yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

寄り添う

2019年3月11日14時46分 黙祷。
こうして新しい朝を迎えられることに感謝しながらも、どうしても記憶が薄れていくなか、今もなお、行方不明の方もいるという、まだまだ復興半ばの現実をしっかりと見つめ直し、生かされた者として、私に出来ることを継続してやっていく、
そう新たに心に誓った。

日は沈みそしてまた昇る。

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そんな日常の繰り返しが一番平和だということ、そこに幸せがあるということ。



今から8年前になる。
戦後最大の被害をもたらした東日本大震災がおこった。
金曜日だった。
当時の、フジテレビのお昼の長寿番組「笑っていいとも」の観覧に外れ、普通ならキャンセル待ちに行くところだが、その日は、剛主演の「僕と妻の1778の物語」が、劇場公開最終日。朔太郎とせっちゃんに会いたい気持ちが強く新宿行きは見送った。
アルタに行った友達はキャンセル待ちもダメで、出待ちをして剛くんをお見送りし、ちょっとショッピングをして、さあ、帰ろうかな、というタイミングで、いきなり大きな揺れを感じ....
すべての機能はストップ。江戸川区の自宅まで何時間もかけて歩いてやっとの思いで帰りついたと後から聞いた。
私はといえば、映画館に行こうと駅に向かう途中だった。立っていられなくなるほどの大きな揺れを感じ、思わず座り込んだコンクリートの地面が突然ひび割れた。
学校からの緊急連絡で子供を迎えに行くと、子供たちが待つ背後の校庭からは水がふき上がってた。
恥ずかしながら、液状化現象というものをこのとき、はじめて知る。

なんとか自分の周りが落ち着いてテレビをつけると、ここは日本か、と思うような凄まじい映像が流れてくる。
実家が仙台市内の友達が、
家族と連絡が取れなくなってた。
電話をかけても応答がない。家に帰りたくても交通機関が麻痺して身動きが取れない。
不安な日々だけが過ぎてく。
私はかける言葉も見つからず、ただひたすら無事を祈った。



この日、剛くんはドラマの最終回の撮影のため、いいともを終えてから、ロケ地である、岩手県のほうにむかう予定になってた。
ところがその直前想像を絶する災害に襲われた。
日本中に余震が続く状況のなか、ドラマなんか撮影してていいのか。
でも、そんな中でもこのドラマを楽しみにしてる人が一人でもいるのなら、
ドラマをみることで、少しでも、ほんの一瞬でも、現実を忘れてくれるなら、
様々な葛藤を抱えながらも
そんな思いで台本を大きく書き換えて最終回を撮った。
未曾有の大災害がおきたこんなときに、東北地方を舞台にした、大切な人への想いと命をテーマにしたドラマを撮影してたこと、
これは運命なのかもしれません。

剛くんは、クランクアップの時に

「今は一言で言い表せない複雑な想いがあります。東北地方で大地震が起き余震も続く中、みんなで撮影をしていたということ。
今も安否がわからない方がたくさんいらっしゃる中で、僕らには何ができるのだろうか? と思いました。
そんな大変な中、本当にみんなが今できることを精一杯やって、撮影が一日も止まらずこのときを迎えられたことは、ある意味奇跡だと思います。
そして僕らはこの作品に、結果的には助けられたのかなとも思っています。
本当に、罪のない方がこんなにも多く亡くなってしまい、胸の痛い想いもたくさんありますが、僕らの仕事は“夢”や“希望”を伝えることだと思うので、またみなさんといい作品を作っていきたいと思います。」

て言ってたんだよなぁ。

と、そんなことを思い出す、3月11日。


丁度その日剛くんは、慎吾と吾郎さんと一緒に仙台市内でファンミーティングを開催してた。
震災から丁度8年の日に仙台にいる、
これ、偶然だと思いますか?
私には計画的としかおもえないのです。
ファンミーティングをやろうと決めた時点で、
3月11日は東北地方でやる。
と決めてたように思えて仕方ない。
しかも、11日の夜の部は、同行者はFC会員じゃなくてもよいのです。ファンミーティングでありながら会員以外の人も受け入れたい。
ここに込められた意味を、彼らの想いを思うと目の奥がツーンとしてくる。

剛くん自身も、

東日本大震災から丁度8年のこの日に僕らがこのステージに立ってることは意味がある事だと思う。
今もなお、たくさん大変な方やことがあると思うんですが、力や勇気を与えていくのが僕らの仕事だと思っているので、少しでも僕たちの力によって、苦しみが緩和されたり良い未来に進んでいけたら。
微力ながら、周りの方にも感謝して、日本中の皆さんに心を寄り添って生きていきたい。
皆が僕らをステージに立たせてくれたおかげで、東北地方の方も元気になってくれたと思う。少しの優しさが周りの人に伝わることで明るい未来に進んでいける。
一緒に前をむいて歩いていきましょう。」

と、ここ仙台での3回のファンミーティングで言葉を残した。

TBSで放送された"99年の愛"で、第19回橋田賞大賞を受賞したときのあのきれいな涙をまた思い出しちゃった。

"今日本で大変な人がいる。そばにいる人の力で人は幸せになれるんだって思いました。"


当時と気持ちが全然変わってない。
ほんとにぶれないこの姿勢に感動すら覚える。

"これからも寄り添って生きていく。"

この言葉にどれだけの人が勇気を貰ってるか。
明日への活力になってることか。
ひとりじゃないんだよ。
て、希望の光が射してくるでしょ。


忘れないで、あの日のことを。
あの日受けた衝撃を。
あの日見た信じられない光景を。
命の尊さと人と人との繋がりを。



生きてるってほんとに素晴らしい。