yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

草彅剛×香取慎吾 ~僕たちのラジオデイズ



スマッシュ?パワスプ?
どっちが正解?

いつもこんな議論交わしてたっけ。


SMAP POWER SPLASH』

草彅剛と香取慎吾 ふたりがパーソナリティーを務めるbayfmのラジオ番組。

1995年4月に放送開始してこの4月で26年目に突入したんだよね。
26年かぁ。
長いような短いような。
順風満帆とはいかなかった、いろいろあったね。


もうずいぶん昔の話になるけど
知り合いが突然私に言うのよ。
「慎吾ちゃんとつよぽんのラジオ面白いですね。」
って。

私ドキッとして咄嗟に返事が出来なかった。
だって、日曜の19時よ、 夕飯の支度だ、子供の塾のお迎えだ、なんやらかんやらでラジオ落ち着いて聴ける状態じゃなかった。
それにラジオって声しか聴こえないし
まっ、いいか。

録音することすらもめんどくさくてしてなかったの、その当時の私は。

そんな私なのに、その知り合いは
私がガチな剛ファンなのを知ってるから当然聴いてるものと思って話しかけてくる。

「下ネタ多いのに
変な厭らしさがなくて楽しいし、ほんと仲いいですね。ほんわかしてくるんですよ、ね!」

って、それはそれは優しい顔して同意を求めてくるの。

そんな顔見てたら
おい、自分。それでよくもどや顔して剛ファンだなんて言えるね、恥ずかしくないの?
自分にカツを入れたよ。
それからよ、ラジオを毎週ちゃんと聞くようになったのは。


スマスマ収録の合間に
さささっとラジオの収録をしてたから
パワスプの楽屋はスマスマの楽屋。
スタジオだなんてとんでもない、
なにも機材のない、小さな畳の部屋。
スマスマの収録の内容や進行状況によっては
二人揃わないことも多々あった。
途中から慎吾が来たり、途中でいなくなったり。
最初からそれぞれがひとりで最後まで進行してたことも続いたり。
今週は慎吾
次週は剛
かわりばんこ。

いつもなら、
慎吾にチャチャいれられて、剛くんの言葉が遮られたり
剛くんが、照れくさいのか、変なスイッチ入っちゃうのか、含蓄のあること話してても、いきなりお笑いに走っちゃったりするんだけど
ひとりだとじっくりと剛くんの思いを聴くことができた。
それはそれで幸せな時間が流れていくのだけど、でもね、どこか、すきま風が吹いてくるの。
なぜか、寂しくて物足りなくて、私が欲してるのはこれじゃない。て、叫びたくなる。
だって、
ふたりの声が絡み合って聴こえてこないんだよ。
ふたりの笑い声が全然無いの。
ある日は慎吾だけ
またある日は剛だけ

つまんなかった。
パワスプは、ひとりじゃ成り立たないんだよ。
いくら剛くんが好きでも
この番組だけは彼だけじゃ私の心は満たされない。
しんつよ、て、ふたりでひとりでしょ。
同じ幹から枝分かれしたふたりでしょ。
慎吾と剛がたわいもない話を延々とやってるだけでいいんだよ。

慎吾も、
"これじゃない、このままじゃダメだっ"
て、感じてたんだ。しかも、
辞めようかな、とまで思ってたのね。知らなかったよ...

いくら忙しいとはいえ、完全に一人ずつの交代でそのルーティンがしっくりし始めてて
これはよくない。と、つよぽんのスケジュールにあえて合わせて二人で録ろうと頑張ってたんだってこと、
慎吾ったらそんな素振り全然見せないしおくびにも出さないし、貴方って人は。ほんとにもう😢
なのに、剛くんときたら
「知らないねぇ」だもん。ほんとにもうヾ(´Д`;●)ォィォィ。
きっと無邪気な顔して言ってるんだろうなぁ。悪気なんかこれっぽっちもないのよね。
この二人のこの関係性、凹凸あるからピタッとはまるんだよ。
剛くんのふわっとしたおおらかさに
慎吾の細やかすぎるほどのガラスの心は包まれて救われてるんだと思うのよ。



「つよしがやらかしまして」

ユースケさんの言葉を拝借

1ヶ月ほど活動自粛したでしょ。
謹慎あけてのパワスプでの
ふたりのトーク
この裏話に
涙が溢れて止まらなかったよ。
スマスマ復帰ライブで
「毎日のように夜中まで電話で話してた。
俺はお前のこと一生許さないから。一生かけて俺に返せよ」
と、慎吾ったらつよぽんに公開プロポーズはしてたけど
その時だってこの話はしなかったじゃない。





剛:山菜採ってきてくれてね、山形から。僕が休んでる間にね、天ぷらしてくれてね。
あれいっちばんうまかったよ~。あれ、なんだっけ?慎吾摘んできてくれたんだよね
慎吾:たらの芽とふきのとう
剛:ほんとにおいしかった。だってさ、山盛り食べちゃったからね
慎吾:復帰してどこでもその話してないじゃんか。
6月。もう結構経つのに。いい話じゃん
剛:うん!おいしかったですよ。さっぱりしててね。
あれ、自然の苦味だね。そうだね 
慎吾:天ぷらのね
剛:ありがとうございます
慎吾:天ぷら、あげてあげたんですよ、夜中に。
天ぷらあげようと、天ぷらの道具探してたらさ、キッチン汚ったねぇの
剛:そんな 汚くないじゃん
慎吾:いや、いや
剛:ちゃんと洗ってますから


ここで、
ふたりだけの大切な場所で、
この話をする剛くんの思い
その胸のうちを思うと涙腺ますます緩くなる。



『人生最高のレストラン』に慎吾が出演したときのことまで思い出しちゃった。


人にはいいたくないし、知られたくない、独占したい、だけど、自慢はしたい、そんな慎吾の隠れ家レストランは、
草彅剛の自宅。
あのときの山菜の天ぷら。
山形庄内映画村に座頭市の撮影で通ってたときに、撮影の合間に採取した山菜を、羽田空港から草彅の自宅に直行し天ぷらにしてふたりで食べた、山菜のてんぷら。
それは幸せで楽しい日々だった


