるはず。
だからね、仮によ、紙オムツなんてみっともない、だなんて思ってたら
オファー受けるわけないじゃん。
やりたくないのに
営業スマイルで私たちの前に立ったりなんてできる人じゃないし。
まあ、オファーしてくださることに、
必要としてくださることに、
いつも有り難みを感じてる人ではあるんだけどね。


だけど、あなたの言いたいことはわかります。

歳重ねるごとに老いていく自分が確かにいる。
だんだん、体が思うように動かなくなる。
そんな自分が情けないし
恥ずかしいと思うときも正直ある。
排尿に人の手を借りるだなんて
想像しただけで辛い。情けない。
赤ちゃんのオムツは笑って話せるのに
大人だとなぜか恥になる。

高齢化が進んでいる今の世の中がこれじゃ、老人はますます生き辛くなってくる。
前みて堂々と歩けないよ。
いつも下見てこそこそとしてなきゃならなくなる。
そんな人生楽しくないじゃん。
いままでずっと頑張ってきて
日本を支えてきて
やっと、今からゆっくりしようか、というときにこれじゃあ、
なんのための人生だったのか、
虚しいだけじゃん。

人様に迷惑かけたくないから
我慢もする。
やれないことまで頑張ってやろうとする。
でもね、
どんなに頑張ったって、人はひとりでは生きていけないの。
必ず誰かに頼らなきゃいけなくなる。
だからね、頑張りすぎないで
楽しんで生きていこうよ。
頼り頼られ、お互いがお互いを必要とできる時代にしよう。
人生100年の時代だよ。
介護は世代に関係なくすべての人にとって大切な問題となってくる。
誰だって歳をとる。
歳を取ればからだの機能も衰えてくる。
誰かの手を借りることを重荷に感じなくてもいい。
順番なんだからね。


剛くんがね、
私のあれやこれやに答えてくれた

https://www.youtube.com/playlist?list=PLIFTJmVtyaRQHRtlO-HOf3_tyxzbzqlIB


オムツのこと、恥ずかしがらずに堂々とはなせるようになったら、
みんなの話題にできるようになったら、この国はよくなると思うな。だから僕はこのCMにでています

好きな人には頼って欲しいし
好きな人には頼りたくない。
だから一人で生きていくなんて言わないで。介護するのもされるのも、この先きっとだれもが経験することだから。どうせなら楽しく一緒に生きていきましょう、ね。



恥ずかしい、隠さないといけないと思うなんてちょっとおかしいよなぁ。だからこれからはオムツのこととか介護のこととかもっとオープンに話していけたらな。

あかちゃんがはいてたらかわいいと思うのに、大人がはいてたらそう思わないのはなぜでしょうね?どっちも生きていくための大切な必需品でしょ。大人がはいててもかわいいんじゃないかな。いや、可愛いは言いすぎました。


パンツと呼びましょう。そのほうがおしゃれだから。


人類に自由をもたらしたものってなんだと思います?僕はパンツだと思います。パンツが守ってくれるおかげで気兼ねなく動ける。大人用オムツの登場で尿もれを気にせず出掛けられるようになりました
僕のファンのみなさんがいくつになってもコンサートに来てくれたらうれしい、
僕もアテントをはいてずっと元気に歌って踊りたい。




とね、
剛くんが優しく穏やかに語りかけてくれるの。
その話し方がとっても心地よく胸に響くの。
CMなんだけど
仕事なんだけど
そんなふうにはこれっぽっちも思えない。
台詞を喋ってる?だけじゃ、ここまで心に響かないよ。
剛くんの言葉で
剛くんの思いが込められて
寄り添ってくれてるなって実感するの。




草彅剛さんを起用した理由


幅広い世代の方に知られ、愛されている草彅さんは、ご自身本来の振る舞いや眼差し から、飾らないやさしさ、誠実さを持っています。しかも、そのやさしさの裏に固い芯を持たれており、自分のことばで自分の考えを語ることができる方です。
草彅さんの人柄は、これからアテントが伝えていきたい想いに合致していると考えます。
その草彅さんが TVCM を通してテレビの前の人に語りかけ、問題を提起し、考えてもらう
ことで、まずは、生活者に自分と関係があることと捉えてもらうことを狙います

