yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

かけがえのない人たち~行列のできる相談所

行列に剛くん。
ほんとに久しぶり。7年ぶりくらいになるかな。

東野幸治さんも後藤輝基さんも磯野貴理子さんもフワちゃんもとっても温かく迎えてくださった。

『ミッドナイトスワン』もちゃんと観てくれて
面白かった、すごかったなぁ。って。
ハニージンジャーソテーにもめっちゃ反応してた。
日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に最優秀作品賞受賞も
心から喜んでくれた。

剛くんも久しぶりの行列の空気にすぐ馴染んだみたいで
天真爛漫無邪気な剛くん爆発。
とっても自然体で
東野さんも天然草彅剛に振り回されてる感じでほのぼのしちゃった。

「おいくつになったの?」


て、剛くんに聞いちゃう東野さん。
その聞き方に私笑っちゃったよ。
でも、そう言いたくなるのも無理ないよね。

ほんとに素直に番組楽しんでるもん。
計算がない。
ずるさがない。
思ったままを口にして
もう立派な成人男性なんだけど
大人色に汚れてなくて
キラキラまぶしい笑顔の草彅少年。
もう46だよ、おっさんだよ。
なのに、
少年の心いまだに持ち合わせてるの。奇跡でしょ。


和やかな雰囲気で
軽快なトーク
ゲストの緊張した気持ちをうまくほぐし、話を次々と引き出していく。
やっぱり、進行がうまいな、東野さん。
後藤さんもつっこみばっちり。

慎吾と吾郎さんの話から中居くんのことまでさらっと踏み込んだ。

「中居くんからとか
メールでおめでとうみたいの、あったんですか?」
そこそこ、よくぞ聞いてくれました。
感謝だわぁ。


「実は来てました。」

剛くんのこの言葉にテレビをみてた私達みんな、キャーーーってなったよね。

『ニュースな会』で
『ミッドナイトスワン』の話題になったとき、何も知らない感じで振る舞ってたけど
映画ちゃんと観てたんでしょ。
バレバレなんですよ。

中居くんらしい

"おめでとう"

のみのお祝いメール。


だけど
この4文字から中居くんの思いがひしひしと伝わるよ。



酔っぱらって、間違えて押しちゃったわ、と言ってすぐ切れた、間違い電話のエピソードまで教えてくれた。


そうそう、中居くんからの退所の報告に
剛くんは
"そうなんだ、了解です。"
と返信したんだよね。
中居くんには
「おいっスー」に見えたようだけど笑

お互いほんとにあっさり。
だけど深いところでしっかり繋がってるの。
どんぐりコロコロどんぐりこ~

て、くちずさみたくなった。


これだけでも感動してたのに

辛いとき優しかった人の紹介で
漣さんの名前が出た。
それだけでもう涙腺がゆるむ。

剛くんと大杉漣さん。

漣さんからほんとに
たくさんのことを教わったね。
漣さんがいてくれたから安心して撮影にも集中できたでしょ。
ギターとの出会いも
斉藤和義さんとのご縁も
漣さんが繋いでくれた。
漣さんがいたから知ることができた世界。
一番苦しかったときに
和義さんのライブに誘ってくれ
この子いい子だから、と和義さんと引き合わせてくれた。
ぷっすま』に遊びに来てくださって
テレビ初公開の九十九里にある合宿所に招待してくれて
そこで
"僕の見たビートルズはテレビの中"をセッションしたんだよね。
漣さんこのときのこと
ご自身のブログに
「素敵な時間でした」
と綴ってたんだよ。


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ドラマ『嘘の戦争』の撮影の合間には
「STAND BY ME」を一緒に弾き語りしたよね。
"今度一緒にギターショップに行こうね、"と約束もしてたはず。


私はひたすら漣さんとの次回作を心待ちにしてた。

なのに、突然、急性心不全で天に召されてしまう。

漣さん、私のこの気持ちどうしてくれるのよ。
今なお消化されずくすぶってるんだよ。

剛くんの言葉じゃないけど
ずるいよ、漣さん。。


漣さんの奥さまが番組に
メッセージを寄せてくださった。

"仕事そして時折そうでない時も大杉と楽しい時をご一緒いただきありがとうございました。
草彅さんのギターの上達に驚いて大杉が言っておりました。
「草彅くんは努力の人なんだ。コツコツどんどん上手になっていくんだよ。」
好きなことに惜しみなくエネルギーを注ぐ姿を頼もしく眩しく感じていたようです。
そして、そう言ってる大杉は
「僕もそうでありたい」と思っているんだと感じました。
お互いに刺激しあえる友人であり得たこと
大杉に変わり改めて感謝いたします。"

そして
ご子息は

と。


"本当に人間困ったときにちゃんといてくれるのが、友達なんだよ"
と小さい頃からお母様の教えもあって
漣さんはお友達をとても大切になさる方。
その漣さんの奥様が
剛くんを友人と言ってくださってる。
草彅剛は友人。
タモリさんも
黄色は友達と言ってた...
あれほどの方々からのこの言葉。
感無量。


