yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

変わらない景色

剛くんの舞台

 

KAAT神奈川芸術劇場 でやるのがすっかり定着してきた感じだよね。

 

 

新しい地図としての初めての舞台作品が『バリーターク』でKAAT神奈川芸術劇場でした。

 

KAAT?

どこにあるの?

神奈川?なんで神奈川なんだろ?

そして、剛くんは、なぜ電車で稽古に通ってるの?

送迎車はどうしたの?

 

行きも帰りも東急東横線で急行とか特急の意味もわからなくて、40分で行けるところを1時間かかったりして、でもそれも楽しいと

剛くん本人はおよそ20年ぶりの電車通いを楽しんではいたけれど

 

それでも、過保護な私は、人手不足だからやむを得ない状況だったにしても、事務所に対して不満はかなりあったんだよね。

 

そんななか、迎えた4月14日、その日はプレビューの日でもあり、

 大杉漣さんのお別れ会の日でもありました。

 

 

私は、舞台があるから

漣さんに最後の挨拶出来ないね・・・・と思い込んでた。

 

ところがね、

剛くんは姿を見せたの。

 

「漣さん、お元気ですか。まさかこんな風に漣さんと話をするなんて本当に思っていなかったです。なんて言っていいかわからないじゃないですか。漣さんがいなくなってもう2か月ですね。そっちの生活はどうですか。たぶん漣さんのことだから、すぐにみんなと仲良くしているんでしょうね。残された僕らは、そのまま時が止まって。整理がつかずに本当に困ったもんですよ。どうしたらいいかわからないしさ。本当にたくさんの顔を持ってる漣さんだから、どれが本当の顔なのか聞こうと思っていたのに。もういないなんてずるいですよ。何度も何度も悔やんで悔やんで。どうして、漣さん早すぎるよって。何度も問いかけるけどさ。でも最後はあの低い声で笑って。漣さんの笑顔が残るだけなんだよね。本当にずるいよ。人の命ははかないですね。漣さんみたいな、本当にやさしくていい人をこんなに早く連れてっちゃうって。神様っているのかよと思ってしまう。だけど残された僕らは、ちゃんと前を向いて生きていかないといけないと、漣さんから教わった……。わかってはいるんだけどね。時には自暴自棄になったりする時もあるよ。突然すぎるから。漣さんの言う通り、人は必ず死ぬよ。死んでしまうよ。だけど作品に対する思いとか、気持ちというのは残るよね。本当にその通りだよ。もっと僕らも頑張らないといけない。僕はやっぱりまた漣さんとお芝居をしたいです。ドラマとか映画とか舞台とかやりましょうよ。そしてまた、漣さんが連れていってくれた海にさ、ギターを持って行って。一緒に好きな歌を歌いましょうよ。それまでしばらく待っていてくださいよ。大杉漣さん、心からご冥福をお祈りします。そっちで待っていてください。それじゃまたね」

 

 

 

と、弔辞を読み上げ、

そして、またね、と再会の約束をして、その日、板に立った。

(この日一番前の席が一つ空いてたらしいんです。きっと、そこは、剛くんが漣さんのために用意した席。でも、剛くんには見えてたよね、満足そうに微笑んでる漣さんの姿)

 

そこで、白井晃氏との出会いがあり、その出会いがアルトゥロ・ウイに繋がって、一度は終わった物語が新生草なぎ剛として新たな形で始まっていくことになる。

そして、今、『家族のはなしPART1 2021』の東京公演の幕がここで開き、劇場内を柔らかな空気で満たし続けてる。

ただいま、戻ってきたよ。

 

そして、明日は、いよいよ千秋楽です。

お別れの時が近づいてます。

 

 

草なぎ剛の舞台役者としての新たなスタートがここ

KAATで始まりKAATで終わり、またここから始まっていく。

 

 

「結局同じところに戻ってきてる。

何も成長してない。

考えてることもさほど変わってない。

いつも同じ楽屋で同じ景色を見てる。

だけど、それでいいんだ。

その日その日に舞台がある。

幸せな人生だ」

と剛くんは言う。

 

 

そんな人だから

私は草なぎ剛が好きなんです。

 

世の中は、どんどん変わってく。

良くも悪くも変化を遂げていく。

その荒波に揉まれて人も変わっていく。

そのど真ん中にいながら、

剛くんが見てる変わらない景色。

 

世の中は間違いなく変わってるのに、草なぎ剛の目にはいつもの穏やかな光景が広がってる。

 

それはね、

剛くんの心の目に映る景色だよ。

 

あなたの汚れない心が見せてる色であったり音であったり流れていく空気だよ。

 

そして、そんな1日1日をとても大事に思い、今を全力で生きてるから幸せだと感じてられるんだね。

いつだって、今まで培ってきたもの全部を出し惜しみせず注ぎ込んでる生きざまに

勇気と元気を貰ってきた。

私はそんな貴方がほんとに好き。