草彅剛主演舞台「アルトゥロ・ウイの興隆」上映決定
剛くんが
パワスプで話してた、
"決まってることある"
その決まってることのひとつが
この舞台なんですね。
2020年1月、KAAT 神奈川芸術劇場にて、芸術監督・白井晃演出の新作舞台公演として、ドイツ演劇の巨匠ベルトルト・ブレヒトの大作『アルトゥロ・ウイの興隆』を上演することが決定した。
本作品は、ヒトラーが独裁者として上り詰めていく過程をシカゴのギャングの世界に置き換えて描いた問題作に、ファンクミュージックを散りばめた斬新な演出で挑む白井の意欲作で、主演は草彅剛が務める。
共演には、古谷一行、神保悟志らベテラン陣のほか、渡部豪太といった若手キャストに加え、『バリーターク』でも草彅と共演した松尾諭、小林勝也など、舞台、TV、映画で幅広い活躍を見せる個性豊かなキャストがそろった。
とにかくこのビジュアルに痺れた
全身深紅の赤
黒いバンドのようなもので縛り付けられてるかのような肉体
頬はこけ、血の気のない、青ざめた顔。
蝋人形のような手。
その佇まいがこの世のものとは思われない。
カッと見開いて一点をみつめてる、その目は、まるで死人のように温もりを感じない。
その無機質で底冷えする冷たさに身体中の血が凍りそうだ。
彼の視線の先にあるものがなんなのか、見届けることさえ恐くなる。
不気味な狂気にぞくぞくしてきた。
しかもよ、
シャウトしてるじゃない。
歌うの?歌うの?ロックンロールするの?
全身の血が踊り狂った。
[作品について]
「こんなやつがかつてほとんど世界を支配しそうになったのです!/諸国民がやつを屈服させ、やつの主となりました。それでも/ここで勝利を喜ぶのはまだ早すぎます。/やつが這い出てきた母胎は、まだ生む力を失っていないのですから」 ~エピローグより~
1933年ブレヒトはナチスに追われ、15年に及ぶ亡命の旅に出る。アメリカへ渡ったブレヒトは英雄として神格化されるギャングたちの映画に興味を持ち、ギャング団の資料を集めたと言われている。その中で、禁酒法時代にシカゴの高級ホテルを住まいとし、密造酒製造販売、売春業、賭博業を組織化し、勢力を拡大していったアル・カポネにヒトラーとの共通点を見つけ、41年に戯曲の執筆に着手していく。衝撃をあたえた本作の初演は1958年にドイツ・ヴュルテンブルグ州立劇場にて上演。1956年にブレヒトがこの世を去った後だった。
日本では、1969年に田中邦衛主演、劇団俳優座による『ギャング・アルトゥロ・ウイ~おさえればとまるアルトゥロ・ウイの栄達』のほか、2005年に新国立劇場が招聘したマルティン・ヴトケ主演、ベルリナー・アンサンブルによる公演があり、大きな話題を呼んだ。
本作品は、ヒトラー率いるナチスがあらゆる手段を使い独裁者として上り詰めていく過程を、シカゴのギャングの世界に置き換えて描いたという大胆なもので、ヒトラー「興隆」の史劇が劇中にちりばめられている。原題は「アルトゥロ・ウイの抑えることのできた興隆」となっており、ヒトラーのみならず、彼の君臨を許した当時の社会環境を、冷ややかな姿勢で描いている。
今わたしたちの世界は、全体主義の風潮にあふれている。独裁者が世界を席巻する強大な力を手にすることができるのは、特異な人間性によるものなのか。本当の恐怖は、独裁者を誕生させ、許し、蔓延していく空気を生み出した民衆の心なのではないだろうか。
来年1月KAATで公演予定の「アルトゥロ・ウイの興隆」、翻訳を依頼された時は主役が誰かわかっていなかったので、今回は原作者ブレヒトの意図をストレートに反映させた。70年以上の時を経たテクストの息遣いが草彅剛さんの声を通してどんな色に染められていくか稽古での化学変化にわくわくする。
— Shinichi Sakayori (@vergiss_nie) October 1, 2019
草なぎ剛さんのウイ役の写真を今日はじめて見ましたが、いやあ、ピッタリです!
— 中田亮 (@nakataryo_OM) October 1, 2019
ヒトラー、アルカポネ、そしてジェイムズブラウン、という三つの人物像を重ね合わされたという複雑なキャラクターなのですが、スゴい。 https://t.co/X7JiGW4q6w
ヒトラーといえば、独裁者
アルカポネといえば、シカゴ暗黒界の帝王
ジェームスブラウンといえば、ファンクの帝王、キング・オブ・ソウル
これを草彅剛が演じるんだよ。
"本当の恐怖は、民衆の心にある"
この世界観を白井氏の演出で草彅剛がどう見せてくれるのか
もう期待で胸いっぱい。
目の前がクラクラしてくる。
そして、今回も素晴らしいキャストが剛くんをもり立ててくれます。
バリーターク
男1・2・3 が KAAT に帰ってきた。
舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』出演いたします。
— 松尾 諭 (@matsuo_satoru) October 1, 2019
白井さん演出でまた剛さんと!豪華キャストでしかもオーサカモノレールの生演奏!!楽しみでしょーがない!#アルトゥロ・ウイの興隆 #白井晃 #草彅剛 #小林勝也 #古谷一行 #渡部豪太 #神保悟志 #オーサカモノレール https://t.co/2mLVz4UvEp
スケジュールがなかなか合わなくて
バリータークの打ち上げが出来なかったと思ってきたけど、
演劇の神様にはこの再会が近いことわかってらしたのね。
だから、あえてする必要なし、ということだったんですね。
と、納得。
神保悟志さんとは
スペシャリスト4や嘘の戦争でも共演。
2010年だったか、ぷっすまにゲスト出演した時、あまりにも素晴らしいブーツを履いてきたがために、剛くんから狙われてあわや買い取られそうになった、
というエピソード忘れられない。
ゴッホのひまわりに塗り絵もしたよね。
"天才ですから、あの方は"
と神保さんおっしゃってくださったのよ。
嬉しかったな~
古谷一行さんとの舞台での初共演にも心がウキウキする。
刺激的で斬新な音楽劇。
一期一会の時間を密室で過ごす醍醐味。
また味わえるんだわ。
来年まで待てないよ。
しかしね、
たかが写真1枚でここまで興奮させる男草彅剛
ほんとの恐怖は
彼の中にある。
つくづくそう思うよ。
そんな男だから
"舞台には一生立っていたい"
て言葉がズシッと心に残るのよね