「僕も表現するときに、これからも漣さんの気持ちとか膨らませて頑張っていきたい。」

と語る剛くんは
心の中で泣いてたね。
顔歪ませて涙こらえてた。


漣さんの形見分けとしていただいたギターと一緒に
これからも
私たちに
お芝居を通して
歌を通して
メッセージ届け続けてくれるんだろうな。
漣さんがいつも言ってた
進化する草彅剛
歳を重ねて熟成していく。味わう喜びがある。
幸せだね、私達。

https://twitter.com/shumpeiohsugi/status/1210372596664950784?s=19



剛くんが
漣さんのお別れ会で読んだ弔辞をあらためて



「漣さん、お元気ですか。まさかこんな風に漣さんと話をするなんて本当に思っていなかったです。なんて言っていいかわからないじゃないですか。漣さんがいなくなってもう2か月ですね。そっちの生活はどうですか。たぶん漣さんのことだから、すぐにみんなと仲良くしているんでしょうね。残された僕らは、そのまま時が止まって。整理がつかずに本当に困ったもんですよ。どうしたらいいかわからないしさ。
本当にたくさんの顔を持ってる漣さんだから、どれが本当の顔なのか聞こうと思っていたのに。もういないなんてずるいですよ。
何度も何度も悔やんで悔やんで。どうして、漣さん早すぎるよって。何度も問いかけるけどさ。でも最後はあの低い声で笑って。漣さんの笑顔が残るだけなんだよね。本当にずるいよ。
人の命ははかないですね。漣さんみたいな、本当にやさしくていい人をこんなに早く連れてっちゃうって。神様っているのかよと思ってしまう。
だけど残された僕らは、ちゃんと前を向いて生きていかないといけないと、漣さんから教わった……。わかってはいるんだけどね。時には自暴自棄になったりする時もあるよ。突然すぎるから。
漣さんの言う通り、人は必ず死ぬよ。死んでしまうよ。だけど作品に対する思いとか、気持ちというのは残るよね。本当にその通りだよ。もっと僕らも頑張らないといけない。
僕はやっぱりまた漣さんとお芝居をしたいです。
ドラマとか映画とか舞台とかやりましょうよ。そしてまた、漣さんが連れていってくれた海にさ、ギターを持って行って。一緒に好きな歌を歌いましょうよ。それまでしばらく待っていてくださいよ。
大杉漣さん、心からご冥福をお祈りします。そっちで待っていてください。それじゃまたね。




ダメだ
涙で文字が見えないや。

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いなくてもいる~ペペロンチーノ

だめだー。
まだドラマ始まったばかりだよ。
なのに、もうすでに
お布団で戯れてるふたりをみてるだけで
胸がいっぱいになる。
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3月6日BSプレミアムで放送された宮城発地域ドラマ『ペペロンチーノ』
放送後の反響があまりにも大きくて
地上波で見たい、見せてくださいのたくさんの要望に答えた形での総合テレビでの再放送。
だから、ストーリーの展開も結末もすべてわかってるのに
それでも、
朝の柔らかな光が射し込む部屋で
お互いを包み込むような甘い時の流れがあまりにも幸せにみちてて
でも、だからこそ残酷で泣けてくる。

復興住宅に移り
広い台所で潔が腕によりをかけて新作を作る。灯里がそれを試食する。
美味しいー。
明るい声が響き渡る
灯里の
満足そうな笑みに潔も満面の笑顔で返す。
そんな日々が過ぎてく。


灯里をみつめる潔さんの優しさ溢れる瞳。
そんな潔さんを心から愛しげに、背中をそっと押すように見つめ返す灯里の瞳。

ふたりの醸し出す空気が
これでもか、というくらいあったかくて
ほんとに素敵なご夫婦なの。


クランクアップのときに吉田羊さんが

「草彅さん演じる潔さんの温かいまなざしがすごく素敵で、あの(と感極まって涙ぐまれて言葉に詰まって)
夫婦になれてよかったと思いました。」

っておっしゃってた言葉を思い出してはまた涙。

剛くんは剛くんで、
「お互いの夫婦間がもうすごいできあがったんだなと思って、感無量というか。 これが本当に視聴者の方にきちんと伝わればいいなと思います」

と別のインタビューで話してて。


剛くん

潔さんと灯里さんご夫婦の仲睦まじさは
繋がった糸の太さは
私たち視聴者一人一人に間違いなく伝わったからね。
大事な人の存在が明日への希望になるし生きる力になるね。