ここまで草彅剛の人間性を理解しわかってくださってることにまず感謝します。
そして、狙い通りになってきてますよ。


会社のまだ20代の後輩男子。
アテントの宣伝を見たと私に話しかけてきました。

つよぽんのCM見ましたよ。白いシャツに白いズボンが清潔感溢れててよく似合ってた。てっきり白いジーンズの宣伝かと思ったらまさかのオムツだった😅
でも、なんかいっすよ。かっこいいです。」


らしいです。

だから、私は
「ありがとう。でも、オムツじゃないの、パンツだよ」

とすまして答えたら、なんだか、楽しくなってきちゃってね。
彼もニコニコいい顔してるの。
思わず二人して大爆笑。
和やかな空気をいっぱい吸い込みました。



彼が、草彅剛がオムツということでかなりの衝撃を受けたのは間違いない。インパクト抜群。でも、イヤな感じは持たなかった。逆に親しみ感じたんでしょうね。



若い世代の、
"大人のオムツは年寄のもの、自分達には関係ない"
の、固定観念を少しずつ変えていけるんじゃないかな。


だから剛くんはこのCMのオファー受けたのでした。


オムツのこと、恥ずかしがらずに堂々とはなせるようになったら、
みんなの話題にできるようになったら、この国はよくなると思うな。だから僕はこのCMにでています。


そしてね、あと10年?20年?かしたら、
私もアテントはいてコンサート行くよ。
アテントはいて歌って踊ってる剛くんに会いにいく。


そんな日がいつかきっとくる。

そう、いくつになっても
草彅剛は私の永遠のヒーロー。
パンツをはいた私の大好きな人


わかった?

オムツじゃなくてパンツだから。
パンツならあなたも毎日はいてるでしょ。
それと同じよ。
特別なものとして見ないでね。
誰より一番近くにいて
誰より一番いつも一緒で
誰より一番長く過ごして
あなたの人生に最後まで寄り添ってくれる存在を忘れないで。

隠さないパンツ、かっこいいじゃん。



https://www.elleair.jp/attento/talk/


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ミッドナイトスワンを観て

f:id:yumipon0524:20200827065932j:plainミッドナイトスワン
オンライン試写会に参加でき一足先に観ることができました。
あの日から数日経ってるのに
ブログがなかなか書けない。
書こうとしても言葉につまる。
文字に出来ないのです。
草彅さんが
「映画が終わっても席を立てなかった」
と言われてましたが、その意味を、受けた衝撃の強さを今私も共有してるのかもしれない。



予告編は何度も見ました。

https://youtu.be/zBzdu0EURH4


その予告のあのシーン、このシーンが
ここでこう繋がるのか、
そんなことをも思いながらの、オンラインだから
パソコンでの視聴です。


きらびやかな、夜のショーパブの世界から映画は始まります。
唇に紅をひき、念入りにお化粧をし、仕事のためにお酒を飲み、ステージに立ち、生きてくために話を合わせ、笑顔を作り、相手を持ち上げ、そのためには自分を落とすことも厭わない。
それでも彼女たちなりに逞しく生きています。


冒頭からトランスジェンダーと言われる人たちの世界に引きずりこまれ、そこから繰り広げられる人間模様があまりにも切なくて痛々しくて辛くなった。
目を背けたくなるような衝撃的なシーンもあって、涙が止まらない。
全編通して流れてくるあまりの絶望感に胸がひきちぎられそうだ。
水川あさみさん演じる早織が言い放った一言は、私の心臓をぐさぐさと突き刺す。
残酷なその言葉に、
「ほんとは、あなたも心の底ではそう思ってるでしょ」
そんな意地悪な声がどこからか聞こえてきて
自分の中にある醜さにゾッとした。
一果の友達のりんも孤独のなかで生きてた。
ほんとの愛情が欲しかったんだよね。
だから、空高く羽ばたいたんだよね。
そんなりんのご両親は、我が子りんをしっかりと見てないし、見ようともしてない。自分のことばかり。贅沢な暮らしを与えることが親の愛だと思ってたとしたらそれは哀れだよ。
凪沙の唯一の友達瑞希だって悲しすぎる。

そんな中でみんな必死に生きてます。
なかば、なげやりになりつつも、
這いつくばって、もがいて、苦しんで、その姿があまりに必死すぎて見てて辛いんだけど、生き方に正解も不正解もないから人間なんだよね。


