yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

ゴロウデラックス

ゴロウデラックスって全国放送じゃないだなんて知らなかったの。大阪のつよ友さんが、ゴロデラ見たいなーてボソッと呟かれてるのを横目でみて、ウソッて思った。
大体、なんであんな深夜の放送なんだろうって私もそこは常々ものすごく不満感じてる。どうしても起きていられなくて録画になっちゃう。しかも、こんな番組が放送されてることを知らない方も多いんじゃないの?とさえ思う。

文学書って敷居高くて、書店でうず高く積まれててもなかなか手に取らないし、取ったとしてもペラペラ頁捲って、買うのはまた今度にしようと棚に戻しちゃいませんか?

直木賞芥川賞本屋大賞などを受賞した、今注目の作家さんの本だとわかってても気持ちがそれほど動かない。
これがね、好きなタレントさんの、自叙伝だとか、連載中のものを一冊の本に纏めました~とかだと、迷うことなく、即予約いれるのに、ね!

とはいいつつも、私は幼い頃から本に親しんできた。名作といわれるものは日本に限らず外国作品もよみふけった。趣味は?と聞かれると、読書と必ず答えてきたし、自分は読書家だと思ってきた。
なのに、いつの頃からか、本というものが遠くなってきたのよ。
活字離れといわれて久しいけど、私がまさにそう。
インターネットの普及のせいにしたくはないけど、、どうしちゃったんだろう。。気持ちがそそられないのよね。

そんな中、映画化されて、原作も読んでみようかなと思い手にした本が湊かなえさんの 『告白』最高におもしろかった。それから湊作品はほとんど読み尽くしたかな。スマスマのビストロに西加奈子さんと又吉直樹さんの3人で出演されたときもワクワクしながらみてた。
この先生方がSMAPメンバーを表現したら
中居正広
西加奈子 「この男の孤独は、誰も止めることが出きない」
又吉直樹 「”俺、すべての雨避けれるぜ!”と言ってビショビショ」
湊かなえ 「天才ルービックキューブ探偵」
木村拓哉
湊かなえ「わが子を殺した生徒に復讐する教師」
又吉直樹「シャンプーの時も完全に目を開けている。」
西加奈子「この男になれるのは、この男だけ。」
稲垣吾郎
西加奈子  「ただ、美しい顔で生まれただけだったのに」
又吉直樹 「担々麺の汁をかけられても、少ししか怒らない」
湊かなえ 「冷酷な連続殺人犯、自分の息子も・・・」
【草彅剛】
湊かなえ「妹を殺した男と命綱で結ばれたクライマー」
又吉直樹「鎖骨が地蔵より固い」
西加奈子「ユーモアと美しい心が世界を変えるんだ。」
香取慎吾
又吉直樹 「四人で持つ重い家具を1人で持って失敗する」
湊かなえ 「親友を救うため命をかけて悪人を演じる男」
西加奈子 「やさしい巨人の、哀しい背中を見よ」

湊さんの しんつよはA面B面、つまり二人でひとりってことになるし、西さんの 思い描くしんつよは、きちんと彼らの本質を見抜いてくださってて、嬉しさに心が震える。


湊さんの『リバース』男性5人の物語。中居木村稲垣草彅香取の5人でのドラマ化期待しちゃうじゃない。主演藤原竜也さんでのちにTBSでドラマになって、かなりがっかりしたけど、湊かなえ作品に外れなし。何度も見事に裏切られて先が読めない展開の面白さ。登場人物5人の人となりを自分なりに読み取り、配役を決めるのがまた楽しいのだけど、難しすぎて、投げ出したくなる。
こうすると当たり前すぎて面白くないよなぁ。意外な一面を引き出すなら、あえて、この役をやらせてみるか!なんて、監督気分で、あれこれ想像してはキュンとなる。そして現実に戻って虚しくなるのよ。あー、見たかったな、役者としての5人のぶつかりあい。


話がかなり脱線してしまいました。
ゴロウデラックスは、一冊の本を取り上げ、著者をゲストに招いてトークする番組。

当初は吾郎さんと小島慶子さんのお二人で始まったんだよね。記念すべき第一回目は最後に剛くんの「月の街 山の街」を吾郎さんが朗読して終わった記憶。

普段テレビに出ることのない作家さんの、知られざる一面を見ることができるのも、MCの吾郎さんの、落ち着いた、品のある、知性と優しさに溢れたまなざしとその声にあると思うの。
剛くんの声も大好きなんだけど、吾郎さんの語りかけるような甘い口調は、心が蕩けちゃうほど柔らかくて艶っぽい。そして、ハートに訴えかけてくる。聴いてて心地よくもありソクゾクもしちゃうし、罪な声なんです。

作家さんは勿論、学者さんだったり、漫画家だったり、タレントさんだったり、いろんな分野の方が、この番組なら、と、喜んでオファーを受け、会話を楽しんでくださってるのがテレビ画面から伝わってきます。
私が何より心地よいのは、吾郎さんとTBSアナウンサー戸山恵里さんの関係性。吾郎さんていつだって戸山さんと向き合ってる。相槌を求めてるように見えちゃう。気持ちが通じあってるのがよくわかる。同じ独身貴族、ひとりの寂しさもひとりの気楽さも、わかりすぎるくらいわかってて、そこからうまれる信頼関係が、異性の壁を破り、同志としてそこにいるんじゃないかと、私は思うんだよね。

小嶋慶子さんのことを、「とても頭のいい方で僕に合わしてくださってる」とストスマで話してたけど、戸山さんにはそんな意識はないんじゃないかな。気負わなくてもいい、身構えなくてもいい、素の稲垣吾郎としてそこに居られる、最高の相棒がやっと 見つかったんだと、わたしは感じてます。

今の時代、パソコンやスマホなどで本が読めるでしょ。書店に出向く必要もない、印刷されたものを手に取ることもなく、読みたい本がその場ですぐに読めるという、便利な世の中になりました。でもね、紙の手触りとか、インクの匂いとか、本の良さがそこにはない。無機質なものから作者のほんとの意図が伝わるものなのか、心がそこにあるのか、、
ゴロウデラックスは、本に馴染みがない方でも気楽に観れる番組です。そして、実にお茶目で、破天荒で、親しみもてる、そんな作家さんの素顔を目にして、ちょっと読んでみようかな~の気持ちが本に目覚める第一歩、そんな番組です。

活字離れが進んでいる今こそ、大事にしていきたい番組です。

だからこそ、たくさんのかたに是非見てもらいたい番組です。


吾郎さんも
「これは地味に、細長く続けていくことが大切な番組だと思いますよ。パーンと何かをヒットさせて、視聴率がどうだっていう、なんかずっと続けていけるような、なんかそういう感じのものだといいかなと僕は思いますよね、自分にとって。ラジオ的な感じというかね」と話してた。

このままじゃ、勿体無いお化けが出てきちゃうよ。

そう、不満ばかりぶつぶつ言いながら、大阪の友達に、今日も、ゴロデラダビングして送り付けました。
気の向くままの、『ゴロデラ定期便』
お友だちの喜ぶ顔が目に浮かぶよ。関西の方は吾郎さんに飢えてるからね。



だから、要望がんばろ!

ぷっすま』も放送日が変わったときに、未放送地域もたくさんあったの。だけど、ある方の声かけで、みんなが立ち上がって、要望だし続けた。その声が届き、ここも、あそこも、と、放送地域が増えていった。自分のことのように嬉しかった。
だから、諦めないで、願えばかなうと信じて地道に運動続けていこう。
私も無理のない程度に要望出していきます。
だって、『ゴロウデラックス 』大好きなんだもん。