yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

草彅剛×香取慎吾 ~僕たちのラジオデイズ



スマッシュ?パワスプ?
どっちが正解?

いつもこんな議論交わしてたっけ。


SMAP POWER SPLASH』

草彅剛と香取慎吾 ふたりがパーソナリティーを務めるbayfmのラジオ番組。

1995年4月に放送開始してこの4月で26年目に突入したんだよね。
26年かぁ。
長いような短いような。
順風満帆とはいかなかった、いろいろあったね。


もうずいぶん昔の話になるけど
知り合いが突然私に言うのよ。
「慎吾ちゃんとつよぽんのラジオ面白いですね。」
って。

私ドキッとして咄嗟に返事が出来なかった。
だって、日曜の19時よ、 夕飯の支度だ、子供の塾のお迎えだ、なんやらかんやらでラジオ落ち着いて聴ける状態じゃなかった。
それにラジオって声しか聴こえないし
まっ、いいか。

録音することすらもめんどくさくてしてなかったの、その当時の私は。

そんな私なのに、その知り合いは
私がガチな剛ファンなのを知ってるから当然聴いてるものと思って話しかけてくる。

「下ネタ多いのに
変な厭らしさがなくて楽しいし、ほんと仲いいですね。ほんわかしてくるんですよ、ね!」

って、それはそれは優しい顔して同意を求めてくるの。

そんな顔見てたら
おい、自分。それでよくもどや顔して剛ファンだなんて言えるね、恥ずかしくないの?
自分にカツを入れたよ。
それからよ、ラジオを毎週ちゃんと聞くようになったのは。


スマスマ収録の合間に
さささっとラジオの収録をしてたから
パワスプの楽屋はスマスマの楽屋。
スタジオだなんてとんでもない、
なにも機材のない、小さな畳の部屋。
スマスマの収録の内容や進行状況によっては
二人揃わないことも多々あった。
途中から慎吾が来たり、途中でいなくなったり。
最初からそれぞれがひとりで最後まで進行してたことも続いたり。
今週は慎吾
次週は剛
かわりばんこ。

いつもなら、
慎吾にチャチャいれられて、剛くんの言葉が遮られたり
剛くんが、照れくさいのか、変なスイッチ入っちゃうのか、含蓄のあること話してても、いきなりお笑いに走っちゃったりするんだけど
ひとりだとじっくりと剛くんの思いを聴くことができた。
それはそれで幸せな時間が流れていくのだけど、でもね、どこか、すきま風が吹いてくるの。
なぜか、寂しくて物足りなくて、私が欲してるのはこれじゃない。て、叫びたくなる。
だって、
ふたりの声が絡み合って聴こえてこないんだよ。
ふたりの笑い声が全然無いの。
ある日は慎吾だけ
またある日は剛だけ

つまんなかった。
パワスプは、ひとりじゃ成り立たないんだよ。
いくら剛くんが好きでも
この番組だけは彼だけじゃ私の心は満たされない。
しんつよ、て、ふたりでひとりでしょ。
同じ幹から枝分かれしたふたりでしょ。
慎吾と剛がたわいもない話を延々とやってるだけでいいんだよ。

慎吾も、
"これじゃない、このままじゃダメだっ"
て、感じてたんだ。しかも、
辞めようかな、とまで思ってたのね。知らなかったよ...

いくら忙しいとはいえ、完全に一人ずつの交代でそのルーティンがしっくりし始めてて
これはよくない。と、つよぽんのスケジュールにあえて合わせて二人で録ろうと頑張ってたんだってこと、
慎吾ったらそんな素振り全然見せないしおくびにも出さないし、貴方って人は。ほんとにもう😢
なのに、剛くんときたら
「知らないねぇ」だもん。ほんとにもうヾ(´Д`;●)ォィォィ。
きっと無邪気な顔して言ってるんだろうなぁ。悪気なんかこれっぽっちもないのよね。
この二人のこの関係性、凹凸あるからピタッとはまるんだよ。
剛くんのふわっとしたおおらかさに
慎吾の細やかすぎるほどのガラスの心は包まれて救われてるんだと思うのよ。



「つよしがやらかしまして」

ユースケさんの言葉を拝借

1ヶ月ほど活動自粛したでしょ。
謹慎あけてのパワスプでの
ふたりのトーク
この裏話に
涙が溢れて止まらなかったよ。
スマスマ復帰ライブで
「毎日のように夜中まで電話で話してた。
俺はお前のこと一生許さないから。一生かけて俺に返せよ」
と、慎吾ったらつよぽんに公開プロポーズはしてたけど
その時だってこの話はしなかったじゃない。





