yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

俺は役者だ!て言って欲しいな..



剛くんもちゃんとわかってくれてるんだ。
私のように、役者草彅剛をこよなく愛してるファンがいるってこと。
そして、自分のこの発言が
どれだけそんなファンを失望させるかってことも。
私だって思ったわよ、
剛くん、そんなこと言わないでって。
わかっていながらも
自分は役者ではない、と言う剛くんの気持ち...


私、剛くんには自分は役者だ!て言って欲しいの。

あなたは、ほんとに凄い才能の持ち主なんだよ。
才能という安易な言葉ではおさまりきれないものを持ってるんだよ。
剛くんって、その役を演じるにあたって、特別なことはなにもしないでしょ。
どんなに難しい役でもいざ衣装を身に付けるとその人としてそこに佇める。その人として生きてる。
出来ない出来ないと言ってても終わってみれば完璧に出来ちゃってるの。
それって、役者一本で自分の人生かけてやってきてる人からみたら羨ましい限りなんだよ。
誰もがその才能を認めてるし、そうなりたいとあなたの背中を追い続けてる人もたくさんいるの。
なのに、いつだって剛くんは自分は役者じゃないと言う。
グループで活動してたときは
職業はSMAP
今は
ファンの方に委ねると言うよね。
いろんな見方があっていいと言うよね。
そんなの、ずるいよ。

吾郎さんはSMAPとしてデビューしたときから自分は俳優だと思ってきた。
俳優100%と
はっきり言ってるよ。


なのに、剛くんは


演じることはすごい好き。特別な思いはある。
だけど
役者草彅剛が語るとか言われてもピンとこない。
何も考えてない。ただセリフ言ってるだけ。気持ちとかない。ほんとに何もない。
僕はやっぱり役者じゃない。
もともとがグループとして、ステージが始まり。
そこが自分の武器。
役者一本でやってる方と違う感覚がある。


って言うの......


だけど、吾郎さんも同じSMAPだよ。
グループとして小さい頃からステージに放り込まれてそこで歌ったり踊ったりしてきたのも同じでしょ。
確かに吾郎さんは役者としてもデビューもはやかったけど。
剛くんは
一歩も二歩も三歩も四歩も出遅れたけど
ただそれだけの違いじゃない。

なのに、
演じる仕事にたいしての姿勢が真逆なの。




表現することにおいては歌を歌ったり踊ったりが必要要素であって全部繋がってる。
僕はやっぱり役者じゃない。

ここまではっきり否定するんだね。



演じることに正解はないから
子役の方は経験がないけどすごく惹き付けられる。
樹咲ちゃん、彼女は経験ないのに一果としてそこにいる。



『ミッドナイトスワン』で
樹咲ちゃんと共演したことが
演じることに対して
漠然とおもってきたことを
目の前にこれでもか、と突き付けられて
視界が鮮明になったんだろうか。

服部樹咲というひとりの少女に
草彅剛がどれだけ衝撃を受けたのか。


打ちのめされたんですよ、一果に。
姑息な自分が吹っ飛んで完全にビビっちゃってる自分が現れて。
演技って自分がやってきたこととか、人生の経験とか、そんなもので測れない世界もあるんだってことを目の前にバーンと突きつけられて。
横っ面に往復ビンタを食らったような衝撃でした。
人生で初めての映画だっていう13歳。
なのに、すごいとしかいいようのない輝きを放ってる。
お前なにあぐらかいてんの?てピシーッと言われて
ハハーって感じでしたから。



経験を積んで
評価も得て
自分なりに相当の手応えを感じていただろうに
そんな自信を一瞬にして打ち砕いた樹咲ちゃんのひたむきでまっすぐな演技




来た仕事は断らない。
役って神様がくれるものだと思ってる。
降ってくるものだと思ってる。
そのとき、この人だったら演じられるんじゃないかなと神様がくれるもの。

どんな役をやりたいとか全然ない。
役者さんには申し訳ないけどそれが演じらればそれでいい。経験は必要ない。
いままでやってきたことが全部繋がって今がある

どんな役でもいただけたら
演じたい窓口は広くある。
この役は草彅に合いそうと思ってる方がいたら、
これも神様のお告げだと思ってるので。
いただけたらな、と思う

『家族のはなし』で犬の役をやったとき、はじめての感覚があって、
僕犬なんだ。
クルミちゃんの存在が役に反映してるのかな。
お母さんの気持ちとか、
クルミちゃんを育ててるのと育ててないのと違ってくる

全部繋がってるんだな。

僕の場合、役者じゃないのでいろんなものを吸収してないと役も演じきれない、と思ってる。



ここまで、真摯にまっすぐに
役者草彅剛を語られたら、もう何も言えないよ。

自分の気持ちにけりをつけました。

私って、剛くんを俳優という狭い世界に閉じ込めようとしてたんだよね。

世界に飛び立て

なんて、

思うことは押し付けなのだろうか。

「求めてほしい」

剛くんは言った。
だから
心の底から役者草彅剛を欲した。
この切なる願いが
剛くんの重荷になってたら....


でも、

『ミッドナイトスワン』

剛くんだってこの作品は
凪沙ちゃんは
世界に羽ばたいてほしいと願ってるでしょ。
それは、自分を、ではなく、この作品を
世界中の人に観てほしいからなんだよね。
こんな愛もあるんだよ、
猥雑な片隅で、もがき足掻きながらもこんなに一生懸命生きてる、愛すべき人達がいるんだよ

ということをひとりでも多くの方に知ってほしい。

そんな一途な思いからなのだろうけど。

その凪沙に
どれだけの人が心突き動かされてるか
その反応の大きさ
剛くんの耳にも聞こえてきてるでしょ。
いろんな人の称賛の声を肌で感じてるでしょ。

スクリーンにいるのは草彅剛じゃないのよ。
凪沙なの。
凪沙として存在してるから
凪沙としてしか見れないの。


鳥肌がたつのよ。
あそこまで同化できるなんて
恐ろしくもある。


つかさんの言われた魔物
今までは漠然と感じてきたその正体がなんとなくわかってきたような気がするの。
魔物は、愛のかたまり、なんだわ。
それを押し付けることなく
さらりと魅せてくる。

ほんとにすごい役者だよ、草彅剛

でも、
剛くん、あなたは自分を役者だとは思ってないのよね。
役者と名乗ることさえおこがましい、と思ってるんだもんね。


もういいよ、肩書なんかに拘る必要もないかっ。
草彅剛は草彅剛だから
剛くんは剛くんだから


今の草彅剛をまるごと好きでいればそれでいいじゃない。


だけどね、

ほんとうにすごいのよ、
役者草彅剛は。

狭い日本に閉じ込めておいていい器じゃない。

世界で勝負してほしい。

これってやっぱり
ファンのエゴなのかなぁ....




※11月5日からのハワイ国際映画祭で
ミッドナイトスワン
がプレミアム上映されます。
海外の方の反応が楽しみでもあり
怖くもあり..