yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

あの真夏の一日をもう一度


剛くん作品が4作品中2つも。
さすが、草彅剛さん。
あなたの演技をみんなが観たがってますよ。
役に生きる瞬間の立会人になりたがってるんですよ。
そして、その役を最後まで全うする生きざまの目撃者になりたいんですよ。


ほんとにうれしい。
心から誇らしいと思います。

が、そう思う反面、残念だな、ほんとに。の思いも強いんです。


私、個人的に、
『台風家族』の上映を望んでました。

『ミッドナイトスワン』は私が一票を投じなくてもたくさんの後ろ楯がいます。
絶対に大丈夫。そう確信してました。


だから私は『台風家族』をひたすら投票。

『ミッドナイトスワン』の凪沙や
今放送中の大河ドラマ『青天を衝け』で絶賛の嵐の徳川慶喜

といった人達とは
また全然違う魅力満載の鈴木小鉄という一人の男の、家族を思う気持ちを熱風渦巻く笑いの中に時折キラっとじわっと輝かせて
家族っていいな。兄弟っていいな。
人が人を思う気持ちって素晴らしいな。と思わせてくれる『台風家族』
台風一過のあとに広がる青空のように、
見終わったあとには温かいものが身体中を熱く駆け巡ります。



剛くん演じる小鉄は、ケチでクズでどうしようもないゲス野郎なんだけど
家族を思う気持ちは実は誰よりも強くて、
でも、その思いを素直に言葉に出来なくて
つい、つっけんどんな態度に出ちゃう不器用な生き方しかできない可愛い愛すべきお方なんですよ。

悲しみを背中で見せる男なんですよ。

もともと2019年の6月に公開が決まってたのに
出演者の一人が事件を起こして公開が見送られ
このままお蔵入りするんじゃないか、と、不安の日々のなか
なんとか9月に公開が決まったのはいいんだけど
公開延長もセカンドランも一切ない、3週間のみの限定公開。
上映館数も少なかった。

だからこそ、
リバイバル上映というこの絶好のチャンスをものにしたかったのよ。

『ミッドナイトスワン』の勢いもかりて
『台風家族』をひとりでも多くの方に観てもらいたかった。


だって、剛くんが
“待っていてくださったファンの方に一番観てもらいたい”と
言ってくれた作品なんだよ。

“僕のことを知らない、あまり興味のない方にもこの映画はすごく笑えて最後にはあたたかいものがめちゃくちゃ流れてくる映画なのでご覧いただくと未来に向けて勇気がわくと思います。”
と言った作品なの。


山田美保子さんも
“わる剛も垣間見れるし、でも、やっぱり人の優しさとかもわかる、ザ・草彅剛代表作になるんじゃないか。しせいのひとを演じるとほんとに上手い”
と大絶賛した作品でもあるし

吾郎さんが
“すっごいよかった。素晴らしい。何度も観たい、細かいとこ観たい。コメディだけじゃない、ああいう草彅剛もはじめてかも。”

とほめてくれた作品なの。


映画は作って公開される。
そんな
当たり前のことが当たり前でなくなったあの日。
何事もなく公開されることがどんなに幸せなことか、って身をもって実感させられた作品だから
思い入れもひとしお強いのよ。



だからね、
このチャンスを生かしたかったんだけど
力不足でした。


申し訳ない。


ラストでまひる
スクリーンいっぱいに広がる
にこやかな笑顔でこう言うでしょ、
「最低」
って。


この言葉と笑顔をそっくりそのまま
今の私に。

「最低ーー!」

ああ、泣きそうだわ。


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