yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

インテリゴロウ~ミッドナイトスワン~

 9月6日AbemaTVで放送された『新しい別の窓』

インテリゴロウのゲストが内田英治監督で、吾郎さんと

『ミッドナイトスワン』について、

草彅剛について語り合ってます。

その内容がとっても素晴らしいので

書き起こし、ブログに残すことにしました。

 

 

 

監督:一番着地しないと思ってたところに一番着地してすごく嬉しかった。

めちゃめちゃ予想に反して。

草なぎさんて国民的なね、まさかああいう、インディペンデント臭がする脚本にひっかかってくれた。全く予測できなかった。僕的にも新しい試みと思いながら。

 

 

草なぎ剛の演技の印象は❭

 

特に日本はつくって吐き出すタイプの役者さんが多い。草なぎさんて「受ける」あらゆる物から部屋とか人物とかから受けるタイプだと思うんで、だから感情を返せる役者。

稲垣:でもそれって一番大きな目指すところだし究極ですよね。

監督:不思議な人ですよね。逆に、「ああしてくれこうしてくれ」とか言うとあまりよくないんだろうな、と思いました。

稲垣:たぶんね、段取りとか全く出来ない人なんですよ。良くも悪くも。

監督:ビックリしたのが、草なぎさんが演じた凪沙という役の部屋があるんです。普通役者さんて、来て、控え室はいって、リハーサルのときだけ出てきてまた控え室に入る。草なぎさんはずっとその場にいるんですよ。帰らないんですよ。カメラや照明のセッティングとかめっちゃ大変じゃないですか。でもずっといるんですよ。下手すればセッティング40分くらいかかるじゃないですか。でもずっといるんですよ、そこに。最初は邪魔だな、みたいな感じで、でも帰らないしな、みたいな感じでみんななんとなく避けてたんですけど、だけど3日目くらいから部屋と同化しちゃて。いないかのようにずっといるんですよ。たから同化する人なんだな。

稲垣:でもそれって俳優としてすごい褒め言葉ですよ。

監督:僕もずっといる方ははじめてです。

 

 

吾郎さんが『おじゃマップ』に出演したとき、慎吾とふたりきりのトークが実現したことあるじゃない。

そのとき、

草彅剛なんて天才じゃないですか。

そういう風にはなれないから。芝居をなんとなくはできるけど、天才的な人を見ちゃうとほんとに難しいよね

て言ってたんだよね。

内田監督との対談見ながら

ふと、そんなことを思い出したよ。

 

草彅剛という役者は

衣装着せて放置しとけばいいのよ。

だって衣装身につけた瞬間からその役の人として生きてるんだから。

だから、監督が細かく指示する必要はないんだよね。

そこをいちはやく見抜いて口を挟んだり余計なことをせずにお任せしようと決めた監督も凄いし、それに、

同化する人 

この監督の言葉で

身体中に稲妻が走った。

すごくしっくりきたの。

同化という2文字で彼を評した人が今までいた?

吸収率がすごく高く役そのものになる度合いが深すぎて自然と溶け合う。

気付けば一体化してる

だなんて、

なんて恐ろしい、俳優力の高さよ。

思わずブルッと身震いしてしまった。

 

 

 

❬絶対に見て欲しい草なぎ剛の演技は❭

 

監督:目の芝居が素晴らしい役者はほんとにいい役者ですよね。

動かなくてもぜんぜんいいし。カメラマンが「目に寄りたい」って言ってましたね。

すごい重要なシーンで、一果ちゃんがはじめてナイトクラブのステージで踊るシーン

はじめて凪沙が一果の踊りを見るシーンなんですけど

人間関係が変わるターニングポイントのために作ったシーンなんだけど

稲垣:この目ですね。

見てるだけですもんね。

監督:こんなに寄る予定じゃなかった。こんなにアップじゃなかった。カメラマンがぐーとひきよせられた。

稲垣:この目に確実にうつってますもんね、踊ってる一果ちゃんが。

僕何十年も一緒にいて、見たことのない顔でしたもんね。と思って伝えたんですけど

「ほんと?ありがとうー」

一秒くらいで終わっちゃっていつも、そうなんですよ。

 