このふたり、どれだけお互いのことを思いあってるんだろうか。



その後SMAPは解散し剛くんと慎吾は吾郎さんと共にジャニーズ事務所を退所します。
レギュラー番組も
雑誌で連載してたコラムも
長年イメージキャラクターを務めてきたCMも
次々に終わっていくなか
タイトルこそ変わったものの生き残ったのが、この番組
『SinTsuyo POWER SPLASH』 なんです。



収録場所も
慣れ親しんだスマスマの楽屋を出て
あっちこっち、放浪の旅
その途中でパワスプの担当ディレクターの事務所にお世話になり、
暑いだ狭いだ、と愚痴りながらも
FXまでもが普通に送信されてくるこの部屋に集まってるスタッフの皆さんの温かさが直に伝わる安らぎの場でした。

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そのうち、広くて音響もバッチリの本当のスタジオを使用できるようになり、和気藹々とふたりでひとつの番組をもり立てていきます。
ローカル放送だったのが
radikoで聴けるようになって
全国の人に届けられるようにもなりました。
そのうち、コロナ禍のなかでリモートを余儀なくされ、そして今はアクリル板を挟みながらもふたり向き合って顔を付き合わせながら今まで通りとはいかないまでも最大限の普段着のパワスプを収録してます。


あのとき、パワスプを失わなくてほんとによかった。
今も変わらず
素顔の二人の声が届く。このしあわせを噛み締めてる。

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しんつよのふたりにとっても
この場所が癒しの場であること。
慎吾にとって
ここでつよぽんと話せることがとても大きいこと。居心地がいいんだってこと。
剛くんからも
"君たちのこと、とっても身近に感じてるよー。君たちがいてくれなきゃ、今の僕たちはいないよ。"
って
言われてるような気がして
なんとも言い様のない幸福感に包まれちゃった。

番組MCとリスナーの25年にもわたるこの絆。
25年だよ、生半可な気持ちじゃ無理。かといって
頑張りすぎても疲れちゃう。
ほどよい緊張感を保ちながらも
ほんわか緩く、穏やかな時間の流れにゆらゆらと身を任せ、クスクス笑い、なにやってんの?と呆れたり、ほろっときたり、


ラジオっていいね。

昔々その昔
推しの顔がみれないじゃないの、
と、ラジオを軽く見てた頃の自分の愚かなこと。ほんとに子供でしたよ。

声だけの世界だからこそ
その声のトーンでいろんな想像できちゃうでしょ。
息づかいで
気配を身近に感じて頬を赤らめたり

背後から聴こえてくるちょっとした物音にも敏感になって
そこから空想の世界がさらに広がる。

テレビのようにストレートに視界に入ってこないからこその余白がたっぷりあって
楽しみが倍増するのよ。


慎吾がうまいこと言うの。
文通だって。

手紙も相手が見えない。
でも、そこに書かれた文字から、筆跡から
その背景が想像できていろいろな感情が乱れ飛ぶ。
味があるでしょ、趣深いのよね。


パワスプは
しんつよから私達リスナーへのボイスラブレターなのです。

始まりがあれば終わりはある

というけれど

パワスプには終わりはない。
たとえ番組は終わっても
剛と慎吾を繋ぐ糸はとぎれることはありません。




#しんつよ
#草彅剛 #香取慎吾 #パワスプ

しんつよ愛の劇場 11月8日

剛:この間ぴったんこカンカン出て。同級生が
慎吾:見たよ、ぴったんこカンカン
剛:同級生桜井くんね、出てくれて。そっか、昔一緒に少年隊のまねしてたな、お父さんになって子供もいて、なんか感慨深かったね。そうか、時間の流れってほんとにあるんだなって思って。あのときの俺たちは二度と帰ってこないんだな。電話番号とかも、いただいたんだけど電話してない。かけづらいというかさ。桜井くんありがとう、でてきてくれてね。丁度そういう時期でもあるのかな、ちょっと振り返るというか、さ。この歳になって。だからほんと同級生とかみんな子供とかいるわけ。あるよね。だから大事にしてください、今というこの時間を。



そうなの、ぴったんこカンカン
安住アナと一緒に赤坂TBS前からスタートして、あちこちロケしたのよね。

99年の愛」の番宣で出演して以来だから
10年ぶりかぁ。
そんなに出てなかったんだ
の驚きと
今回、民放のゴールデンタイムの人気番組に出演できてることの驚きと。
そして、剛くん自ら
「すぐそこで問題おこしちゃって」
の発言に思わず苦笑い。
えっ、いいの?言っちゃったよ...
でも、剛くんの口からそのワードが聞けたおかげで
はっきりしたんだよね、
私のなかでもすっかりあのときの傷は癒されてるってこと。
そんなこともあったよね。
と、笑い話にできるようになったこと。
今ならあの場所見ても心が疼くことはないかな。
時間って偉大だね、傷口をしっかり塞いでくれるんだもん。
偉大だけど、残酷よ、記憶を薄めていくんだから。

たからこそ、今という時を大事にしなきゃ!

そんな剛くんの同級生といえばやっぱりこの人しかいないでしょ!のビビる大木さん。
そこに
桜井くんの名前も私の脳内に刻みこまれました。






慎吾:休憩所ってアルタの感じ。働いてる人たちにも普通に会ってたじゃん。お疲れでーす。て感じでアルタ
剛:懐かしいな、それも。エレベーターでね、必ず止まってね、いろんな店員の人とか乗ってきてね。
あと、花、すごい番組だね、今考えると。毎日花が届くんだから。大量にね。すごいね。
慎吾:僕らさ、裏のエレベーターとかから入れてもらってたからさ。遅刻するとさ、遅刻してんのにさ、各階止まるくらいエレベータが満員だとさ、あー、もうヤバイヤバイ。ヤバイヤバイ
剛:今そういうテレビ番組無いんじゃないですか。いいともみたいな。あんな生放送でさ、いい時代だったね



