yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

ニュースな街に住んでみた

もう一度忘れてた情熱あったよな、35 、6歳のときにはむず痒く言葉が一人歩きしてしてるような感じがしてたのに、いまはとてもしっくりしてる
草彅剛の自分を見つめ直す旅


湾岸戦争でいろんな思いをした。韓国北朝鮮
一番身近な国なのになにも知らない。 そのためには来ないことには始まらない。
柳澤さんも今来ることに意味があった。

そんな二人がソウルにアパートを借りて一緒に生活することになった。

そこで二人はどんな光景を見て何を感じるのか、ドキドキする。

2日目、別行動してたとき、出会った舞台の稽古をしていた若者

彼らの口からこぼれ落ちてくる、彼らだから思う南北対立の朝鮮半島のこと。私達が望んで分断されたわけじゃない。様々な大国の力関係の中でバラバラにされてしまった

戦争をするかどうか、僕たちの意思できめるべき。なぜ日本アメリカロシア中国北朝鮮の声をきかなければならないのか。


剛くんも言葉が出てこない。思いをどう言葉で表せばいいのか、
自分自身の環境と彼らの言葉がもしかしてリンクしてたんじゃないか

(望んで解散したわけじゃない。様々な力がひしめき合ってわかれてしまった。。)



空の階段 108階段


日本が韓国を支配してた時代に日本人がつくった階段。辛く苦しかった時代だろう、だからこそ、空の階段という名前をつけた。空に国境はない。支配した、されたもない、どんな人の上にも空はどこまでも自由に平等に広がってる。
日本への無言の抵抗。剛くんはそこに韓国人の強さを見たんだね。



北朝鮮からやってきた人が住みついて、解放村と呼ぶようになった。故郷を失った人の思い、、
日本でうまれ、日本で育ち、日本でそれなりの幸せに包まれて暮らしてる私には失郷民と呼ばれる人の思いは想像でしかない。ふるさと 失ってはじめてそこがどんなに尊い場所かわかるんだろか。


でも、そんな街も後退りばかりしてない。前にすすんでるんだね。若い人がそこで生活をスタートさせる。新しい色が足されて新しく歴史が生まれる、新しい風がふく、その瞬間に剛くんが立ち会えた。

周りが騒々しく自分の道をもう一度見つめ直してた時に吹き込んできた風と同じものを感じてたんじゃないかな。そんなふうに見えたよ、私には。自分と同じように新しい地図を描き始めた街。
剛くんがその場にいたのは偶然じゃない。
同じ風に引き寄せられたんだよ。




“日本人が嫌いなんじゃない
心が痛いだけ”

戦争の爪痕は今も残ってる。消したくても消えない。鋭く突き刺さった心の傷はいつまでもズキンズキンと痛みを伴う




自分と同じ世代の歌手ペス・ミキョンさんとの出会いに歌の持つ力のすごさをあたらめて感じたね。

嬉しい時には嬉しいと表現し、悲しい時には悲しさを伝えることができる。歌を歌うことは幸せ。


失うものもあれば得るものもある。なにもかれもこれもというわけにはいかない。
大きな決断をしたときにそれまでやってきたこと全てをそこに全部置いてきた。未練もないし、身も軽くなったし、景色もあたらしくなってすごく新鮮。

と剛くんは語る。

でも、そうは言いつつも、自分がやってきたことは血となり肉となって残ってるでしょ。それがあるから今があるんでしょ。
置いてきたのは外側だけ。中身は今も彼のDNAが覚えてる。


柳澤さんの心も純粋で美しい。“二度と戦争はみたくないんだよ”と流す涙に言葉はいらないよ。お互いの気持ちはじゅうぶんに通じあってる。




山の向こうの故郷を高台の望遠鏡で眺めてる人と出会った。毎日毎日同じ場所で同じ望遠鏡で見えてくる光景は同じなのに、そこに想いを馳せる人の気持ちは、、言葉に詰まった。言葉が見つからない。ただわかるのは人の思いに距離は関係ないってこと。どんなに離れてても思う気持ちはつねにそこにある。故郷は母。





街を去る日に、一度は断られたハルモニから連絡があった。
朝鮮戦争で南北が分断し逃れて、敵国となった北朝鮮の人間として厳しい目にさらされながらひっそりと生きてきた失郷民のハルモニ。
その人たちを興味本位ではない、心の底から知りたい、わかりあいたいと思うことがそんなに難しいことなのか、、無理もないことなのか。
と思ってただけにこの連絡は嬉しかった。

写真を持ち寄ってくれた。親友と写る90歳のハルモニ。幸せな少女時代の記憶。
なにも持ち出せずに故郷を後にしたハルモニもいた。たった1枚だけの故郷。大好きな親友と肩を並べた写真。

戦争だけは二度とないように。ここに写ってる友達はもうどこにいるかわからない。
孫には自分の思いはわかってもらえない。淡々と話してるその口調から深い悲しみと辛さ残酷さが私の胸に突き刺さる。


ここに滞在していろんな人と出会い、いろんな思いを身にしみて感じた。
なにも言えなかった、なにをどうすることも出来なかった。
あっという間の5日間。
それでも、ペタッと寄り添うことができたのかな。
と話す二人は明るかった。

そしてアパートと街をあとにする剛くんの柳澤さんふたりの背中には明日がみえる。


近くて遠い国なんて言われる韓国に来ました
懐しさハルモニ故郷は夢の中
まぶたを閉じれば今でも故郷で友に出会います
笑って夕陽を背負った影法師
友よ友よ悲しんではいないか?
母よ母よ泣いてはいないよね?
海を渡り遥かな空へ
流れる涙はきっといつか幸せの風になるだろ
溢れる笑顔はきっといつか君を幸せに包むでしょう
寄り添いあうことはきっといつか夢に見た本当の故郷に辿り着くでしょう
流した涙はきっといつか幸せの風になるだろ
溢れる笑顔はきっといつか君を幸せに包むでしょう
寄り添いあうことはきっといつか夢に見た本当の故郷に辿り着くでしょう
家族になれるでしょう~🎵


重いテーマだからこそ、草彅剛でよかった。彼の持つ爽やかな風が重苦しさを自然に吹き飛ばしてくれる。
聞くことは誰でも出来る。
それをどう受けとめ分かち合うか、ここが難しいところであろうが
彼だからこそ、私も目を背けずに向き合うことができた。
柳澤さんだからこそ、人の痛みを共に感じることができた

いい番組だ。
またこの二人でニュースな街に住んで欲しい。