 

 

この目ね。

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 それまでは

一果がただ煩わしい存在でしかなくて

お荷物のような冷たい視線をなげかけてたのに、

この目には優しさがある。

温もりとそして愛おしさで包まれてる。

凪沙のなかでなにかが変わった瞬間を

草彅剛は見事に目だけで表現した。

 

ここまでアップの予定はなかったこのシーンを撮った山本英夫カメラマンは

映画『任侠ヘルパー』を撮られた方。

内田監督と

「日本でいい役者といえば?」

みたいな話になったときに、

つよぽん

と即答したのがこの山本カメラマン。

「彼は凄いぞ!

アップをとりたくなる。

草彅さんは目の奥で演技をしている。

だから」

 

この山本カメラマンの言葉が

凪沙誕生に繋がっていくのかと思うとね、

 

人と人の出会いは奇跡を生むの。

運命ってあるのよ。感無量。

 

ほんとに不思議だけど草彅剛の目を追っていたら

心の声が聞こえてくるんだよね。

微妙な心の動きも伝わってくる。

だから

つい目に寄りたくなる。

アップを撮りたくなる。

 

そういえば、星監督お元気かな。

監督も草彅剛のアップばかり撮ってた。

 

「草彅君は、演技がうまいと思わせるタイプの俳優ではない。役そのもの。役そのものになってしまう。」
 
「草彅君はいつも、自分の個性を出さずに入ってきて、知らぬ間に個性を出してしまう。俺はこうやるんだではなく、監督とも全く対立せず、ものすごく素直に演じるけれども、気がつくと、監督が何も言えなくなって、彼の手のなかにその役も作品もある。いつも驚かされるところです。」

 

星監督の草彅剛。

内田監督の言葉と通じていく。

 

 

 

❬監督から草彅に関して質問❭

 

 

普段よく喋るんですか?興味あって

 

稲垣:うん、でも、むかしはあまり喋らなかったんですけど若かったというのもあるし、ちょっと忙しかったのもあったのかな。あとグループで5人もいたから、独特な緊張感もあったりしたので、今は3人で活動することが多いのでなんかもうそういうのも一周しちゃって、喋りたいときは喋るし、変に気を使わないし、よく喋るようになりましたよ。普通に食事に行ったりしますし。昔はそういうの、しちゃダメなのかな、距離感とか緊張感みたいなものがないといけないのかな、馴れ合いになっちゃいけないのかな、ちょっとそういう意識もあったんですけど、最近はそれも超越してもっと自然体でいいじゃないかって感じになってて今はすごく良い状態の距離感

監督:この前舞台を観に行ったんです、草彅さんの。

吾郎さんとたぶん慎吾さんがいらっしゃって、目の前にいて、僕みてて、お二人が草なぎさんを見るときの、目というか表情がすごい印象に残ってて、そういうところ見ちゃうの表情とか。あんなキラキラした目でメンバーを見るんだ。凄いいい1日を過ごした気分になりました。

 

 

その時の監督の呟き

https://twitter.com/EijiUchidaFilm/status/1222439387750780930?s=19

 

香取さんの草彅さんを見る優しげな目に思わずほろっときてしまった。

ほんとに仲良しなんですね。

 

吾郎さんのことには触れてないけど笑

 

 

吾郎さんも慎吾も

"今までみたことがない草彅剛がいた"

と口を揃えて言ってる。

 

たくさんの方から

高い評価を得てます。

 

その世界観を是非ともご自身の目で確かめて欲しいのです。

劇場で五感で感じて貰いたい。

 

 公開は今月9月25日ですが

9月10日TOHOシネマズ64館で一足お先の上映が決まりました。

 

 

 

平日の夕方ですが

少しでもこの映画観てみたいと思われてたら

劇場に足をむけてみませんか?

 

私たちはひとりでは生きられません。

そばにいる人の力で人は幸せになれます。

愛し愛され

守り守られ

そうして明日への生きる力をもらい、助けられて歩んでいけます。

絶望のなかから見つけた柔らかな光を浴びてください。

是非!

 

 https://youtu.be/zBzdu0EURH4