"いいとも"
この四文字には幸せしかない。
ほんとに良き時代だった。

アルタ裏
しんつよが出入りする場所。

入待ち出待ち
毎週金曜の恒例の行事だったの。
ほんとに懐かしい。ほんの一瞬だけど、剛に、慎吾に会える最高の場所。おはようございます、と、直接言えるドキドキしちゃう場所。
移動車が裏口に着きます。
車から降りて私達の脇を、皆からの朝の挨拶を受けながら颯爽と歩き去り
裏口から建物内に。そして、エレベーターに乗り込む。
その間わずか数秒。
だけど、この数秒が私達には最高の贅沢だったんだよ。

その姿を確認して
出待ちの時間までスマホで「いいとも」見ながらあーだこーだ愚痴も含めての、お喋りタイム。

そして、番組が終わるころに
アルタ裏にまた集まり
お見送りをする。


"入待ちしたらキャンセル待ちは出来ない。"
という
誰が作ったのか知らないけど
謎の暗黙のルールがあってね、
そんなこと普通は知らないじゃない。
知らないから守るわけもない。
そうするとね、
オリキと言われる常連さんから睨まれるのよ。
直接注意もされちゃう。
おー、怖((( ;゚Д゚)))

そんなこんなの充実したオタ活。

まさに、青春してました。



剛:それこそ大河さ、リハーサル全部つけてんの。だからさ、顔の表情がわかんないわけ。本番にならないと。必ずずっとマスクしてて。肌色のマスクなの。照明とかで白くてわかんないから肌に近い肌色のマスクして。本番前までは絶対それやってて。だから監督表情わかんないからさ。リハーサルでどういう顔してるかわかんないから。わかんないときはわかんないからいってください。て、監督が言うのよ。悲しそうな顔とこ嬉しそうな顔とかしてるんだけど、ここ、目だけじゃわかんないのよ。
慎吾:言ってください。て、どういうこと?
剛:そんな気持ちでやってるっていう風に誤解して、見えないから、顔が。もしかして無表情でやってるんじゃないか、て私たちが思っちゃうかもしれない、て感じで。本番になればわかるんだけどさ。いちいち、終わったらマスクを受け取って。衛生班みたいな方がいらっしゃって。マスクだけを渡しにきて
取りに来て。みたいな。それぞれ役名が書いてるビニールの中にいれて。ドラマ大変、ほんとに。まあでも、それでもやってます。



撮影現場は大変だと想像はしてたけど 思ってた以上にやりずらくて困惑してそうだね。


マスクをしたままのお芝居。
マスクでほぼ顔は隠されてしまう。
目で演技する、と、よく言われるけど。
草彅剛のその目には、強烈なパワーがある。
彼の目から言葉が溢れてくる。
今その瞬間の思いが
悲しみ喜び痛み入り乱れる様々な感情がその目を見ればわかる。

だけど、それだけじゃないんだね。
目で演技するってつまりは心が目に表れてくること。目の回りの筋肉の動き、頬、口、の微妙な動きが
あってこそ。
それがマスク越しのお芝居になると隠れちゃうから
なかなか思うように伝わらない。
ジレンマ感じてるんだろうな。


そのうえ、
台詞の言い回しが難しくて戸惑ってるし、
現代劇との違いを痛感してるんだって。

一人鍋しながら
葱っ食いの剛くんがまったりと話してました。
https://youtu.be/R6PG1WKeM7g


そんななかでも、
堤真一さんとたくさんシーン撮って楽しくやってるみたいで思わず笑みが溢れてくる。

吉沢亮くんとか高良くんとかにも会って、二人ともすごい爽やかできれいなオーラというか、パッションがあって素敵だな

て、
そんな草彅さんがほんとに好きよ。
剛くんにも
爽やかな彼らに負けず劣らず
清らかなオーラあるんだよ。
わかってる?





剛:健康状態はまずまずいいですよね。
慎吾:大河始まって朝も早いみたいですね。
剛:早いですね。つうか、なんでこんなに早い。騙されてるんじゃないか、誰かにね。ずっとなんでだろうね、こんなにはやくなくてもいいんじゃないか、みたいな。でも、時代劇って大変なんだね。準備がかかるじゃん。かつらつけるとか、着物きて。場所も移動しないと着れないじゃないですか。衣装がえも大変じゃないですか、また。
慎吾:休憩っていってもあのままの状態で。
剛:そう。ほんとすごいですよね、時代劇やってる方って。
慎吾:ほんと思い出すわ。着物でさ、ひとり楽屋でね、よし、休憩だ、て新撰組の時ですよ。はー、もう限界だ。って思ったときまだ3ヶ月だったの。まだこのさきまだまだあるな。そこからクイッと乗り越えていきましたけど
剛:だからね、健康じゃないと時代劇なんか、絶対に出来ない。気を使ってますよ。寒くなってきたから風邪ひかないように、だとか。




慎吾、新撰組の撮影は、ほんとに精神的に追い詰められてたんだろうね。
公園に逃げ出しちゃうくらいだもんね。

大河は
1年くらいサラリーマン生活
朝出勤して夕方退社
毎日それの繰り返し。
そんな拘束された日日が一年ほど続く。
堪えられなくなるのも仕方ない。
でも必死で歯を食い縛り逃げずに立ち向かってそこを乗り越えたら
見えてくるものはきっとなんともいいようがないくらいに美しい絶景だよ。


慎吾が、サラッと、言う
そこからクイッと乗り越えていきました

実際にその景色を見た慎吾だからこそ、そこに、重みがあるんだよね。

今度は剛くんの番だよ。
役者草彅剛が魅せてくれるその絶景ほんとにほんとに楽しみなのです。

俺は役者だ!て言って欲しいな..



剛くんもちゃんとわかってくれてるんだ。
私のように、役者草彅剛をこよなく愛してるファンがいるってこと。
そして、自分のこの発言が
どれだけそんなファンを失望させるかってことも。
私だって思ったわよ、
剛くん、そんなこと言わないでって。
わかっていながらも
自分は役者ではない、と言う剛くんの気持ち...


