yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

尽未来際共に

予告見て円四郎の死を覚悟はしてたよ。

 

https://www.nhk.or.jp/seiten/story/16/

 

だけどね、

幸せの絶頂から地獄に突き落とすこの流れはあんまりじゃないの。

胸が張り裂けそうだ。

円四郎の無念さが

慶喜の痛いほどの哀しみが 私の心に容赦なく突き刺ささってどうしたらいいのかわからないのよ。

 

 

それがしは殿を東照大権現様の再来とおもおております。弛んできた世を再び纏めあげるのは殿しかおらぬと。その殿の作り上げる新しい世をそれがしは心待ちにしておるのでございます。

この平岡円四郎が尽未来際どこまでもお供つかまつります。

 

全く。そなたにはかなわぬ。

 ワハハ

アハハ と、こんな顔して笑いあってるの。

f:id:yumipon0524:20210531000712j:plainf:id:yumipon0524:20210531000746j:plain柔らかな光に包まれて温もりに満ち溢れてるこの光景は、

明るい未来が見えてきた最高に幸せなひとときなんだよ。

 

 

 

なのに.... 

ご機嫌な様子で門を出ると外は雨

「傘借りてきてくれ 」 

そう言われて、川村が傘を取りに戻ります。

その隙をついて現れた水戸藩士が平岡をおそう。

血しぶき

雷鳴

斬られて、地べたに倒れた川村恵十郎の

 

「平岡さまーー」

 

必死の形相での悲痛な叫びが円四郎の死をまざまざと感じさせるのよ。

 この先にあるものが現実味を帯びてきて

涙腺崩壊。

もう見てられない。

 

 

波岡一喜さんのInstagramとblogにも

川村の平岡円四郎様への想いがたっぷり。

 

 https://www.instagram.com/p/CPecc_SpOdA/?utm_medium=copy_link

 

我が魂は円四郎様と共に

 

https://ameblo.jp/namioka-kazuki/entry-12676612245.html

 

我が心は

我が想いは

円四郎様と共に

 

 

 

それでも、円四郎は気丈にも立ち上がる。

 

嘘だろ

冗談じゃねぇぞ。まだ死ねるか

まだ見てぇもんが山ほど

 死にたくねぇな。

死にたくねぇぞ。

殿まだこれから

 

そうして、

何かを掴もうとするかのように曇天にむかって、手を高く上げて

 

やす....

最愛の妻の名を呟きながら、その手が力尽きていく。

 

 

そんな平岡を川村はただ見てることしか出来なかった。

平岡さまの為なら命を投げ出す覚悟で側に仕えてきた恵十郎もまた円四郎を守ることが出来なかった負い目を背負ってこの先生きていくことになる.と思うと...たまらない。

 

私は私で

嫌だー

またにやっと笑ってよ

おかしれぇものたくさん見せてよ。

円四郎ーー

もう気持ちがぐしゃぐしゃだ。

 

 

 

慶喜のもとに、円四郎暗殺の知らせが入る。

一刻も早くその場にかけつけようと気持ちはあせるが足が思うように動かない。

今にも倒れそうによろよろ しながらなんとか

円四郎の側に辿り着く。

 

この廊下を走る姿に

動揺してる慶喜の心情が見事に表現されてたんだよ。

常に冷静沈着。気品と品位ある立ち振舞いの慶喜がここまで取り乱すなんて。

もう、言葉はいらない。

動きだけで心の内を示す。畏れ入ったよ、全く。

あっ、いた、慶喜だ。

ほんとにそう思った。

 

円四郎の亡骸に

 

「円四郎よ」

震える声。

「尽未来際と申したではないか。

尽未来際共に

どうしてどうしてどうして」

 

慶喜の嗚咽が

むせび泣く姿が

痛いほど胸に迫ってくる。

 

雨で涙が

鼻水が

唾液が流されていく。

 

全身からとてつもなく深い悲しみが伝わってくる。

 

どしゃ降りの雨音

流れる音楽までもが物悲しい。

 

剛くん、泣く演技は苦手って言ったよね。

 

だけど、もう演技をこえてるよ。

慶喜として平岡の死を受け入れられないでいるんでしょ。

さっきまでふたりで歩く未来を一緒に見てたのに、

いきなり自分一人残して円四郎がいなくなった。

にわかに信じられるわけない。

どうして、どうして、

自分はこれからどうしたらいいんだ。教えてくれよ、円四郎。

未来永劫一緒に、って言い出したのはお前だよ。

あれは嘘だったのか。

なんとか言ってくれよ、円四郎。

 

私にはそんな慶喜の叫びが聞こえてくる。

 

 

父斉昭公も藤田東湖の死に直面して泣き崩れたね。

 

慶喜の姿と斉昭の姿が重なって

二代にわたり、かけがえのない友を亡くす悲しみを味わうことになるなんて、神様もなんという試練をお与えになるのか。

 

 

徳川家康をナビゲーターとして登場させるおかしれぇ脚本だから

もしかしたら、違う展開が待ちうけてるのではないか。

そんな微かな期待も見事に裏切られ

 

平岡円四郎は史実通り水戸藩士の手によって命を落とすことになりました。

 

 

 

象徴的なのが鳥。

 

円四郎は

栄一に

「おかしろくもねぇときは掛け軸の小鳥にも話しかけろ」とやすへの伝言を頼みました。

慶喜公は小鳥を愛でてます。

 

 

平岡円四郎暗殺のことなど

何も知らない栄一の頭上を鳥がさえずりながら飛んでいきます。

 

そして、オープニング、

鳥が羽ばたいて栄一の腕に止まるんですよ。

今まで何気に見てたけど、ここにきて、ハッと気付いた。

 

この鳥って、もしかして円四郎なの?

 

 尽未来際どこまでもお供つかまつります

の約束を鳥になって守っていかれるんですか?

鳥なら大空高く羽ばたいていける。

広い世界を自由に行き来できる。

ふたりが思い描く日の本を作っていける。

 

 

 円四郎の肉体は滅びてしまったけど

その気丈な魂は慶喜の中で生きてるんですね。

 

辛い確かな現実と希望を抱かせる演出に

なんだか、力がわいてきた。

泣いてばかりじゃいられないや。

私も青天を衝かなきゃ!