でも・・・・
私が見てた、寄り添いあう二人は実は幻。
現実には灯里さんはいない。

だけど

灯里は潔さんの隣にいつもいるんだよね。
あいつはここにいる。
俺の隣にいつもいる。

いなくてもいる。
いるものはいる。
灯里はここにいる。



この言葉の持つ深さとその余韻にひたりながら

このふたりを見て。

https://www.instagram.com/p/CMbr5pOr-jc/?igshid=1xyevcaxtf695




いとおしくて、胸がキュッとなって幸せな気持ちになりました。

そんな灯里さん。

その灯里さんの温もりを感じながら
しっかりと大地を踏みしめてる潔さんの後ろ姿は柔らかのなかに剛さを感じる。

愛し愛され、そんなふたり。

目頭が熱くなってきたよ。


人は一人一人
みんなすごくかけがえのない命。

震災には人の数だけ悲しみもある。
誰もが前に進めるわけじゃない。
進みたくても進めない人だっている。

無理して踏み出さなくてもいいんじゃないかな。
自分のなかにあるその悲しみがいつか溶けていったとき
あなたにとっての灯里さんがそっと肩を押してくれるよ。
自然と一歩が踏み出せるよ。

人生って
ほんと、シンプルであるがゆえに難しい。

だからこそ、
泣きたいときは声をあげて泣いていい。
嬉しいときは嬉しいと
辛いときはつらいと素直に言おうよ。
一度繋いだ手は放しちゃダメだよ。



國村隼さん演じる佐々木医師とお酒に呑まれた、惨めで情けない顔した潔さんの
医師と患者の関係をこえた、
人間としてのぶつかりあいも凄かった。


俺は被災者じゃない。俺は料理人です!

そう言い切って涙する小野寺潔のプロ意識に感動した。



『ペペロンチーノ』
心を満腹にしてくれる、そんな人と人とのお話です。

朝は必ずやってきます。
今日一日を大切に生きたいですね。


慶喜の深い悲しみ

雨戸を締め切った部屋
隙間から一筋の光が差し込む
そのなかにあのお方がいる。
姿勢を正し座っている。
どのくらいここにこうしているのだろうか。
隠居謹慎蟄居の処分を受けたあの日から幾日がすぎさっていったのだろうか。


その姿は悟りを開いたかのように穏やかだ。


手入れのされていない髭も
乱れた髪さえも
すべてが高貴、気品がある。


ただその瞳だけは別。

「つよポンの目の芝居はすごいんだよ。カメラで寄りたくなる」

山本英夫カメラマンの言葉そのままに

その奥を覗き込みたくなる、
それほど、幾重にも重なった深い深い瞳の色。


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外との連絡を断ち自分と向き合い続ける慶喜のもとに

徳信院のお言葉が..
「水戸のお父上が亡くなられたそうです。」




ピクッ瞼が震える。

慶喜の声なき心の叫び声。

気持ちの生理がつかないんだろう。
...........20秒ほどシーンと息詰まる時間が流れ


唇がわなわなする。
動揺する気持ちを落ち着かせるためか。
大きく息をすい、そして、やっとの思いで絞り出す。

「そうか、謹慎と言うのは親の見舞いどころか死に顔も見られんのか」

目に涙が滲む。たまる。

「そうか」


わずか3文字。

その一言に込められた慶喜の万感の思いに
わたしはどうしようもなくやるせない気持ちでいっぱいになった。

肩をふるわせ、むせびなく声。鼻水が垂れる


「わたしはわたしはなんという親不孝ものだ。」

鼻をすする。
こらえきれずに声をあげて泣き出す。

「父上父上」
その声のあまりの物悲しさに胸が押し潰されそうだ。

背中がおおきく縦に揺れてる...


「父上父上。」

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その斉昭は
倒れる寸前
「まだ出てこんのかのぉ。あの強情息子は」

と名月を見上げながら
最愛の一人息子の身を安じてた。


その父が見上げた名月の光は
慶喜の住まいにも届いていた。

同じ月の光を浴びながら
微動だにせず座ってた。


その慶喜
父の突然の訃報に接し、泣き崩れてる。


哀しく切なく痛い。
悔いて悔いて己を責めて
気持ちの持っていき場を失くして
暗闇のなかで苦しみもがいてる。

沈黙で語り

目で語り
背中で語り

静のなかの圧倒的な存在感。



悲しみにうちひしがれる徳川慶喜を演じてるなら
ここまで私の胸を突き刺しはしないだろう。

そこに座って泣き崩れているのは
最愛の父上を
亡くしたひとりの息子だ。

慶喜の心の痛手が
どうしようもない絶望感が
ひしひしと伝わって私の胸に突き刺さる。


無駄な動きはしない。

無駄な言葉もない

感情の動きを無駄をそぎおとして
その存在だけで伝えてくる。

テクニックじゃないんだよ。
その人として生きてる。




そういえば、剛くんも
「泣くシーンはもともと好きじゃない。嫌い。泣こう泣こうとする自分がいて、泣こうと思って泣くこと自体がダメなんじゃないのか。」
って言ってた。

泣きの演技じゃないんだよね。


番組のインタビューで

慶喜にとって父斉昭は、一番大きな存在といっても過言ではない。すごく慕っていて大好きで慶喜自身の人生も父の影響をすごく受けてる。
そんな父を亡くして
一生後悔してるというか、すごい悲しみにうちひしがれてるシーン。
視聴者の方に伝わる悲しみがあればなと思った気持ちで演じました。」