私、剛くんには自分は役者だ!て言って欲しいの。

あなたは、ほんとに凄い才能の持ち主なんだよ。
才能という安易な言葉ではおさまりきれないものを持ってるんだよ。
剛くんって、その役を演じるにあたって、特別なことはなにもしないでしょ。
どんなに難しい役でもいざ衣装を身に付けるとその人としてそこに佇める。その人として生きてる。
出来ない出来ないと言ってても終わってみれば完璧に出来ちゃってるの。
それって、役者一本で自分の人生かけてやってきてる人からみたら羨ましい限りなんだよ。
誰もがその才能を認めてるし、そうなりたいとあなたの背中を追い続けてる人もたくさんいるの。
なのに、いつだって剛くんは自分は役者じゃないと言う。
グループで活動してたときは
職業はSMAP
今は
ファンの方に委ねると言うよね。
いろんな見方があっていいと言うよね。
そんなの、ずるいよ。

吾郎さんはSMAPとしてデビューしたときから自分は俳優だと思ってきた。
俳優100%と
はっきり言ってるよ。


なのに、剛くんは


演じることはすごい好き。特別な思いはある。
だけど
役者草彅剛が語るとか言われてもピンとこない。
何も考えてない。ただセリフ言ってるだけ。気持ちとかない。ほんとに何もない。
僕はやっぱり役者じゃない。
もともとがグループとして、ステージが始まり。
そこが自分の武器。
役者一本でやってる方と違う感覚がある。


って言うの......


だけど、吾郎さんも同じSMAPだよ。
グループとして小さい頃からステージに放り込まれてそこで歌ったり踊ったりしてきたのも同じでしょ。
確かに吾郎さんは役者としてもデビューもはやかったけど。
剛くんは
一歩も二歩も三歩も四歩も出遅れたけど
ただそれだけの違いじゃない。

なのに、
演じる仕事にたいしての姿勢が真逆なの。




表現することにおいては歌を歌ったり踊ったりが必要要素であって全部繋がってる。
僕はやっぱり役者じゃない。

ここまではっきり否定するんだね。



演じることに正解はないから
子役の方は経験がないけどすごく惹き付けられる。
樹咲ちゃん、彼女は経験ないのに一果としてそこにいる。



『ミッドナイトスワン』で
樹咲ちゃんと共演したことが
演じることに対して
漠然とおもってきたことを
目の前にこれでもか、と突き付けられて
視界が鮮明になったんだろうか。

服部樹咲というひとりの少女に
草彅剛がどれだけ衝撃を受けたのか。


打ちのめされたんですよ、一果に。
姑息な自分が吹っ飛んで完全にビビっちゃってる自分が現れて。
演技って自分がやってきたこととか、人生の経験とか、そんなもので測れない世界もあるんだってことを目の前にバーンと突きつけられて。
横っ面に往復ビンタを食らったような衝撃でした。
人生で初めての映画だっていう13歳。
なのに、すごいとしかいいようのない輝きを放ってる。
お前なにあぐらかいてんの?てピシーッと言われて
ハハーって感じでしたから。



経験を積んで
評価も得て
自分なりに相当の手応えを感じていただろうに
そんな自信を一瞬にして打ち砕いた樹咲ちゃんのひたむきでまっすぐな演技




来た仕事は断らない。
役って神様がくれるものだと思ってる。
降ってくるものだと思ってる。
そのとき、この人だったら演じられるんじゃないかなと神様がくれるもの。

どんな役をやりたいとか全然ない。
役者さんには申し訳ないけどそれが演じらればそれでいい。経験は必要ない。
いままでやってきたことが全部繋がって今がある

どんな役でもいただけたら
演じたい窓口は広くある。
この役は草彅に合いそうと思ってる方がいたら、
これも神様のお告げだと思ってるので。
いただけたらな、と思う

『家族のはなし』で犬の役をやったとき、はじめての感覚があって、
僕犬なんだ。
クルミちゃんの存在が役に反映してるのかな。
お母さんの気持ちとか、
クルミちゃんを育ててるのと育ててないのと違ってくる

全部繋がってるんだな。

僕の場合、役者じゃないのでいろんなものを吸収してないと役も演じきれない、と思ってる。



ここまで、真摯にまっすぐに
役者草彅剛を語られたら、もう何も言えないよ。

自分の気持ちにけりをつけました。

私って、剛くんを俳優という狭い世界に閉じ込めようとしてたんだよね。

世界に飛び立て

なんて、

思うことは押し付けなのだろうか。

「求めてほしい」

剛くんは言った。
だから
心の底から役者草彅剛を欲した。
この切なる願いが
剛くんの重荷になってたら....


でも、

『ミッドナイトスワン』

剛くんだってこの作品は
凪沙ちゃんは
世界に羽ばたいてほしいと願ってるでしょ。
それは、自分を、ではなく、この作品を
世界中の人に観てほしいからなんだよね。
こんな愛もあるんだよ、
猥雑な片隅で、もがき足掻きながらもこんなに一生懸命生きてる、愛すべき人達がいるんだよ

ということをひとりでも多くの方に知ってほしい。

そんな一途な思いからなのだろうけど。

その凪沙に
どれだけの人が心突き動かされてるか
その反応の大きさ
剛くんの耳にも聞こえてきてるでしょ。
いろんな人の称賛の声を肌で感じてるでしょ。

スクリーンにいるのは草彅剛じゃないのよ。
凪沙なの。
凪沙として存在してるから
凪沙としてしか見れないの。


鳥肌がたつのよ。
あそこまで同化できるなんて
恐ろしくもある。


つかさんの言われた魔物
今までは漠然と感じてきたその正体がなんとなくわかってきたような気がするの。
魔物は、愛のかたまり、なんだわ。
それを押し付けることなく
さらりと魅せてくる。

ほんとにすごい役者だよ、草彅剛

でも、
剛くん、あなたは自分を役者だとは思ってないのよね。
役者と名乗ることさえおこがましい、と思ってるんだもんね。


もういいよ、肩書なんかに拘る必要もないかっ。
草彅剛は草彅剛だから
剛くんは剛くんだから


今の草彅剛をまるごと好きでいればそれでいいじゃない。


だけどね、

ほんとうにすごいのよ、
役者草彅剛は。

狭い日本に閉じ込めておいていい器じゃない。

世界で勝負してほしい。

これってやっぱり
ファンのエゴなのかなぁ....