それにしても、
草彅剛が凪沙なのか、凪沙が草彅剛なのか、
そんなこと、もうどうでもいいくらい、凪沙だった。
体のちょっとした動き。仕草。
女性ならではの、柔らかさと優雅さ、可愛らしさ、そして艶があった。
確かに、女としてそこにいるのです。
男としてこの世に生を受けながらも、心は女、
女として生きたい。と願う、
トランスジェンダーとしての苦悩が赤裸々すぎて
「なんで私だけ」の凪沙の嗚咽が耳にやきついて離れない。


私は女です。
なんの疑問も不満もなく当たり前のように女として生きてます。
時々、男に生まれたかった、と、思うときもあるけど、それは単純な理由からで、本気でそんなこと考えたことはない。
だから、私なんかに、心の性と身体の性の不一致がどういうものなのか、正直わかるはずがない。
なぜ、そんな生き難いいばらのみちをあえて歩んでるのだろうか。とさえ思ってしまう。

テレビでよく見るいわゆるオネエ系のタレントさんたちは、いつも明るく笑ってる。自分の性をネタにしてることもある。
世間の目なんてくそくらえ、ありのままの自分をさらけだして生きてて幸せなんだろうな、ずっと思ってきた。
だけど、それは、身を切るような、精神的肉体的苦痛、経済的苦痛に絶え乗り越えての姿なんですね。
たくさん泣いて今の輝きがあるんですね。


凪沙だって、そんな人生を思い描いてたはず。
そんな凪沙の人生を変えたのが
実の親から育児放棄された一果でした。
この少女を新人の服部樹咲が演じてるんだけど
この新人女優がまた凄かった。
目に底知れぬ強さと哀しみ、虚しさが宿ってるの。

草彅剛の目と服部樹咲の目。
この目が、魂がぶつかりあって、予測できない見事な化学反応をおこして
凪沙と一果が誕生したのか。



草彅剛さんが
役作りはなにもしてない。監督と樹咲ちゃんの間にいたら自然と凪沙になれた
と話してたけど
まさにそうなんだと思う。


一緒に暮らしているうちに凪沙のなかに
次第に芽生えてくる母性愛。

暴れ狂う一果をあるときは
自分をも戒めるように強く抱きしめ

あるときは
よしよし、と、まさに、聖母マリア様のよう表情で、優しく優しく包み込むように抱き締める。



だけど、思い知らされるの、
どんなに頑張っても
どんなに、一果を大切に思っても
血の繋がりには叶わない。と。

一果の母親になりたい。

その一心で凪沙は完全に女になった。

これで幸せになれるはずだったのに、神様も残酷。
凪沙にこれでもか、と試練をお与えになる。

うまくいかない人生だけど

でも、凪沙の最期は
幸せだったんでしょ。
きっとそうだよね。

ラストシーンでの一果の凛とした美しさのなかに温もりがあるオデット。
母と娘
二羽の白鳥が
寄り添いあって魅せた 愛の証。
生きる力が滲み出す。
希望の光がみえてくる
心に火が灯ります。
柔らかな光が射し込んできます。


主演の草彅剛さんが
これは今やるべき作品だ。
間違いなく自分の代表作になる。たくさんの方に観てもらいたい、と言った。

確かに、今の草彅剛でないとこの凪沙はうまれなかった。
そう言いきれるほど
最後の最期まで凪沙として生きてた。


内田監督の


「草彅さんにさらに別の次元に行って欲しい」

この言葉に体が震えた。


そうよ、
あの世界観はこんなちっぽけな日本に押し込めておいちゃダメよ。
心からそう思います。



とにかく、草彅剛の存在感が圧巻すぎた。
新人の服部樹咲がこの作品が女優としてのデビューだとは全く思えないほどの堂々とした演技で私を魅了する。
この二人を取り巻くキャストたちも一人一人がその役として生きててほんとに素晴らしい。

内田監督の光と影の演出もお見事だし、
張り巡らされた伏線の回収があまりに美しく自然で意味を含んでて感動する。

そこに、渋谷慶一郎の作り出すピアノの旋律が心に染み入り深い余韻を残してくれる。


これは、絶対にスクリーンで観るべき映画です。
あの空間にあの音響、あの独特の雰囲気の中で
作品の世界観にどっぷりと浸りながら
本物の母になった凪沙の生きざまを見届けて欲しい。
一果の、凪沙と共に歩む未来を感じて欲しい。

気品と威厳と、その根底にある大きな大きな愛溢れる
バレエを堪能して欲しい。

ひとりでも多くの方に観てもらいたい。
劇場に足を運んで欲しい。
役者陣のほとばしるパッションを浴びて欲しい。
間違いなく傑作です。