と剛くんが話してくれたけど
慶喜の悲しみを私しかと受け取ったからね。

ほんとに魅せてくれるよ、草彅剛



吉沢亮さんの言葉がふと脳裏を過った。
「草彅さんの
台詞を言ってない表情というか重みというか、たぶん草彅さん自身が持っているオーラみたいなのもがほんとにすごくてみつめらるとぞくぞくする」

しんつよ愛の劇場 4月11日

慎吾:4月11日27年目に突入したパワスプでございます|
剛:27年おめでとうだね。
慎吾:そして、こんなにおめでたいニュースをお祝いするのが遅いラジオでございます。
剛:さすがですね。だから27年もできるのかな
慎吾:ミッドナイトスワン最優秀主演男優賞&最優秀作品賞おめでとうございます
剛:ありがとうございます。なんかね、すごくね、栄誉ある映画賞を、これ。あそこの場所に行けるだけでもよかったんですけどほんとにこんな最優秀作品賞そして最優秀主演男優賞いただきまして、これはもうね、焼き鳥食べるしかないね
慎吾:ズコッ
今日フリートークありますかね、あとでまたちょっと聞こうかな、この話はね。



剛くん
そこは焼き鳥じゃなくて
ハニージンジャーソテーでしょ😊




慎吾:あらためまして、ミッドナイトスワンのこと。
日本アカデミー賞の、ミッドナイトスワンが最優秀主演男優賞そして最優秀作品賞受賞したということで。どうでしたか。
観てましたよ。あれ、放送と時間ちょっと違うんだよね。
なんかYouTubeでもやったんですか?
剛:それはね、オンタイムみたいだったね。歩いていくところ。レッドカーペット歩いてるところは
慎吾:YouTubeでも配信されて
剛:そう。いや、ほんとね、貴重な経験でしたね。緊張感もあるんですけど、映画作ってる人たちってユーモラスがあったりするからお祭りみたいな雰囲気も少しあるんですよね。昔のVTR流したりして。なんかすごい昔の人、みんな飲みながらやってたりするのよ、会場で。結構お酒とかも出てたらしいんだよね。そんな昔のVTR見たりした。今年テレビに映ってなくて活躍してる人もこんだけいるんだよ。みたいな紹介だとか。追悼をこめて亡くなられた方、関係者、映画とかの名カメラマンさんとか、俳優さんもそうだけど、そういうのを丁寧に紹介してるんだよね。緊張はするね。したね。周りどこみても有名人ばかりで。まじかよ、みたいな。すごいよね。映画で見たことある人全員、あれ、あの人みたことある、みたいな人がそこらへんにいっぱいいるわけ。なんかさ、映画の世界に入っちゃったよ、みたいな。空気がすごいよかったね。左見ても右見てもやべぇ。と思って。あっ、渡辺謙さんだ、とかさ。
いや、ほんとね、はじめての空気だったね。どうしたらいいのかなぁ、みたいな。普通にしてていいんだよなぁ、と思うけど、やっぱ緊張しちゃうしさ。でもすごくみなさんあたたかくて。浩市さんもこの間ななにー来てくれたりだとか。他の主演の俳優さんもそんなに頻繁に会ったことはないんだけど面識ある方だったからすごく祝福してくれて。
慎吾:つよポンが受賞してからレッドカーペット歩いてるときのみんなの笑顔がすごく素敵だったね。
あそこ、浩市さんがなんか言ってるの、何を言ってたの?
剛:あそこね、あれ、はじめてなんだって。今回受賞した人とかみんなで帰っていくのがはじめてだから。僕もはじめてだから、獲ったらどっちにはけるんだっけ?でもこれ、前に歩いていくんだなと思って。浩市さんとかも待ってようと思って。ほんとは多分僕が少し前にいってそのあとについていくような感じだったんだけどみんなと一緒に帰ろうかな、、みたいに思ったら、浩市さんが微笑ましく
なにやってんだよ、みたいな感じで、もうちょっとお前はやく行かないといけねぇんじゃないの
みたいな感じだったから
浩市さん一緒にいきましょう。なんなら、僕のトロフィー持ちますか?って言ったら
いいよ、いいよ、みたいな感じで。そしたらみんなも笑ってくれて。
慎吾:そうなんだ。きっと、その段取りとしては受賞した人が先頭を歩き、ほかにノミネートされた方々がうしろを歩いていく、みたいな。なんだけどなんとなくみんなを待ったんだね。そしたら浩市さんがはやく行けよみたいな。温かくね、言ってくれての会話だったんだ。あそこ、よかったなぁ。
剛:いや、みんなほんとね、感動したな、ほんとに