※11月5日からのハワイ国際映画祭で
ミッドナイトスワン
がプレミアム上映されます。
海外の方の反応が楽しみでもあり
怖くもあり..

ミッドナイトスワン 海を渡ります~台湾へ~

 

 

 

映画『ミッドナイトスワン』 台湾公開日 2020年12月31日に決定!『ミッドナイトスワン』(台湾でのタイトル『午夜天鵝』)が台湾に舞い降りる 

 

 

決まりましたよ。

晦日から台湾で公開です。

 

9月27日の公開記念舞台挨拶のとき、

「アジアを始め世界各国での公開予定もあり、映画祭からのお話もいただいてる。」

との告知があって、それから今まで、正式発表はいつか、いつか、ワクワクしながら待ってた。

 

台湾での公開は

これからの楽しいお祭りの前哨戦だと思ってていいですよね。

 

想像するだけで楽しい。

心ない言葉を投げつけられ

蔑みの目で見られ

ズタズタに引き裂かれボロボロに傷ついてはいるものの、

だれよりも心清らかな白鳥が海を渡っていく姿。


純白の羽を広げて

降り立つ最初の地は

台湾。

世界で新型コロナウイルスが再び猛威をふるってるなか、

感染者が200日連続無い国。

そこでも、人々の心を震わせるに違いないし

自分らしく、ありのままに、

は、時に目を背けたくなるほどの厳しい現実もまっているのだけど、

偽りのない時の経過がいかに大切かきっと痛感してくれる。

そして

ほんとの意味での人を愛する、人から愛されるってこういうことなんだ。

 

て、幸せな気持ちになってくれるはず。

 

そのスワンは

この地で羽を休めて

また次の地へと飛び立つの。

 

焦る必要なんかどこにもない。

ゆっくりでいいよ。

じわじわ、じわじわ、世界各国の人たちに

凪沙の存在を知ってもらおうよ。

彼女が何を思い、どう行動し、そして

残したものがいかに大きくて温かいか

ひとりでも多くの方に伝えたいから。

 

 

広がれひろがれ

ミッドナイトスワン。

 

 

言葉は通じなくても

気持ちはわかりあえる。

 

空は果てしなく続く。

見上げる空に国境はない。

 

 

差別や偏見のまだまだ罷り通る、残酷で生きづらい世の中で

性をこえ、年齢も人種も関係なく、

人として

一生懸命生きた姿に

誰もが愛しく思い、切なくも思い、あまりにも残酷だとむせび泣き、

そんななかでも、ふと笑みがこぼれ、

やがて希望の光に包まれるはず。

 

男として産まれながらも

女として生きぬいた凪沙。

母になりたくて、ただただ一果の母なりたくて

彼女は、自分の命をかけて、一果の唯一無二の母になりました。


その心美しい女性は、皆さんの記憶のなかでずっと生き続ける。


 

 

これは

凪沙と一果と、

この二人を見守る

心優しき人達の生きた道、生きる道、そして、未来に繋がる道。

 

 

見てて、お母さん....


凪沙の愛娘は母への思いを胸に

芯から強く美しく成長してますよ。


 

 

 #世界に羽ばたけミッドナイトスワン

 

しんつよ愛の劇場 10月25日

剛:ほんとにおかげさまでみなさんこの映画愛していただいて嬉しい限りです。
反応というか周りの方の感想とかがすこぶるよくて正直驚いてますね。自分でも良いとは思ってたけどここまでみなさんいい、いい、とっても素晴らしいと言ってくれて、いや、ほんとね、もう無いんじゃないかな、こういう作品に巡り会えることって、そう簡単にっていうか。何十本何百本やってあるかないかにあたっちまった、みたいな
慎吾:じゃ、もう今後はないと
剛:ないと思ってますよ、ほんとに。ありがとうございます
慎吾:まだまだこれからもいい作品いっぱい
剛:勿論勿論。大河の撮影も入ったし。
慎吾:そうだよー
剛:だから、そういうこともあるんだけど、なんかほんとに神様から御褒美いただいちゃって、みたいな、ミッドナイトスワンはね。また、これを機に、違う役とか演技にこれからも頑張っていこうと思わせてくれました、みなさんとこの作品が。はい、なのでね、まだまだ公開してますのでね、是非とも
慎吾:僕も2回3回と観たくなってきました。じわじわね。最初はちょっとあまりの衝撃にもう観れないなと言ってたんだけど、きますよね。
剛:そう言っていただけると。追いスワンっていうのが結構みなさん流行ってて。追いスワンしたくなる、みたいな。私も追いスワンしてきました
慎吾:みなさんのツイートとかみててもさ、ほんとに素晴らしいといってくださってて
剛:歌舞伎町観に行って、新宿のね。すごい良かったね。最後の回なのに人たくさんいらっしゃってくれてて、終わったあとに、新宿の街に出ていったら、なんかね、雰囲気ありましたね、やっぱりね。僕の、というか、出演者キャストの手元から飛び立っていく感じがあって、作品がね。なんか俺海外の取材があって、会見みたいなのがあって。緊張しちゃって。違うの、雰囲気、全然。なんなの、あれは。だからそういうことも踏まえてたくさんの方に広がってんだな、と思って。嬉しい限りです。がんばります!



