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yumipon0524’s diary

草彅剛さんが大好きです。剛くんメインのひとり言日記です。

その男の武器は “口角”

言葉が出ないの。どこから書いたらいいのか、この気持ちをどう文字で表せばいいのか。
とにかく痺れた。息するのも辛いくらい追い詰められた。傷つけられる人間の痛みや恐怖に私が、襲われた。浩一の、いや、千葉陽一の憎しみの深さを目の当たりにしてそこから逃げたくなった。憎悪の矛先が楓に向かったとき、それまでのふたりの関係はすべて嘘だと言い切った時の、浩一の、感情を殺した冷たい声、冷えきった目。楓の嗚咽が私に突き刺さる。のたうち回る楓の気持ちが、助けてと声にならない声が、聞こえてきて苦しいのよ。楓の浩一への想いで溢れた、一途な目が悲しみに満ちて、なぜ?と訴えてた。
浩一だってほんとはこんなことしたくないのよ。でもね、自分の弟も、なんの関係もない弟も、たった5歳で殺されなければならなかった弟のことを思うと、自分が自分でなくなって感情のコントロールが出来なくなるんだ。鬼のような形相と感情の爆発に、浩一の地獄図を見てしまって、私も逃げ出したくなった。怖かった。憎しみの固まりが産み出す、恐るべき負のパワー。その力で浩一がまず真っ先に抹消したいのは、浩一自身なのよ、9歳の自分。父親が殺人者だと断言してしまった自分。

『嘘があの子自身を救ったんだ』
五十嵐の言葉がこだまする。嘘に生かされてる一ノ瀬浩一………


f:id:yumipon0524:20170301070928j:plainあー、今回はこの口よ。この笑い方。口角をちょっと上げるだけで、浩一の感情がわかる、この表情。
草彅剛、あなた、何者?
ちょっとした顔の筋肉の動きだけで気持ちを演じ分けるってどういうことよ。
痺れるよ。魔物がここまで成長するなんてつさんも想定外なんじゃないかと、ここ最近の草彅剛をみてるとそう思えてならない。それくらい、この天才の天才ぶりには目を見張るものがある。


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六車の標的の的がハルカだとわかったとき、咄嗟に自分の身で彼女を守った。緊張に次ぐ緊張のシーンの連続のなか、唯一、このシーンだけは、浩一の人としてのあったかい感情が溢れてて、真実の浩一がそこにいたよね。真実のハルカへの想いがそこにあったよね。
『たった一人の相棒だろ』いい顔してハルカを見てた。優しい顔してた。

その春のような暖かさもここまで。
三瓶さんへの、どうにも押さえきれない感情の爆発。父への裏切を許せない感情と、ずっとお世話になってきた、慕ってきた感謝の思いとの間で揺れ動く気持ちが、あのなんとも表しようがない、涙ながらの表情になったのよね。

三瓶の声にならない、嗚咽が、さらにふたりの感情を見事に表現してた。
漣さん、さすがです。

でも、それも相手を騙す嘘だったのか……まんまと、私も一ノ瀬浩一のうそに騙されてしまった。
「浩一、やめて。恩人を地獄に突き落とすのだけは。それだけはやめて。」
わかるよ、ただ一人の味方だと信じてきただけに、その裏に隠されてた真実にどれだけ傷ついたか…でも、だめよ、そこまで行くともうどうにも取り返しつかなくなるよ。今ならまだ戻れるよ!引き返して!!

私の、声を限りの叫びは浩一に届いただろうか。



役者と役者の魂のぶつかりあい、騙しあい、見事だった。鳥肌たったし、身震いの連続で、これぞ、エンターテイメント、娯楽だ!と、その存在に圧倒した。
そして、浩一のなかに残ってる人を愛する心にふれることができて、それに救われた。

百田も裏切るの?
怒濤の展開が、これでもか!とおそってくる予感にぞくぞくする。
どうなっていくんだろう。

「地獄に落ちろ!」
浩一の口からこの言葉はもう聞きたくないよ。彼に幸せの日々がきますように。