yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

人と人が出会い繋がり今がある

「ななにー」での佐藤浩市さんとのホンネトーク

たっぷり1時間あまり。
すごく濃い時間でした。

そのなかでも、特に記憶にとどめておきたい剛くんの言葉を
書き起こしておきます。

「あなたへ」
これは大きかったですね。門司港に行きましたもんね。
僕はね、健さんも緊張してるんだけど浩市さんにも緊張してるわけですよ。お二方に挟まれてわけわかんない。僕はなんなんだろうって。緊張しすぎて、台詞が出てこない感覚がはじめてあった。

「神様のベレー帽」のときに
僕に言ってくれた言葉があって
手塚治虫さんの役とかってめちゃくちゃ難しいじゃないですか。そのときに、浩市さんが
「それは草彅の手塚さんをやればいいんだよ」とポソッと仰ってくれてすごい自信が持てた。その言葉って僕のなかにすごく残ってまして、何の役でも僕でいいんだなって、すごいヒントになる言葉をいただいた。
しかも、そんなに関係性のない僕に急に言ってくれたのですごい覚えてる。


佐藤浩市さん。

いいよね。
渋くてかっこよくて
大人の男の色香漂わせて
私生活はほとんど見せない。

三谷組ということもあるのかな、慎吾との共演が多いでしょ。
内心私羨ましかったの。

そんな私に飛び込んできたのが
高倉健さん主演映画「あなたへ」での
浩市さんとの共演話。
やっと念願が叶う。しかも、あの高倉健の映画で。
お利口さんに待っててよかった。
最高の場を用意してもらえた。

健さんと浩市さん。
そこに草彅剛。
鳥肌ものでした。

トークの中で、門司港の話がでたけど、そこでクランクアップ迎えたんだよね。

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その時のインタビューで

剛くんが、
高倉健さんの旅に僕も便乗させてもらった様な気持ちで、少し寂しい、いや大変寂しいんですけど
またいつか一緒に」
って言うと
健さんからすかさず、
「どっちだ、少しか大変か」と突っ込みがはいる。
剛くん、内心かなり焦ったはず。
慌てて、
「いや、大変寂しいです。
機会があったらぜひその時は」
と、再度の共演をお願いすると
健さんからは
「ぜひ事務所にそう言ってください」
と即答だった。
これってOK貰ったも同然。
ふたりは相思相愛。あとは、大人の事情のみ。


健さんの旅にまた同行できるんだー

ワクワクしたね。
それからほどなくして、健さんがやはり降旗監督と次回作の準備をしてると知ったとき
ドキドキが止まらなかった。
正式発表はやくこい!
ひたすらその日を待ち続けた。


そんなことを思い出してると、無性に
健さんがサプライズ出演してくださった
「スマステーション」が観たくなって
ダビングしたDVDを引っ張り出して来た


剛:新しいアルバムで唐獅子牡丹を歌わせていただいたんですよ
高倉:きいたよ、うまくねぇなぁ。 任侠ヘルパー合わない。俺を真似するな。あなたがいいんだから。



彦一をやるにあたり、任侠映画たくさん観たと当時剛くんが話してたことを思いだしながら、健さんの言葉の意味を今また考えてみる。

剛くんが役作りに任侠映画を観てたなんて、健さんが知ってるわけもなく、
だけど
ドラマ見たときに健さんにはきっと自分の影が見えたのね。

合わないというのは、否定ではなく、
草彅剛という俳優の個性を尊重してるからこそ、
彼の天賦の才能を認めてくださってるからこその愛の言葉。
だから、この言葉がつづくの。

"おれを真似するな。あなたがいいんだから。"

重みがあるでしょ。

"あなたの任侠を作りなさい。"

そんな健さんの心の声が聞こえてきそうだよ。






「あなたへ」はどうだったかというと
役が足りなかったね、と。


"役が足りなかった"

これこそ、役者としての草彅剛を高く評価してくださってる証拠じゃない。

間違った捉え方した方も多いようだけど、草彅剛に力量や能力が不足してると言ったんじゃないよ、健さんは。
草彅剛という役者の能力に対して今回の役柄が簡単すぎたね。
と最大級の誉め言葉。


剛くんが
この田宮というイカ飯販売員の役作りに悩んでたとき

“この役は明るくやった方がこれは良い役になって引き立ってくるから”とアドバイスもらったのよね。

高倉健さんとの出会いで
人と人は繋がってるんだな。今まで自分が生きてきたことの意味とか、出会いとか。僕は生まれてきて意味があったんだ、そんな気持ちになった。

この剛くんの言葉。
あらためて噛み締めながら
思うことは


オリジナル作品で親子の物語を描く感動作になる予定だった、と言われてる健さんの次回作「風に吹かれて」
観たかったなぁ。

絶対に健さんと剛くんの親子のストーリーになってたはずなのよ。

つかこうへいさんとも次がなく、
健さんとも次が無く
一度きりだからこそ、忘れられない濃い濃い濃密な時間


降旗監督の

「無念です。」

の思いがね、今でも私の心の片隅に残ってて時折悪さをしてくるの。
観たかったのよ、ほんとに。
悔やんでも仕方ないことなのに、いつまでも忘れられないでいる。


つかさんも
お前はそのままでいいんだよ。
とよく剛くんに言ってたんだよね。
そして、高倉健さんになってほしい。あいつこそ高倉健になる人じゃないかと思ってる
とまで仰ってた。


つかこうへい、草彅剛 高倉健
ほら、人と人が繋がって草彅剛を導いてるよ。


剛くん、今日も雪の宮城で撮影だったのかな。
湯タンポ抱いて寒さ凌ぎながら
無の境地で役の人として生きてるんだろうね。

素晴らしきかな、役者人生