ほんとに間違いなく
幅広く広がってるの。
もうね、草彅剛ファンのための映画じゃないの。
後ろ楯がなにもないから、私たちファンが頑張らなきゃ!て息巻いてたけど
とっくに、そんな狭い枠から飛び出して
大空高く舞い上がってる。そしてまだまだ高く高く光を目指して飛び続けてる。

その証拠に、いろんな分野の方が観てくださり、絶賛してくれてます。

ほんの一例

重松さんの、
これからも草彅剛を信じて生きていく

この言葉で私はあらためて自分の気持ちを確認できたし
東さんの
“たくさんの人に観てほしい”
の思いも嬉しいし


健くんが『ミッドナイトスワン』を観てくれたことにまずはビックリしたし感動した。
『ミッドナイトスワン』のバレエの監修をした、千歳美香子さんは
健くん主演映画『億男』のバレエ監修も手がけたようだから
その繋がりもあったのかな。
なので、樹咲ちゃんにどうしても気持ちをもっていかれ、
彼女の踊りに涙し感銘を受けたのかなと勝手に推測しながらも
剛くんと共演したときのとびきり爽やかでまだ初々しい健くんを思いだし、
あれから共演はないけど心のどこかで今も
繋がってるんだ、と思いたい。



そして、それらのツイートを見て観に行ってくださる人がいる。輪がどんどん繋がってロングラン上映になった。




剛くんは
役は神様からの贈り物と必ず言うんだけど


https://dot.asahi.com/wa/2020092400060.html?page=1


『ミッドナイトスワン』は
神様からの御褒美と表現した。それだけ、特別な出会いだったし、
これ以上の作品に巡り会うことはもう二度とないだろうとまで言ってる。
確かに、脚本演出キャストに音楽、美術、そして録音と、
全てにおいて奇跡が起こったのは間違いないんだけど。
でも、忘れないで。役者草彅剛のとてつもない俳優力で凪沙が誕生したんだよ。
草彅剛じゃなきゃ、
凪沙は存在してない。





「半端じゃないですよ。皆さんにはやっぱり映画なので、何回も観てほしいけど、僕はもう一生観ないと思います。いろんなものが重すぎて、ストーリーもそうだし、出演者の皆さんの演技にも打ちのめされすぎて」と言ってた慎吾が
2回3回と観たくなったって。
たくさんの方からの絶賛コメント見てたらもう一生見ないと思った気持ちもそりゃあ揺らぐよ。
だって、一度みたらもう一度と思い、そしてまた会いたい気持ちが募って追いスワンしちゃった😉ってツイートばかりなんだもん。
そこまで気持ちを引き付けて離さないものの正体を自分でも確かめたくなるはず。


慎吾から
追いスワンしましたー報告をワクワクしながら待つとします。


そして、剛くんが緊張したといってるあの会見


草彅「映画は今、公開中ですが、今日のこの会見をいろんな方が見ることで、よりたくさんの方に関心を持っていただき、1人でも多くの方々に作品の魅力が伝わることを願っています。いつもの会見とは少し雰囲気が違うということからも、この作品がいろんな方に注目され、広がっていることを実感しています。
世界中の皆さんにこの作品を観ていただきたいと思っています。とてもデリケートな問題も描かれていますが、みなさんが考えるきっかけになっていただけたらうれしいなと思っています。自分自身が本当に“いい作品だな”と思える映画に出演できたことがとてもうれしいです。この感動を 1 人でも多くの方に届けられたらいいなと思っています。皆さん、どうぞ
よろしくお願いいたします」
監督「おかげさまで、興行的にもヒットしていて、大変よろこばしいことと思っています。規模としては決して大きくないけれど作家性の強い作品を、多くの人が観てくれていることがうれしいです。さらに多くの人に観てほしいと思っています。作品の背景にある差別やジェンダーの問題について、少しでも考えるきっかけ、その第一歩になってくれたらいいなと願っています」

これがその動画です。
本作品への思いが見事に凝縮された素晴らしい会見です。


https://youtu.be/YXlGQ0Whk2M



世界各地から
いいお話がくるといいな。

森谷プロデューサーの頼もしいこの言葉

「海外に持っていく話はできる限りの努力はしたいので動きをやめずにこれからもいく。日本でのこの盛り上がりが確実に届いてると思うので引き続き応援お願いします。
熱風は必ず届く。」


に背中を押されながら
自分なりに、ミッドナイトスワンの世界観を楽しみつつひとりでも多くの方に伝えていきたいと思います。

ミッドナイトスワン旋風を世界に巻き起こしていこうじゃないの。

そして、それが
無知から派生するいわれのない偏見や差別への第一歩になる。








慎吾:つよぽん大河ドラマは撮影が始まりました。
剛:絶賛撮影中で堤真一さんとね、素晴らしいシーンが撮れてんじゃないかと。自分で言っちゃしょうがない。
久しぶりに堤さんとお芝居して感動しちゃって緊張しちゃって。



堤真一さんとの久しぶりの共演に胸踊らせてる剛くんの興奮ぶりがストレートに伝わってきた。
私も大喜びしてる一人だよ。
いまだに舞台暖簾は
堤さんからいただいたものなんだよね。
剛くんが舞台役者として板に立つのをがんばってこいと見送り
お疲れ様でした、と迎えてくれる大事な暖簾。

最近お互いの舞台観劇してる情報が全然流れてこないから
寂しい気持ちがあったんだけど
共演が決まって
しかも、大河

ほんとにほんとに嬉しくて仕方ない。


みんなが凪沙に心奪われてるなか、
剛くんはすでに先を見据えて進んでる。

置いてきぼりにならないように
私もその背中追いかけていかなきゃ!

観る側の心に委ねて~ミッドナイトスワン

まず
この方のブログを読んでほしい。


あくまでも想像するしか出来ない私なんかと違って
「私は同姓愛者だ」
と告白してるこの方の一言一句から伝わる重み。
ズシンと響いてグサグサと容赦なく私の心を突き刺す。
そのあまりの強さにズキズキ心が痛む。
切なく苦しく、そして諦めることしかできない、そんな叫びに
心が揺さぶられて張り裂けそうだ。


ずっと観たいと思っていたけど
見るのが怖くてなかなか劇場に観に行けずにいた
nobettieさん
 
公開をワクワクしながら心待ちにしてた私。
この時点からすでに向き合いかたが全く違う                     

推しが主役、それもトランスジェンダーという役柄。
無意識に興味本意な気持ちが動いたのも事実。だから
今回はどんな顔で私を虜にするのだろうかと、
今まで以上に期待をした。
思いはそこしかなかった。