たくさん賞あって、ほんとに、はえある賞が。だけどやっぱりね、一番いい賞いただいたというか。作品としてね。ほんと嬉しかったよ。だってさ、みんなうれしいわけだから、作品賞は。このミッドナイトスワンに携わった方
ひとしおというか。みんな嬉しいってこういうことなんだな。衣装さんもキャメマンさんも音声さんもスチールさんも。こんな幸せなことないね。
ほんとはコロナでさ打ち上げもできないし、お祝いできないだけど、気持ち的にはみんな乾杯だよって気持ちだったよね。だからタイミングよくなったら、ここでひとつ約束ができたから、寂しくもないし、次にまた頑張れるかな、と思うし。
慎吾:内田監督はどうでしたか?
剛:すごい握手した。プロデューサーさんと。自分が脚本して監督撮って
ゼロからはじめてるから、それをプロデューサーの方に持っていって打ち合わせして。まだ俳優さんも決まってない時だから。だから、そうだね、ほんとに嬉しがってたよね。心底つくってよかった。って。ほんとね、良かったぁ。
なんか、ほんとに幸せだったね。幸せって急にじゃないけどなんかやっぱり訪れるもんだなって。
慎吾:たくさんの方が観てくれた、劇場に足を運んでくれたみなさんの賞でもあるね、これはね。
剛:そうだね。ほんとに皆さんのおかげだし、それしかないかな。皆さんがいたからあんな大きな舞台に立てたかな。立てたな。
慎吾:すげぇなぁ。これからも楽しみですよね。
剛:クソ野郎じゃ、やりましょ。映画と言えば。忘れちゃいけませんよね。クソ野郎でアカデミー賞いきましょう。




裏話たっくさんしてくれた。
レッドカーペット歩いてくとこ
YouTubeで配信されてたのは剛くんも知ってたんだね。
じゃあ、有村崑さんが
「個人的にはミッドナイトスワン。胸打たれました。最後は嗚咽でした。それくらい引き寄せられる素晴らしい演技でした。」
と大絶賛してたことは知ってる?


私、レッドカーペット歩いてく剛くんの姿見てたら胸が締め付けられちゃった。
和やかな雰囲気のなか、颯爽と歩く姿がほこらしかったよ。
生配信してくださって、嬉しかったー。

受賞式は夜
日本テレビで放送されたね。

そのMCをなさってた坂上忍さんが
「本気で草彅くんのお芝居で泣かせていただきました。すごかったです。」


て話されてたんだよ。

剛くん、知ってる?



そして発表のとき。


「最優秀主演男優賞はミッドナイトスワンの草彅剛さんです!」

シム・ウンギョンさんの声が高らかに響き渡る。

それと同時に、
坂上さんが
「嬉しい。ほんとに素晴らしかったですよ。」

って。まるで私たちの声を代弁してくれたみたいだった。


なにより、周りの皆さんがほんとに温かかった。

浩市さんなんか
剛くんの名前が呼ばれた瞬間、顔をくしゃくしゃにして満面笑顔。

剛くんの言葉を借りれば

見たことある、有名人たちが心からの笑顔と拍手で
壇上に向かう剛くんを見送ってた。


誰もが納得のいく草彅剛最優秀主演男優賞だったんだよ。


トロフィーを持ってみんなの先頭に立ちながらもうしろを振り向きながら遠慮がちに歩く剛さん。
浩市さんが
肩を叩きながら笑顔で
話しかけて、
すだっちも小栗旬さんもにのもみんなほんとにいい笑顔。
そのときの会話を、
受賞式に参加してた方が
"剛くんが浩市さんにトロフィーいります?持ちますか?な仕草をして、浩市さんがいらねぇよ、
と言ってたんですよ"
的なことを呟いてくださってたんだけど
ほんとにそうだったんだね。


すだっちが
ラジオで
そのときのことを
「皆でレッドカーペット去ってくときの空気がめっちゃよくて皆笑顔で草彅さんに拍手送る雰囲気ですごく素敵な時間やなぁ。
草彅さんはずっとすみませんと謝りながらありがとうと言う。腰が低くて」

って話してたこと、剛くん知らないでしょ。


いろんなことが思い出されて目頭が熱くなってきた。

そうそう、坂上忍さんが
草彅くんは最優秀作品賞の受賞が一番嬉しかったんじゃないかな

と言われてたけど
やっぱりそうだった。
"こんな幸せなことはない。"
何回も繰り返すその言葉の重みに私感無量。
ミッドナイトスワンチームの再結成がいつかまたあると信じていいでしょ。
素晴らしい作品は素晴らしい現場から生まれるんだものね。

ほんとにほんとにおめでとう。

あっ、剛くん、
内田監督に、
「有名人多くてすげぇ緊張する」
ってアカデミー賞の会場で言ったんだってね。

監督がね、
その言葉すごく重く受け止めてらして
「あれだけ才能があるんだから有名人がたくさんいるところにまた戻っていただきたい。」と話されてた。

有難いお言葉です。



さあ、次はクソ野郎で
有名人がたくさんいるところに戻ってきてね。
慎吾ちゃんと吾郎ちゃんと剛くんの3人で
アカデミー賞のレッドカーペット歩く姿楽しみにしてる。



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工さんのミッドナイトスワン

ミッドナイトスワン観たあと劇場から家まで歩いて帰りたくなるくらい衝撃を受けて、衝撃というか、なんかもう、すごすぎて、それ以外の剛さんの役をその当時観たくないぐらい心臓を鷲掴みにされました。
ジェンダー的な問題もふくめて、男装に近い姿になったときに、多分、普通にまんまになってしまうところが、何個もレイヤーが重なってる佇まいに涙出てきちゃって、劇場で。大河ドラマも素晴らしいんですけどその余韻にずっといるので、
素晴らしかったです。