剛:山菜採ってきてくれてね、山形から。僕が休んでる間にね、天ぷらしてくれてね。
あれいっちばんうまかったよ~。あれ、なんだっけ?慎吾摘んできてくれたんだよね
慎吾:たらの芽とふきのとう
剛:ほんとにおいしかった。だってさ、山盛り食べちゃったからね
慎吾:復帰してどこでもその話してないじゃんか。
6月。もう結構経つのに。いい話じゃん
剛:うん!おいしかったですよ。さっぱりしててね。
あれ、自然の苦味だね。そうだね 
慎吾:天ぷらのね
剛:ありがとうございます
慎吾:天ぷら、あげてあげたんですよ、夜中に。
天ぷらあげようと、天ぷらの道具探してたらさ、キッチン汚ったねぇの
剛:そんな 汚くないじゃん
慎吾:いや、いや
剛:ちゃんと洗ってますから


ここで、
ふたりだけの大切な場所で、
この話をする剛くんの思い
その胸のうちを思うと涙腺ますます緩くなる。



『人生最高のレストラン』に慎吾が出演したときのことまで思い出しちゃった。


人にはいいたくないし、知られたくない、独占したい、だけど、自慢はしたい、そんな慎吾の隠れ家レストランは、
草彅剛の自宅。
あのときの山菜の天ぷら。
山形庄内映画村に座頭市の撮影で通ってたときに、撮影の合間に採取した山菜を、羽田空港から草彅の自宅に直行し天ぷらにしてふたりで食べた、山菜のてんぷら。
それは幸せで楽しい日々だった


このふたり、どれだけお互いのことを思いあってるんだろうか。



その後SMAPは解散し剛くんと慎吾は吾郎さんと共にジャニーズ事務所を退所します。
レギュラー番組も
雑誌で連載してたコラムも
長年イメージキャラクターを務めてきたCMも
次々に終わっていくなか
タイトルこそ変わったものの生き残ったのが、この番組
『SinTsuyo POWER SPLASH』 なんです。



収録場所も
慣れ親しんだスマスマの楽屋を出て
あっちこっち、放浪の旅
その途中でパワスプの担当ディレクターの事務所にお世話になり、
暑いだ狭いだ、と愚痴りながらも
FXまでもが普通に送信されてくるこの部屋に集まってるスタッフの皆さんの温かさが直に伝わる安らぎの場でした。

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そのうち、広くて音響もバッチリの本当のスタジオを使用できるようになり、和気藹々とふたりでひとつの番組をもり立てていきます。
ローカル放送だったのが
radikoで聴けるようになって
全国の人に届けられるようにもなりました。
そのうち、コロナ禍のなかでリモートを余儀なくされ、そして今はアクリル板を挟みながらもふたり向き合って顔を付き合わせながら今まで通りとはいかないまでも最大限の普段着のパワスプを収録してます。


あのとき、パワスプを失わなくてほんとによかった。
今も変わらず
素顔の二人の声が届く。このしあわせを噛み締めてる。

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しんつよのふたりにとっても
この場所が癒しの場であること。
慎吾にとって
ここでつよぽんと話せることがとても大きいこと。居心地がいいんだってこと。
剛くんからも
"君たちのこと、とっても身近に感じてるよー。君たちがいてくれなきゃ、今の僕たちはいないよ。"
って
言われてるような気がして
なんとも言い様のない幸福感に包まれちゃった。

番組MCとリスナーの25年にもわたるこの絆。
25年だよ、生半可な気持ちじゃ無理。かといって
頑張りすぎても疲れちゃう。
ほどよい緊張感を保ちながらも
ほんわか緩く、穏やかな時間の流れにゆらゆらと身を任せ、クスクス笑い、なにやってんの?と呆れたり、ほろっときたり、


ラジオっていいね。

昔々その昔
推しの顔がみれないじゃないの、
と、ラジオを軽く見てた頃の自分の愚かなこと。ほんとに子供でしたよ。

声だけの世界だからこそ
その声のトーンでいろんな想像できちゃうでしょ。
息づかいで
気配を身近に感じて頬を赤らめたり

背後から聴こえてくるちょっとした物音にも敏感になって
そこから空想の世界がさらに広がる。

テレビのようにストレートに視界に入ってこないからこその余白がたっぷりあって
楽しみが倍増するのよ。


慎吾がうまいこと言うの。
文通だって。

手紙も相手が見えない。
でも、そこに書かれた文字から、筆跡から
その背景が想像できていろいろな感情が乱れ飛ぶ。
味があるでしょ、趣深いのよね。


パワスプは
しんつよから私達リスナーへのボイスラブレターなのです。

始まりがあれば終わりはある

というけれど

パワスプには終わりはない。
たとえ番組は終わっても
剛と慎吾を繋ぐ糸はとぎれることはありません。




#しんつよ
#草彅剛 #香取慎吾 #パワスプ