心と性の不一致で現代を生きてる人たちの葛藤なんか考えてもみなかった。
というより、そんな辛い思いをしてるなんてこれっぽっちも思いもしなかった。
私はなにも知らなかった。
自分の楽しみにただただ夢中だった。


だけど


スクリーンに映し出されるトランスジェンダー凪沙の

「なんで私だけ」

と嗚咽する姿..は衝撃だった。
その絞り出すような声から溢れだす深い深い悲しみ。辛すぎた。心がどうしようもなく痛い。
なぜそこまでしてホルモン注射しなきゃならないんだろ。
私には理解が追い付かない。
そう思いながら私も一緒に泣いてた。



テレビでよく見る、オカマとかオネエとか言われてるタレントさんの明るく元気な姿が浮かんでくる。

あの方たちの笑顔の裏にもこんな悲しい現実があるのかと思うと
なんだかやるせない気持ちになった。
テレビの顔の裏にある残酷な現状がちらついて、
今までのように単純には笑えないよ。
知りたくなかった、知らなきゃよかった。
とさえ思った。



と呟いてた方がいらした。


これが目を背けてはいけない現実


あまりにリアルで言葉がない。
息が詰まるほど、わたしはこの空気を、感情を知っている。
それに対処する小手先の技術やその裏のあきらめを、表情を。

凪沙と
nobettieさんが重なる。


『ミッドナイトスワン』は
映画だ。創作物だ。
ドキュメンタリーじゃないんだよ。
凪沙も一果も瑞貴もりんも美香もショーパブのママもそこで働く人も皆、スクリーンの中の人達だ。架空の人物なの。
わたしはその作られた世界を楽しむ一人の観客にすぎないの。
頭ではわかっていても
感覚がそれを認めない。

生温かい血が流れ人肌を感じ息づかいまでもきこえてきそうなほど、あの人もこの人も
その役としてそこにいる。
広い広い世界のなかの、ちっぽけな日本の猥雑な片隅で
あえぎもがきながら必死で今を生きてる。



この映画は娯楽ではなく、気味悪いほどに煮詰まった現実だ。


nobettieさんのこの叫びが私を救ってくれた。


これは娯楽じゃない。
エンターテイメント作品で終わりにすべきじゃない。
今を生きてく上でなにが必要なのか
今一度考える機会を与えてくれた。
これからの人生の指針になる、
それほどの強い感動?いや、そんな単純なものじゃないな。なんだろ、適切な言葉が見つからない...
私にもよくわからないものが固定観念に凝り固まった頭と心をガツンと打ち砕いた。
そして新たに今構築しようとしてる。


私、この作品を観てそう感じたことに
罪悪感を感じなくてもいいのよね。
娯楽として観なくてもいいのよね。
私は私の感じたことを素直に受け止めればいいんだよね。




内田監督が

"これは娯楽です"

と言いきった言葉がいまだに心のどこかに影を落として
素直にミッドナイトスワンの世界に入っていけなくなった私を
nobettieさんのnoteが救ってくれた。

そして、意固地になって
読むのを避けてたこの対談記事で
蟠りが溶けていく。


https://eiga-board.com/posts/6383


一番の問題は無知。
娯楽映画として、エンターテイメント作品として成立させることによって多くの人に観てもらい多くの人に考えるきっかけになればいい。
だからこそ
草彅剛さんの卓越した俳優力と圧倒的な存在、そしてシネコン全国展開が必要不可欠だった。
メジャーな場で広く観てもらうことで
現状を知ってもらうこと。
そして一歩ずつ前進していけたら。


監督はそんな思いで娯楽と言ったのか。

言葉足らずは誤解を生むね。
そして感情的になるのもマイナスに働く。

私もそんな監督の胸の内を覗き込むこともせず、表にでた文字に踊らされ感情的になってしまった。





本当の意味の強さや救いは人の欲望を超えたところにある。だからこそ心に届く美しさがある

nobettieさんの言葉に大きく頷きながら
私も人にやさしくなりたい。
ありとあらゆるものをやさしくつつみこんでいけたら...

そう願いをこめて

何者でもない、凪沙として生きた彼女に
会いにいこう。



草なぎさんが草なぎさんだったのは、撮影現場に入ってきたときと帰ってくときだけです。現場に入ると、凪沙になっているんで、草なぎさんの瞬間を見るのは結構少なかったかもしれないですね。「おいっす、おいっす」と入ってきて、また「おいっす、おいっす、お疲れさまでした」と帰っていく瞬間だけ草なぎさんで、あとはもう凪沙だったと思いますね。

これが草彅剛です。

あんなに気さくで物腰柔らかで
穏やかな空気を自然に作り出す
人が
いったん役にはいると
草彅剛だけど草彅剛じゃなくなる。

無邪気な笑顔で
周りをやさしくふわっと包み込む人の底知れない才能には恐怖さえ感じるよ。



ミッドナイトスワン
150館あまりの中規模公開で5週目に入りました。
興業収入も5億を超えました。
いまだ観客動員数衰えてません。
草彅剛ファンの枠を大きくはみ出して老若男女問わず性別も超え幅広く広がってます。
このパワーはどこからくるのか、
どこまで続くのか


いつの間にか、925秒(15分25秒)の予告映像の視聴回数も
300万回突破してました。
https://youtu.be/2O8-2DvOxiI

これほどまでに心に染み入る音楽ってあるんだろうか。

本物は人の心を突き動かします。

映画ってほんとに素晴らしい。

世界に羽ばたけ、#ミッドナイトスワン

ジャズな人

渋谷:草彅さんの演技にまったく意図がかんじられない。
これをこうしてやろうというような意図がまったく見えない。
草彅:どうしても演技ってやろうとしちゃうとみてる人にも次こういうふうにやるのかなみたいな、わかってしまうとおもしろくない部分があるとおもう。だから基本的にその場でうみだすものがいいと思ってるので、そういうところをほめてくれてる気がして。それを意識してるのかもしれない。自分で極力先のことがわかってないし。無の状態というか。だからそれで監督もあまりディスカッションしないほうが僕にとっていいっていうのもそこにあると思うんですよね。
内田:ジャズっぽいですよね、草彅さんて。即興性がすごいある。だから会う前と会ったあとのイメージが全然違うというか。日本の役者さんて意図して芝居を考えるタイプのほうが、
ここはこういう気持ちだから作り込みをしよう。
たぶんそれがいっさい無いんでテストいらないです、草彅さんは。