工さんの
『ミッドナイトスワン』観ての感想です。

工さんが凪沙にどんな思いを抱いたのか
ずっと聞きたかったの。
 
工さんって映画が大好きで
シネコンからミニシアターまで数多くの作品を観て
ご自身でもメガホンを撮るほど
映画への思い入れが強い方でしょ。
そして、板谷さんも同じく無類の映画好き。
そんなお二人と映画解説を本業とする中井さんとで最新の劇場公開作品を語り合う「映画工房」
そこで『ミッドナイトスワン』を絶対に
紹介してくれるにちがいない。
不思議とそう信じてた。

だって
映画『任侠ヘルパー』を観て
剛くんのことを"スクリーンに映える役者"って言ってくれたのは
斎藤工さん。

"まく子の剛さん、最高でした。"と力こめて絶賛してくれたのも工さん。

"人として、底知れぬ器と優しさと太陽って言葉が一番似合う人"

と草彅剛という一人の人間を
こんな嬉しい言葉で表現してくれたのも工さん。


だからほんとうに楽しみにしてた。


2020年9月17日にYouTubeで配信された
映画工房

9月中下旬公開作品のなかからピックアップされた気になった作品のひとつに
『ミッドナイトスワン』が入ってて
きたきたきたー
テンション高くなるのも、わかるでしょ。ワクワクワクワク。
板谷由夏さんがね、
「私、ジャケット的にはこれが好き。」と手にしたのが『ミッドナイトスワン』

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きたきたきたー。どんな感想が聞けるんだろ、ドキドキドキドキ

中井圭さんが
「草彅さんがトランスジェンダーの役を演じてるんですけども、その彼が子供をあずかるといいますか、その時にふたりの関係性が芽生えていくよ、という話のようです。僕観れてないのでこれ以上は紹介が難しいんですけど」

工さんが
「すごいいいらしいです」と一言。

えっ、ちょっと待って。
「らしいです。」て、ことはまだ観てないってことよね...

中井さん「評価めちゃくちゃ高いですよね」
板谷さんが、「とても気になる、これはちょっと観たいです。」


で、話題は、『テネット』に移っていったの。

工さんの感想が聞きたかったのに
板谷さんも中井さんもそして一番観て欲しかった工さんまでもがまだ観てないだなんて。
よくよく考えたら公開1週間ほど前だからそれも当たり前なんだけど、
試写で、いの一番に観て欲しかった、なんて自分勝手な思いが先走って
ガッカリしちゃって
一気にしょぼくれた。

https://youtu.be/ZZ_ovBRfwnQ



だから
「ななにー」に工さんがゲストで来る!と知ったとき

今度こそ、感想聞けるよね!


楽しみが倍増しちゃってふわふわした。


工さんの役者草彅剛への思いは
全然変わってなかった。
それどころか、以前よりももっと熱くなってた。


“あまりに凄すぎて
引き摺って
それ以外の剛さんの役を観たくない。
凪沙のことしか考えられない。
余韻にずっと浸ってる。”


剛くんが
試写観終わったあと、暫く席を立てなかったと言ってたのを思い出す。
岡田将生さんも席を立てなかったって言ってたね。
常盤貴子さんなんか凪沙気分でカツカツと歩いてた。
あの感覚が工さんのなかで暫く残ってたってことなんだよね。

私にもわかるよ。
凪沙が頭から消えないの。
凪沙の物憂い声がどこからともなく聞こえてくる。
心臓を切り裂くほどの悲しみに満ちた泣き声も
鋭い刃物で突き刺されたかのような痛みの声も
母としての温もりと優しさと
慈愛の手
最愛の娘を見守る柔らかな光に満ちた瞳。
そして、照れ笑いの嬉しさいっぱいのあの笑顔。

