yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

台風家族今観なきゃいつ観るんだよ

www.cinema2d.net 

 

とにかく、このblog読んでみてください。

「わあ、なんかよくわからないけどおもしろそう。今すぐ見なきゃダメなんだ。気になるー。」

読み終わって、そんな気持ちに間違いなくなってるはず。

( これよ、これ。

この感覚が今必要なの。

そして、その思いを行動に移してほしいの。)

 

私が感じたこと、思ったこと、考えたこと、

言葉にしたくてもどう表現したらよいのかわからなくて、モヤモヤしてたことまでも

全てを言い表してくれてる。

気持ちいいくらいキッパリスパッと

 

そうそう、そうなの。そこなのよね。

首が折れるんじゃないかと思うほど

うんうんと頷いてた。

共感しまくり。

慎吾との対比なんか目から鱗

そんな視点で役者としての二人をみたことがなかったから新鮮であり、なおかつ、なるほど、と納得させられた。

まさにそうだよね。

草彅剛と香取慎吾

お茶の間からみたこの二人って

しっかりもののお兄ちゃん慎吾にたよりない弟剛てパブリックイメージじゃないかと思ってるんだけど

それは違う。

剛がそう見えるようにうごいてるだけで

実は甘えん坊の慎吾が剛を頼りきってるとこ多分にある。

おおきな体してるけど

ガラスのハートの慎吾だから

剛兄ちゃんがさりげなく支えてるの。包み込んでるの。

それもそっとね。

慎吾の自信はつよぽんがいてこそ。

たぶん、慎吾もそして剛本人にもそんな自覚はないと思うよ。

そんな二人の関係性が、役者としてみたときに見えてるなんて

なんて鋭いんだろ。

研ぎ澄まされた感性。

ポイントをズバッととらえててお見事。

言い得て妙とはこういうことよ。

付き物が落ちたみたいに目の前がぱーと広がっていく。

 

アレがアレしてアレだから

宣伝も派手には出来ない。

宣伝をしてないからこの映画の公開を知らない人も多い。

だから当たり前のことだけど

劇場にも行かない。

観る機会を失ってしまう。

こんな勿体ないことはないでしょ。

 

本来ならば賞レースにも顔出していいような、それほどの傑作。

なのに、アレのせいでアレするからたぶん厳しいよね。

でもね、そんなことどうでもいいとおもうくらい

役者草彅剛の存在が際立ってるんだな、これがもう、痺れるくらい。

小鉄の言動を見てると

あまりに姑息で小狡くて、汚くて、みっともなくて、みみちくて、

要するに、どうにも情けないやつ。

だけどね、その目をみて。

彼の目の奥に潜んでるもの。

娘を想う愛の光。妻を想う優しい光が

小さく、まっすぐ、灯ってる。

それがはっきりみえてるのが彼の妻の美代子さんだけ。というのも悲しい。

 

この美代子さんがまた最高なの。

ほんとは、誰よりも愛することを知ってるのに、それをうまく伝えられなくて、心とは裏腹な行動をとってしまう、そんな不器用な生き方しかできない旦那様をちょー好きととびきりの笑顔で恥じらいながら娘に言えるんだよ。

ほんとに可愛い。愛しくなる。そして、そんな美代子さんが羨ましい。

 

 

"特別な役作りなんて全くしてない、

その時その瞬間感じたことをぶつけてるだけ。"

と草彅剛は言う。

市井監督との出会いで俳優としての幅がまた広がったね。

つかさんとの出会い、高倉健さんとの出会い、大杉漣さんとの出会い、

そんな出会いのなかで

彼は自分を成長させてきた。

人としての成長が一番の役作りになるとの健さんからの教えの通り。

いくらその役を研究し台詞を読み込んでも

そこに自分自身が存在しないと観てる者にはなにも伝わってこない。

演者の自己満足だけで終わっちゃうだけ。

つかさんの

“そのままの自分でいけ”