サタデープレミアム 映画「ミッドナイトスワン」SP│文化放送│2020/10/03/土 18:00-18:45 http://radiko.jp/share/?sid=QRR&t=20201003180000



10月3日放送の文化放送サタデープレミアムは
映画『ミッドナイトスワンSP』でした。
日舞台挨拶を終えたばかりの内田監督と主演の草彅剛さんはじめ、服部樹咲さん、真飛聖さんらとの楽しいトーク番組でした。
撮影の貴重な裏話もあり
興味深く聴かせていただきました。


その会話のなかで
監督が剛くんのことを

「ジャズっぽいですよね、草彅さんて」
と言われたのです。



私ね、どうしても
内田監督のあの呟きに対して
蟠りが消えないの。

そんなときに、ジャズっぽい 発言。

タモリさんと同じことを感じてるんだー”

と思ったら、なんだか急についさっきまで抱えてたドロドロしたものが流れていったのよね。



タモリさんも

草彅はジャズな人

と、『ヨルタモリ』という番組で
剛くんがゲスト出演したときに
はっきりと言われたでしょ。






能町:草彅さんはジャズですか?
タモリ:ジャズだね。ジャズな人って何かって言うと、向上心がない人のこと。
能町:ないからジャズなんですね。
タモリ:誤解されちゃ困るけど、向上心がある人は、今日が明日のためにあるんだよ。向上心がない人は、今日が今日のためにあるんだよ。これがジャズの人よね。
草彅:僕、向上心ないですかね?
タモリ:向上心ないねえ。
草彅:それ逆にショックだよ。
タモリ:向上心=邪念ってことだよね。
草彅:ああ、そうですか。よく人って夢のためにがんばるっていうじゃないですか。
タモリ:夢があるようじゃ人間終わりだね。
草彅:僕もそれどうなのって思うんですよ。夢って何なの?って。思いません?それを美徳としてる感じがあるじゃないですか。「夢に向かってがんばろうぜ!」みたいな。じゃあ、夢が叶っちゃったらどうするの?って話で。
能町:今まで夢とかなかったですか?
草彅:だから、夢ってわからないんですよね。小さい時からこの仕事をしているんで、ある意味早く叶ってしまったっていうのもあると思うんですよ。でも夢のためにがんばって目標立てて、毎日それだけのために生きていくって……。
タモリ:そう。夢が達成される前の区間はまったく意味がない、つまんない世界になる。これが向上心のある人の生き方なんだよね。悲劇的な生き方。夢が達成されなかったらどうなるんだ?ってことだよね。U-zhaanさんとかタブラをやるのは、夢じゃないんだよ。やってるだけの話だよね。好きでやっててこうなってるだけの話で。
U-zhaan:いつかどうなりたいと思ってやってたことはあんまりないですね。
タモリ:うん。好きでこれ面白いなってやってる人がみんなこういう風になってるんだよ。そういう人たちが夢を持ってやってたかっていうと、そうじゃないよね。それがジャズか、ジャズじゃないかの差。
宮沢:今を濃厚に生きるかってことですか?
タモリ:そう。



と、こんな深いトークを交わしてたこと
はっきりと覚えてる。


ジャズな人は向上心がない人。
向上心とは邪念。
邪念がない、
好きでこれ面白いなと思ってやってる人
今この瞬間を精一杯生きてる人

まさに草彅剛じゃないの。


役者としてもそう。


役を作り込まない。
意図して考えない。
無の状態で
その時の気持ちに素直に
自然にわき出す感情のままにそこに居る。
つまりは今を大事にしてるってこと。
今この時を生きてるということ。


まさにジャズな人なんだね。


ジャズな人はタモリさんの最高のほめことばなの。

それが
内田監督の口から出たことに
なんとも言えぬ感動を覚えてます。

今この時期だからこそ、出来た役。

草彅剛にとっての大きな大きな転機となるであろう、映画
『ミッドナイトスワン』

世界へ羽ばたけ、草彅剛

そう願い続けた、私の切なる思いがもしかしたら叶うかも

そんな期待をもたせてくれる映画。


その作品の監督であり脚本家でもある内田監督の、

「オリジナルの脚本で5年かけて書いて、そこから草彅さんが出てくれて
一果ちゃんを発見して思いがつまった映画ってすごい大切なものなんでそれがスクリーンからあふれでてると思うので是非劇場で観ていただきたいです」


メッセージに目頭が熱くなった。


そして、剛くん

「いい映画が出来たと思ってますし、ストレートなハッピーエンドじゃないんですけど、新たな希望というか、明るい自分の人生を歩んでいこうとおもってくれる映画だと思うので、このコロナのなか、心配なこともあるんですけど、映画は劇場で観るのが一番なので、是非とも皆さん宜しくお願いします。」




『ミッドナイトスワン』

スクリーンに映し出されてるのは濃厚に生きた凪沙の人生でした。
凪沙からの包み込む愛で、希望を胸に明るい未来に向かって羽ばたく一果でした。



ジャズな人がジャズな生き方で
その人になってました。


痺れます。

私が今やるべきことは
草彅剛の間違いなく代表作になるであろう
ミッドナイトスワン
を全身全霊をかけて応援すること。



ごごナマ
MCの船越英一郎さんが

「日本にある賞、世界にある賞 全部とるべきだよ!
今年はパラサイトがアカデミー賞とったけど
来年はこれでいいんじゃないか。これにとってほしいくらい。」

美保純さんは
「女優賞だよー」


と言ってくださった。


ほんとにほんとに嬉しかったのよ。



私、いつまでも
人の言葉尻捉えて
悶々としてる場合じゃないよ。

変な片意地はってるときじゃないでしょ。


私もジャズな人になる!




『ミッドナイトスワン』大ヒット公開中です。