慶喜が語った言葉とは
いよいよ明日ですよ。
栄一と慶喜の最後のシーン。
https://movie-a.nhk.or.jp/sns/aBQ/p133828t.html?s=09
楽しかったな。
しみじみと語るこの一言だけで、ジーンとしてきます。
11月14日に行われた
『青天トークショーin北区』
主演の吉田亮さん、脚本の大森美香さん、制作統括の菓子浩チーフプロデューサーが
『青天を衝け』についてじっくりと話してくださいました。
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— 渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館【公式】 (@shibusawakitaku) 2021年12月12日
「いよいよ舞台は飛鳥山へ!
青天トークショー in 北区」
YouTubeにて配信開始📺
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ゲストは渋沢栄一役 #吉沢亮 さん
脚本 #大森美香 さん、制作統括 #菓子浩 さん。
『#青天を衝け』の制作裏に迫ったトークショー!
ぜひご覧ください👀✨
▶︎ https://t.co/xLHD8rVejf pic.twitter.com/GVELZrOInW
その話のなかで
吉沢さんが
「最後の慶喜殿とのシーンは印象深いです。」
と言われてるの。
「あそこはすごくいいなと思ってます。
僕はそのシーンはやりとりはものすごくシンプルなんですけどこの作品のテーマを語ったシーンだな、という気がしてて
どれだけカッコ悪くても泥臭くても最後まで生きるんだっていうそのエネルギーみたいなものを話したシーンなのかな、って勝手に僕は思ってて、すごく印象深いし
また草彅さんのお芝居が素晴らしかったので、僕はあそこが印象深いですね。だからどんな感じになってるのか、すごい楽しみです。」 と。
大森さんも
「特にこの栄一さんと慶喜さんのシーンというのは観るたびに書いていたときに思っていることをいつも超えて、二人の絆ってこういうことなんだって改めて感じることが多いので
わたしもまだそのシーンは拝見していないのですごく楽しみだなと思いました。」
剛くんもね、
あるインタビューで
「感慨深いものがありました。自分の中で、静かにこみ上げてくるというか。役を通り越して亮くんを見ていた感じで、同志として、役を超えたところで亮くんとお芝居ができたような気がします。1年間、お互いに楽しみながら演じてきたことをねぎらうような感じもありましたし。今の時代や世の中をどこか代弁するような、人間の核心を突いたようなことを語る慶喜のせりふもすごく印象的でした。」
と。
ね、こんな言葉で語られたら
放送前からわくわくしちゃうのも仕方ないでしょ。
果たして慶喜は何をどう語るんだろ。
この作品のテーマ..
期待値が高まって胸がぐるぐるぐるしっぱなし。
それに、吉沢さんがね、
剛くんとの共演の感想を聞かれて
「本当に素晴らしいですよ。
対峙してて役と本人の境界線が全く見えないというか、お芝居していてどんだけ上手い方でも、この間をこう詰めるんだとか、その役者のお芝居する上での意図みたいなものが見える瞬間ってのがあるんですけど、草彅さんにはそれが全くないんですよ。だから草彅さん自身が何を考えてるのか全くわからないから、一緒にお芝居してていい意味ですごく不安にもなるし、すごい心揺さぶられるんですよね。
ただただ、慶喜としてその場にいるだけみたいな感じが、いい意味で緊張感が生まれて、この緊張感は大事にしたいなと思いながら最後まで僕はやってました。」
と、大絶賛。
歳を重ねて経験を積んで山あり谷あり幾多の喜び悲しみ辛さ悔しさ虚しさ乗りこえて、たくさんの人の背中を見て人生を学び、いろんな方に支えられて今日があるという剛くんがまさにこれからの日本の演劇界を背負っていくであろう若手俳優に刺激を与える存在になってることが私は誇らしくて仕方がない。
脚本家の大森さんは、
「文献はたくさん残ってるんですけれども、ほんとになにを考えてるのかなかなかわかりずらい方で、渋沢栄一さんが後年残された徳川慶喜伝などを読むと、少しずつパーソナリティーが見えてくるところがあって、そこが最終的にわかればいいなと思って空想しながら作っていったんですけど
草彅さんの演じる慶喜を観てたら
こういう人なんだなってすごく腑に落ちたというか、何も考えていない訳じゃない、決して考えていないわけじゃないのに、何考えてるのかわからないふうに見えるってところがあって、すごい面白い慶喜さんにしてくださったな、と思っています。」
菓子さんは、
「あのまんまです。
はい、わかりました、みたいに、僕歴史知らないんでとおっしゃるけれど、知識としてはもしかしたら知らないかもしれないですけど、体感でそこに慶喜がいるっていうふうに僕らから見てても思えて
「降りてくるんです、その時に」
と仰っているけれど、あながち嘘じゃないんじゃないかっていう、慶喜さんが降りてくるらしいです。
演じるときに何かそういうこともあるのかな、と思うくらい、こういう人だったんじゃないかな、と思います。
栄一と慶喜のシーンはこのドラマでやっぱりどのシーンも名シーンなので、僕らのなかでも楽しみにしている。」
さらに、亮さんは、
「本当にご本人は普段話すとめちゃめちゃフランクというか、「お疲れ~」みたいな感じのすごい面白い方なんですよ。
でも、お芝居になった瞬間にどこいった?ってなるから、不思議というか、すごい人だなっていうのはありますね。」
と、言葉を重ねてくれてます。
剛くんが
NHKの、『ニュースシブ5時』で
気持ちが大事だって言ってたでしょ。
その時に持っている気持ちが人を形成するって。
感覚で演じるというのは、芝居冥利に尽きると。
これと、
菓子さんが聞いた
「降りてくるんですよ、その時に。」
が私のなかで繋がっていく。
そんな草彅剛をみて、吉沢さんが、
どこいった?って途方にくれちゃうのも、
不思議だな、すごいな、と思うのも納得しちゃう。
ほんとに天才なんですよ、草彅剛は。
役に生きていく人なんですよ。
演劇の神様から愛され、選ばれたお方なんですよ。
そんな剛くんが
「同志として、役を超えたところで亮くんとお芝居ができたような気がします。」
と言うくらいの
二人の最後のシーン。
しっかりと覚悟を持って見させていただきます。