yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

今週の微笑み

草彅剛に言葉はいらない。

あえて、説明するほうが野暮というものです。

10月3日放送の大河ドラマ「青天を衝け」



前島密らの尽力で日本に郵便制度がようやく整い、渋沢栄一が最初に書いた手紙が慶喜に宛てたものでした。


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(まるで恋文が届いたかのように嬉しそう。この表情見てたら
心の内が手にとるようにわかりますよね。)




「先様、某は、新政府にて改正掛という掛を新設しました。この郵便をはじめ、日本を新しく生まれ変わらせるために粉骨砕身してまいります」

と書かれた手紙を読んで、慶喜は、視線をあげてそっと微笑む。


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読み終わって遠くを見つめてるこの表情。
穏やかで優しいね。
無性に
この瞳の奥に映る景色を覗き見したい衝動にかられる。
でも、どこか寂しそう。 

だけど、それ以上に
とてつもない満足感があると思う。

これでよかったんだ。って。
自分の決断に間違いはなかったんだ。って。


時間にしてわずか数十秒

それだけのシーンなのに
その存在感は圧倒的。

一瞬にして観る者の心を奪って
感動の渦に巻き込んでいく。
そして
余韻がいつまでも残る。




「わたしのことは忘れよ。
これが最後の命だ。渋沢、この先は日本のために尽くせ」

"この世を変えたい、新しい日本を作りたい。"
幼い頃から抱き続けたその思いを 慶喜のこの言葉に背中を押されて
渋沢篤太夫渋沢栄一として、近代資本主義社会への扉を開くことになるんだものね。


慶喜のこの顔に浮かぶ表情から、喜びと希望と満足感に、こみあげてくる寂しさも感じ取れる。

観る者一人一人の心にこうして無言で語りかけてくるんだから、抵抗できないじゃない。どんどん引きずり込まれるばかり。ズルいよ、ほんとに。



そして、
慶喜が受け入れた絶対的恭順が優秀な人材を守り
結果、新しい日本の誕生への礎になっていく。実に感慨深いのです。