赤報隊事件
あー、胸の高まりが止まらない。ドキドキしてきた。早く見たいような、もう少し、このなんともいえないときめきを楽しみたいような。
この高揚感に酔いしれてます、私。
いよいよ明日放送になる、NHKスペシャル未解決事件『赤報隊事件』
2017年もあと少しで終わるねーという頃に、剛くんがなにやら撮影してるとの目撃情報が流れてきた。
えっ、クソ野郎の映画の撮影もう始まったのかと思ったり、別の作品なの?と、気持ちが高ぶったり、不確かな噂にワクワクしてた。
そうしてるうちに、まだ、新しい地図の映画の撮影は始まってないことがわかり、
じゃああの目撃はなんだったんだろ?スペシャルドラマだよね、たぶん。
はやく、情報公開にならないかな、
とドキドキしながら正式発表をまってた。
そして、きたよ。その日が。
ばんざーいと歓喜して、役者草彅剛にやっと会えると指折り数えて待つ楽しみにワクワクしながら、新しい年を迎え、
ついに明日になっちゃった。
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/trailer.html?i=13163
1987年5月3日、朝日新聞阪神支局に目出し帽の男が進入、散弾銃を発砲。記者2名が死傷し、その後、全国各地の朝日新聞関連施設を襲撃、爆破未遂、そして中曽根・竹下元首相への脅迫や、リクルート元会長宅への銃撃など事件は全国に拡大。のべ62万人の捜査員が投入されたが、15年前、全ての事件が未解決のまま時効となった。いまだに犯人はつかまってない。
だからこそ、
生半可な気持ちでは見れないし、演じる側もかなりの重圧を感じながら誠心誠意、今じぶんたちに出来ることを精一杯伝えてくれてるのだと思う。
剛くんがこの台詞
「やっぱり言論に対しては言論で戦うべきじゃないですか」「どんな形であれ、人を銃で撃ち殺した、それは正義だという赤報隊は違う」
を言うためのドラマなのではないかとコメントしてた。
『ああいう暴力は絶対に認められない』
予告でも流れた、この時の目。目の奥に光る人としての強い光。樋田毅さんが持たれてる熱い思いが視線として突き刺さる。
あー、この目だ。この目に会えると思うだけで体の中が熱くなる。
剛くんが一番力をこめた、視聴者へのメッセージを私はしっかりと受け止められるだろうか。
事件に翻弄されて、それでも、自分の仕事にプライドを持ってる強さ、見えない犯人に対して負けていない姿を、草彅剛演じる樋田毅さんを通して見ることで、私は何をどう思うのだろうか。
遠い昔の出来事なのではなく、今を生きる我々みんなが、身近なこととしてとらえ考えていかねば!
見終わったあと、そう思ってるに違いない自分が想像できる。
だって、カミツヨコンビが誕生したんだもん。
カミツヨ。良いコンビですよー。#NHKスペシャル未解決事件 pic.twitter.com/VtZRViIBJ5
— 草彅 剛 (@ksngtysofficial) 2018年1月25日
現場はとても良い雰囲気だったことも、わかった。
撮影時、上地雄輔君の、お母様から、オニギリと、コロッケの差し入れを頂きました!
— 草彅 剛 (@ksngtysofficial) 2018年1月26日
美味すぎて、ガビチョス丸でした!#NHKスペシャル未解決事件 pic.twitter.com/zUZapRGxcv
良い作品は良い現場から生まれるんだよ。
そして、
監督や共演者が、今しか出来ない僕の表情や感情をあぶりだしてくれた。みなさんの心に残るものがあるんじゃないかと思う
剛くんの、この自信に溢れた言葉。
演技の神様がまた今回も草彅剛のなかに降臨なさったに違いない。
観るものを惹き付けてやまない、草彅剛の余白ある旨味。一度味わったら忘れられなくて他のものじゃ物足りなくなるのよね。実にやっかいな味。
この旨味が私の血となり肉となり心の栄養にもなるんだ。
この1月16日に、この事件で重傷を負った元朝日新聞記者の犬飼兵衛さんがお亡くなりになった。
テロは卑劣だ。人間に言葉がある。なぜ朝日だったのか。なぜ阪神支局だったのか。なぜ記者を手にかけたのか。犯人の口から聞きたい。ぼくはいつまでも第一線にいたいとおもう。なぜ撃たれたのか、の原点を探すことがぼくの使命だ。
この言葉の重みも噛み締めながら、「赤報隊事件』心して見ます。
草彅剛の演技を観たい。
そんな軽い気持ちで向き合ってはいけない作品です。
“自由にモノが言える社会とはなんなんだろうか。”
そしてね、もうひとつ、私がかんじてること。
それはね、明日のこのドラマの放送はいつもならブラタモリの日なんだよね。この枠で役者草彅剛が始動する。
タモリさんが背中を押してくださってる気がしてならないの。
新しい地図としての最初の役者仕事。思い切りやってこい。今という時間を悔いなく生きろ
声なき言葉が聞こえてくる。