yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

各々のバリーターク

6月17日18時44分『バリーターク』の幕が下がりました
カーテンコール5回。
回を追うごとに高まる拍手の音
そのたびに、深々と頭を下げる草彅剛さん。そしてやりきった爽やかな笑顔
そんな草彅さんを優しく見つめる松尾さん
お互いを讃えあう二人
オールスタンディングオベーション
5回目に剛くんは手を大きく振った。下手側まで来て客席に悪戯っぽくオチャメな笑顔。そして袖にはけていきました。
終了のアナウンスが流れても拍手は鳴り止まず。
ありがとう感動をほんとにありがとう。


兵庫でのバリーターク千穐楽観劇した方の呟きを拾い集め
自分がさもそこにいて、剛からのキャッチボールを受けてきた気になってます。

そして、
白井氏の飽くなき挑戦にも震えました
演出を変えてきたんです。
男1が部屋から出るとき、そこから出ることは完全な死を意味する、その12秒。自分らしく生きるための死、生まれ変わるための死に旅立とうとする男1を男3が待ってた。

神奈川公演も東京公演も、そこに男3の姿はなかった。

最終公演の兵庫で、白井氏は英語版の戯曲通りに変えてきた。
兵庫の広い空間ではそのほうがしっくりくるとリハーサルをしてみてそう感じたのか。毎日毎回、ご自分の目で3人の芝居を観、客席と演者の反応をご自身で見届けてきた白井氏ならでは感性


男1は男3と一緒に12秒を生きたのかはわからない
壁が閉じられてしまったから、その先は観る人それぞれが自由に想像すればいい



千穐楽当日の朝

イノセントな僕になる
最後だけどサヨナラは言わないよ

と、寝起きのまま、寝癖のまま、ギター弾きがたりしてくれた。
(その言葉通り、サヨナラのかわりに素敵な笑顔を残していってくれたね。またね~って私たちへのメッセージだと勝手に受け取ってます)

と、男2の熱い思いにじーんときた
これも演劇の神様がお導きくださったご縁に違いない

慎吾も激励の言葉をかけてくれた



それぞれの思いのなか
バリータークは終わった
惜しみ無い大きな拍手が館内にいつまでも響き渡る

そして、吾郎さんも



男1は12秒の自由を思う存分楽しめたと思いたい。
バリータークに連れて来られる前の幼い頃の記憶が蘇り(ヘルメットで押さえつけられることもなくや風船が割れる爆音で耳を塞ぐこともなく)幸せな気持ちで満ち足りた12秒を終えることができたはず。そして聖母マリア様に迎えられたよね、きっと。

でないと、男1を思い、バリータークに残った男2が報われない。



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黄色のマリーゴールド
聖母マリアの黄色い花
亡くなった後の世界と現世を繋ぐ花
あの世から帰ってくる人が迷わないよう導くための道

このふたりの表情、足が地についてるのかついてないのか、夕方なのか、朝焼けなのか、一人は手を開き、一人はギュッと結ぶ


今ようやくすべてが繋がったような気がする



バリータークは、今どこにありますか?

そう、問いかけてみる

私の心に彼らは住んでます。
きっとあの女の子もどこかに。