 

市井監督の

 

草なぎ剛小鉄

 

スクリーンで思う存分味わったからね。

 

 

彼の、役にぶつけたその時感じた感情をスクリーンを通して共有できて、

その感情の微妙な動きを

私の目で、耳で、肌で

追えるなんて、こんな、醍醐味ってある?鳥肌たつでしょ、

震えるじゃない。

 

映画っていいな。

一期一会の舞台もいいけど

映画は映画ならではの楽しみがたくさんある。

 

このblog主さんが

 

ブログ本文にも書いたけど、『クソ野郎と美しき世界』『まく子。』そして『台風家族』を続けて見ると、俳優草彅剛がちゃんと作品に合わせて暴力や狂気をコントロールしてるのがわかるんですね。まず役者の素材としてそれを出せるのが才能なんだけど、必要に応じてそれを消せる

だから草彅剛の俳優としての技術ってほんとに高いのがわかる。日本の俳優としてアジアの名監督に撮ってほしいレベルの実力だと思います。ただこの映画、草彅剛だけじゃなくもう俳優陣が全員上手いんですよ。もう俳優の演技だけで全部持っていく、演劇や舞台みたいな映画

 

とツイートしててね。

 

ほんとにそう。

草彅剛ってそんな俳優なの。

本人に

自分は俳優だ、との意識は全くといっていいほど無いようで、(そこは、私個人としてはほんとに残念でならないとこ)

 

でも、紛れもなく、日本映画界を牽引してる役者の一人でしょ。

 

そして、そこに、尾野真千子

今をときめく中村倫也

新人ながらこれからがほんとに楽しみな甲田まひる

彼女の目で始まり

彼女の目で終わるこの映画。

影の主役は彼女だといっても過言じゃないと思うほど

この目の変化にこの作品の全てが詰まってると思うんだ。

 

藤竜也さんのそこにいるだけで圧倒される存在感もさすが。背中で語るってこういうことなのか、とあらためて感じたよね。

そしてね、新井浩文

この人やっぱり上手いよ。あの言い種、佇まい、そこはかと漂う色気

なんともいえない絶妙さがあるんだよね。役者としては一流なのに

人として最低のクズだったとは。

あー、

この喪失感どうしてくれるんだよ。

 

MEGUMIさんもいい味出してたな、サービス満点魅せてもくれたし、

そしてね、その彼氏役の若葉竜也さん。

笑えるわ、この人の存在にホッとしちゃう。

三浦友和さん主演映画「葛城事件」の時とはまるで別人。

この人のふり幅にも驚かされた。

 

とまあ、こんな役者陣です

この布陣に、市井監督の

情熱が熱く熱く注がれて出来上がった渾身の

台風家族。

 

 

ほんとの意味での傑作なんですよ。

 

クチコミがひろがって

公開6日目で興行収入1億円突破しました。

 

 

公開6日目で興行収入1億円突破!映画『台風家族』小鉄(草彅剛)の役者シリーズカット解禁!「カメ止め」を彷彿させるゾンビも | 映画ログプラス

 

本来ならばロングランにも期待持てるところだろうに

それでも、3週間限定。

今観なきゃ

いつ観れるかわからない作品です。

だから、

今観てほしい映画です。

 

身近すぎてつい疎かにしてしまう、

あまりに当たり前の存在だからこそ忘れてしまう

家族とはなにか

家族っていいな

お父さんお母さんお兄ちゃんお姉ちゃん弟に妹妻や子供

自分にとってどれだけ大事な存在なのか

この人達がいるから

自分はここにいるんだ

 

あらためて思わせてくれます。

 

一緒に笑って一緒に泣いて

明日を共に生きていきましょう。

 

台風家族、

9月26日までの公開です。

今週末14日の17時からは

89館でライブビューイングが開催されます。

主要キャストと同じ時間を過ごしませんか?

 

 

eigakan.org