剛くんの子育て奮闘記
思わずホロッときちゃったよ。
私が、私だけじゃないよね、世界中の人々がコロナの不安に怯えながら
stayhomeしてるとき、
剛くんは
育児に必死だったの。
そして、今この瞬間も
子犬たちを甲斐甲斐しくお世話してるにちがいない。
私のはじめての出産、そして育児を思い出す。
赤ちゃんはこちらの都合なんかお構い無し。昼夜関係なく泣くの。
なぜそんなに火がついたように泣くの?
オムツも換えたよ。
母乳もやったよ。
熱もない。
なのに、
抱っこして必死にあやしても腕のなかで激しく泣くのよ。
何が不満なの?
どうしてもらいたいの?
わからないよ。私が泣きたくなってくる。
あー、もういや、投げ出したい。
母乳の出が悪くて罪悪感にかられたこともある。
寝させてくれない。
自由がない。
そんな毎日のなかで
仕事仕事を口実にして
主人は知らん顔。
帝王切開だと母親の自覚がなくて、
シレーッとしてるクルミちゃんがそんな主人と重なってくる。
その傍らで
赤ちゃんの体をこまめにふき、ミルクをやり、ちょっとでも様子がおかしいと心配で眠れなくて、毎日ビビってた剛くんって
紛れもなく母親です。
しかも一度に3匹って、三つ子みたいなもんじゃない。
ひとりでも大変なのに。
ひとりひとり個性も違うし成長も同じじゃない。
特に、生後2ヶ月の今、一番大きく成長してるレオンくんだけど、
生まれた当時は体が弱くて
スポイトで一滴ずつミルクあげてたなんて話を聞くと、
剛くんに、どれだけの精神的肉体的苦労があったか、想像するとね、私ならきっとノイローゼになってるよ。
剛くん、ほんとに頑張ったね。
産む痛みは実際経験しないとわからない。
大袈裟じゃなく痛みで死ぬかと思った。
こんなの、もういや。激痛に耐えられず
やめる!て叫んだの。
真っ白い壁、ひんやりとした分娩台、看護師さんの声。
その記憶は今もはっきりと覚えてる。
それほどの産む苦しみがわからないから
他人事なのよ。
と私は主人に恨み節ばかりだったのに、
剛くんは
クルミは、いつだって、僕を幸せに導いてくれる。試練も与えてくれたおかげで余計なことを考える暇がなかった。コロナの不安や恐怖をやわらげてくれた。僕の神様
と言うの。
クルミちゃんが試練を与えてくれてる、かぁ。
今この現状をそう捉えてるんだね。
神様は、その試練に耐えられる人、その試練を乗り越えられる人じゃないと、試練を与えない、ですから。
無理な人には試練を与えないですから。
これは、僕たち、草彅くん本人が乗り越えることのできる、越えなくてはならない、越えるべきであろう試練を神様があえて与えてくれたんだなぁ、って前向きに捉えたりしてます。
中居くんの言葉をふと思い出した😢
だから、クルミちゃんが
神様なのも頷ける。
でもね、 こんなふうに思える、思わせてくれる関係性ってすごくない?
この二人の強くて尊い絆には、誰も太刀打ち出来ないよ。
子育てなんて簡単よ。
そう思ってた、私だって。
剛くんがクルミちゃんの出産がたぶん舞台の稽古に入る頃になるけど再演だから大丈夫とたかをくくってたのと同じよ。
でも、現実はそんなに甘くなかったね。
母親って強い。
自分がその立場になってやっとわかったこと。
剛くんは、
クルミちゃんが、無事に出産して
クルミ頑張ったと誇りに思い
子育ては大変だった、完全になめてた、と自らを反省し
クルミちゃんに母としての自覚がようやく芽生えてきたことに安堵してる。
そんな彼を見てると
時に夫であり、時に母であり、そして、ジイジでありと、
子犬たちへの愛情が
あらゆる角度から感じられるのよ。
まさに、最強で最大の包み込む愛でしょ。
ほんとすごいよなぁ。
今あらためてこのときの動画をみるとね
クルミちゃん、今年子供産むかもしれない。クルミは小さいから多くて3匹。
子育て出来ますか?育児放棄しないでくださいよ。そうするとめちゃくちゃ大変なんだって。産まれたら赤ちゃんておかあさんにべとってくっついてないと寒くて死んじゃう。お母さんが育児放棄しちゃうと、人間が24時間温めてミルクをやったり、うんちとおしっこもお母さんがなめとってあげるんだけど、それもしないと、人の手で全部やらないといけない。クルミが育児放棄した場合私は仕事があっても寝れなっちゃうんで頼みますよ。クルミちゃんはちゃんとしてるから育児放棄することはないんじゃないか、との話だけどこればっかりはわかりませんからね。
剛くんの危惧が現実となって
めちゃくちゃ大変になったけど
でも、その分幸せもたっくさん貰って
家庭を持つことによる己の人生の色づきについても考えたりもしたのね。
未来の家庭
自分の遺伝子を受け継いだ子供かぁ......
そんなときがいつか来るのよね。
人はひとりじゃない。
元気があればなんでもできる
のです。
ほら、見て、この背中。
どっしりと構えて大きいでしょ。
立派な母の背中よ。
剛くんももう安心だね。