凪沙は今も私の中で生きている。


工さんと一緒だよ。


そうそう、
工さん、「クソ野郎と美しき世界」に出たい。
共演したい。
新しい地図さんからの映画のオファーお待ちしてます。

と確か以前言ってたよね。


慎吾ちゃん、クソ野郎第2弾 今どうなってるの?
まだ話が全然進んでないなら
工さんへのオファー、検討してくれないかなぁ。


工さん監督で
竹中直人草彅剛による
'やっとわかりあえた父と息子'
をテーマにして
クソ野郎と美しき世界 パート2 の実現めざそうよ。

ようやく会えました😆

「メルカリしようよ~」
剛くんの伸びやかな声が大空いっぱいに響き渡る。

https://youtu.be/JnHHHqdgQyI


衝撃のスキンヘッドで


「3日坊主でもいいじゃない。今年こそメルカリしようよ~」

https://youtu.be/n7X9g1KN0tI


タモリさんが管理人のメルカリ住人になって

「あっ、管理人さん」と姿を見かけて呼び掛けるも直接のご対面はおあずけ。
https://youtu.be/fecB7s1Z6pU


そして、ようやく管理人さんとお会いすることが出来ました






この日をずっと心待ちにしてただけに
こうしてふたりが並んでる姿に
感無量。
うるうるしちゃう。


剛くんのインタビュー


すごい緊張しまして。ソワソワしちゃって昨日の夜から寝れなかったですね。ワクワクしてソワソワして。
久しぶりにハァと思って、タモリさんにお会いするのも久しぶりだったので、実はこみあげてくるものとかあったんですけど、うまく演じられたんじゃないかなと。心の中では泣いてました。
タモリさんが醸し出す管理人としての雰囲気が演技なのか演技じゃないのか、すごく面白かったです。それによって、僕もすごい緊張してたんですけど、あっ、間違ってもいいや。と思って、すごくいい距離感で、
めちゃくちゃタモリさんのこと知ってるんですけど
僕の緊張も重なって、ちょうどいい初対面の新住人と管理人の出会いになったんじゃないかな。
世にも奇妙な物語で僕が主役でやったときに、タモリさんが定食屋のおじさんの役をやった以来なので、演技はそれ以来20年ぶり以上なので緊張しましたし、楽しかったです。

新生活と聞いて思い出に残るエピソードは。
初めて一人暮ししたときですかね。タモリさんから絨毯とか貰ったりして。はじめて免許取ったときに車も貸してもらいました。クリーニング屋さんも頼んだりして。本当にタモリさんにお世話になりました。20歳くらいですかね。タモリさんなくては、僕一人暮しできなかったですね。洗濯機とかもよくわかってなかったので。



いいともにレギュラーとして出演しはじめたのが1995年10月からだから
タモリさんとの関係ももうどれくらいになる?
タモリさんの奥さんをおばさん呼ばわりしちゃうし
パンツまで洗わせて
実の息子のように可愛がってもらって。

食っちゃ寝、飲んじゃ寝、そんな生活を何日も過ごす、お正月。

はじめての一人暮らしを始めるときにもサポートしていただいてたのね。
🔰の剛くんに車まで貸して
うん、やっぱりお父さんだわ。
一人息子だわ。

遠慮のない関係性ってもうりっぱな家族。
まぎれもない、森田家の一人息子。


そうそう、タモリさん
剛くんのこと、黄色は友達だから。と、言ったでしょ。
息子じゃないんだ、友達なんだ。
意外な答えに戸惑いながらも、感激したんだよね。


でも、
1998年のMステで
お正月の話になったときに
剛「僕は釣りにいきまして。去年はイカが釣れたんですが、今年は釣れなかった」
中居くんが
「友達といったの?」と聞くと
剛は、「はい、友達、」と。
それを聞いて、中居くんは大笑い。
イカ釣りに行った相手がタモリさんだと知ってたからおかしくて仕方ないの。
タモリさんはタモリさんで、
「はぁ、友達なんだ。」て軽く受け流して、大人でしょ。

そんなエピソードふと思い出したよ。

まだ若かった剛くんは、ご本人を目の前にして、なんとなく照れちゃったのかな、そこで友達のワードが出てくるのは
このときから
もう友達だったのかもしれないね。
芸能界の父でもあり、失いたくない友達でもあり。
ほんとに理想のおふたり。


それに、
タモリさんと剛くんって
似てるんだよ。オーラを完全に消せるとこ。場所に応じてコントロールできるとこ。
剛くんもおへその下にスイッチあって
切ったり入れたり、自由自在。

だからふたりで人がたくさんいる駅で待ち合わせしてもお互いわからないの。人が全部いなくなってはじめて、気付くという。
ふたりの顔知らない日本人はいない、それくらい超がつく有名人なのに、ね。
人混みの中だとバレないんだよ。
喜んでいいのか、悲しむべきなのか。ウフフ


波長があうんだろうね。
だから何十年も気兼ねなくいられる友達なんだ。
そして、いつもそれとなく見守ってくれてて
さりげなく支えてくれる父でもある。


メイキング動画

タモリさんに深々と頭を下げて昨日は眠れませんでした、と挨拶する剛くん。
それをフッフッフッと笑ってきき流すタモリさん。
撮影の合間も談笑して、和やかな雰囲気が伝わってくる。
目があって、思わず照れ笑い。
いいな
いいな、私もつられて照れ笑い。

ほっこりするね。



映画「台風家族」の番宣で地方のローカル番組に剛くんが出演したときのインタビューで
タモリさんとよく飲みに行くんだけど一緒に歩いてると坂道について語り出すから右から左に聞き流してる」
と、答えてて
いいとも終わって
所属事務所もかわり
環境が変わり、年末年始の過ごし方も変わって
タモリさんとの時間も変えざるをえなくなったところに、この話だから
めちゃくちゃ嬉しかったの。


だけど、今はこんな世の中だから以前のように会えないのも仕方ないんだけど
寂しかったのよ、ずっと。

だから
こうして仕事の現場で共演ができたことがめちゃくちゃ嬉しい。


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ふふふふふふ

私の口元も緩みっぱなし。


1997年世にも奇妙な物語秋の特別編
『無実の男』


ある日、剛の部屋に同じアパートのおばさんが
指名手配犯のビラを持ってくる。
ビラを渡そうとしたおばさんは指名手配犯の写真と剛の顔が同じ事に気付き、恐怖する。
逃げるおばさんを追いかける剛。
しかし、おばさんは足を滑らせて階段から落ちてしまう。
恋人に「俺は無実だ」と伝えるが、恋人にも、少し疑われる
その日から剛は指名手配の男として、追われるようになる。

しばらくして夜に定食屋で食事をする剛。
閉店間際で大盛りサービスを受けたので喜んでいるとテレビからニュースが流れる。
そこには自分の顔が…
そっと店の周りを見てみると…
全員、自分のことを見ている。
思わず逃げる剛。
ただ食い+殺人犯の男を大量の人たちが追いかける。

やっと逃げれた剛に恋人から電話が…

呼び出された場所に行ってみるとそこには警察が。
恋人は剛から離れる。
恋人「本当のことを話して」

剛は渡そうと思っていた指輪を取り出そうとする。
服から何かを取り出そうとしている剛を見て銃を取り出そうとしていると判断した警察は射殺。
剛は倒れながら指輪を取り出して死ぬ。
「俺じゃないのにぃ」

エピローグ
タモリが歩いてると指名手配のビラがたくさん貼られている。
その写真はタモリ
周りには1000人がタモリを恐ろしい目で見ている。
「私じゃないですよ」



また見たくなっちゃった。


まだ粗削りのお芝居だったけど、とにかく一生懸命。
若いね。短髪だね。

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今日からオンエアです。


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https://youtu.be/MJUWmJE5-Ts

よろしくお願いいたします。

痺れた、草彅慶喜

いや、凄かった。
放送から2日経った今もその言葉しか出て来ない。

「青天を衝け」
8話は栄一がお千代に思いを告げ
喜作とのお千代をめぐる対決があったりと
男と男の友情の回でもあった。
そして、はれて、栄一はお千代と祝言をあげる。
栄一を取り巻く環境にもいろいろと変化があったのだが、
なんといっても、徳川慶喜。草彅慶喜に尽きた。
草彅慶喜のためにあった8話だといっても過言ではない。それほど慶喜に心鷲掴みされ言葉を失った。
ただただ凄かったとしか私には言いようがない。



草彅剛の武器はその目にある。
目は口ほどに物を言う。
そんな諺があるが、草彅剛の目は、まさにその、物言う目だ。
今さら何を言ってんだ。わかりきったことじゃないの。
と、自分に突っ込みをいれたくなるが
今さらだとわかってても言いたくなる、それくらい凄かった。

あらゆる感情がその一瞬の眼差しから、ちょっとした筋肉の動きから、口調から、こちらにひしひしと伝わるのよ。

日の本のため、徳川のため、そのお気持ちからくる怒りと
蔑み労り優しさ空しさに寂しさ、
父の悲しみと悔しさを思い、親不孝をした自分を苛み、やるせなさに安らぎを求める。

井伊直弼の、あまりにも理不尽なやり方に、腸が煮えくりかえり、やり場のない怒りにふるえ、
青筋を立て、鬼のような形相になって

まさに、烈火のごとく、という言葉に凝縮された
慶喜

ありとあらゆる私の感情が一気に持っていかれた。

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凄すぎるよ。
しかも、どんなに怒り狂っても
弱さを見せても
逆らいがたい品格は損なわれていない。


吉沢亮さんがラジオで言われてた言葉


「草彅さんの台詞言ってない表情というか、重みというか、草彅さん自身が持ってるオーラみたいなものがほんとにスゴくて」


船越英一郎さんも言ってた

「佇まいだけであれだけ多くを語れる。たいしたもんです。」



まさにそうなの。 


いや、そんなこと、勿論知ってるよ。
今までも散々そんなシーンを見てきて
草彅剛恐るべし、
と何度も何度も感じ、役者としての草彅剛の才能に惚れ直してきた。
だけどね、
知ってても言いたくなるのよ



"草彅剛恐るべし"って。


今回もまた軽々とその高みをこえていった。

制作統括の菓子Pの
「物語を引っ張りつつカリスマ性があり、複雑な機微をうまく演じられる人
草彅さんしか考えられませんでした。」


この時の言葉が今さらのようにジワジワときてる。


草彅剛の徳川慶喜


圧巻。

その一言に尽きる。

のだけど


それでいて自然。無理がないんだよなぁ。










「脚本通りにやっていればいい感じになると思う。激動のシーンもありますが、そうなったらそれに飲み込まれていくと思うので、その現場その現場、その日その日でなんとかやるんじゃないですかね」



飄々と答えてるインタビューにその答えがあった。


剛くんがいつも言ってること。
自然体で
考え込まずに
流れのままに


でも、それが出来るのが大天才のいわれ



やっぱり凄いわ。

それにつきる。